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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

第2次安倍政権への疑問

2013年01月17日 | つれづれ
 
第2次安倍政権が発足して約1ヶ月がたちました。私は普通の主婦で、政治、経済にはまったくの素人ですが、この安倍政権の経済政策には、何となく危なっかしさと違和感を感じずにはおれません。

安倍さんは野党時代に、「景気を回復させるには、日銀にお金を印刷させて、市場に流通させればいい」と発言したと漏れ聞いています。そして先の衆議院選挙でも物価上昇(インフレ)率2%達成を目標に掲げ大勝、政権が交代することになりました。

が、しかし生活を苦しくさせかねないインフレを声高に叫ぶことに強い違和感を感じます。いかに雇用を作り出すか、所得を増やしていくかを経済対策の最優先課題にするべきなのではと思います。

インフレ目標を支持する方々は、物価を上げれば企業の売り上げが増え、いずれ賃金が上がり始めると思っておられる様です。が、国際競争に勝つために企業は新興国、途上国に生産拠点を移したり、非正規雇用を増やす事で、賃金の上昇を抑えようとしています。そして又、企業はグローバルな価格競争にもさらされているので、物価上昇と企業の売り上げ増が、賃金上昇につながる保証はないとの指摘もされています。

また、この政権は景気対策と称して、多額の国債を発行しようとしています。これにも強い違和感を感じます。日銀に対してもインフレ率2%の目標を求め圧力をかけ、政権の意に沿う日銀総裁の人選を進めようとしているようです。が、これは
結果的に金利上昇を招き、国債の利払い費が大幅増になる危険があるのではないでしょうか?

こんな状態が進めば、財政破綻危機に陥いるでしょう。何のための消費税増税の3党合意がなされたのでしょうか?今までに積み上げられた膨大な国の借金を減らし、社会保障制度を守るためだったのではないですか?これでは、この政権は「さらなる借金拡大政権」になるのではと思います。

前政権が公約違反に陥る原因の、財源の矛盾をあれほど責め立てた世論(マスコミ)も、国債増発に開き直った第2次安倍政権には寛容なのを不思議に思います。
 
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