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俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

カナディアンロッキーへの旅 ~アイスフィールド・パークウエイ~

2013年07月06日 |    カナダ

5日目の今日は、いよいよこの旅行のハイライト、アイスフィールド・パークウエイを通り、その沿線の氷河や氷河湖の観光です。

アイスフィールド・パークウェイはジャスパーからレイクルイーズへと続く約230kmの山岳観光道路。コロンビア大氷原を源とするアサバスカ氷河やクロムフット氷河など多くの氷河が点在するところからアイスフィールドの名前が付いたようです。

3000mを越えるカナディアンロッキーの山々に挟まれた氷河や豪快な滝、美しい湖などを感動とともに見学いたしました。この辺りは山岳地帯でもあり結構雨が多い地域のようですが、私達が通り抜けた日は、快晴とまではいきませんでしたが、いいお天気で、楽しく観光できました。

ジャスパーからアイスフィールド・パークウェイに入り、最初に見学したのがアサバスカ滝。雪解け水やアサバスカ川の流れを集め、大音響とともに豪快に流れ落ちていました。
Photo <アサバスカ滝>

さらにしばらく走り、カナディアンロッキー最大の見所、コロンビア大氷原を訪れました。コロンビア大氷原はロッキー山脈の中でも最大の氷域を誇る氷原なのだそうですが、温暖化の影響からかこの150年間に氷河の末端が1,5kmも後退しているそうです。

雪上車がある
ところまでバスで行き、雪上車に乗り換えです。
Photo_2 <雪上車>
Photo_3 <雪上車内>

雪の上をゆっくり走る雪上車でコロンビア大氷原へ。
Photo_4 <コロンビア大氷原>

雪上車から降り、周りの山を見渡すと氷河をかぶった山々がすぐそこにあり、ここでしばらく氷河の溶け水を飲んだり、氷原の雪に触ったりして過ごしました。この日はお天気が良かったので周りの景色がはっきり見えましたが、まったく何も見えない日もあるのだとか。陽が照って風もなかったので、それほどの寒さは感じませんでしたが、日本の真冬の防寒着での観光でした。
Photo_15 <氷河を抱いた山>

またバスに乗り換え、アイスフィールド・パークウエイを走行。
車窓には雪をかぶった3000m級の雄大なカナディアンロッキーの山々が。
Photo_17
Photo_18

鳥が口ばしを下に向け羽根を広げて急降下しているように見える(?)、スノーバード氷河。
Photo_7 <スノーバード氷河>

氷河が砕いた岩の粒が溶け込み、空の色を反射して湖水の色が変化する神秘的な氷河湖、ペイトーレイク。
Photo_8 <ペイトーレイク>

氷河湖のボウレイク。湖水の透明度の高さと山肌のラインが美しい。
Photo_16 <ボウレイク>

ボウレイクを過ぎると、まもなく車窓から見えてくるのがクロウフット氷河。今から100年ほど前には3本の氷河がカラスの足のようにのびていためこの名前が付いいたそうですが、現在は写真の様に2本しか残っていませんね。

Photo_9 <クロウフット氷河>

アイスフィールド・パークウェイの終盤近くにあるのが、レイクルイーズです。ルイーズ湖はカナダの湖の中で最も美しいといわれる湖で「ロッキーの宝石」ともよばれています。なるほど氷河を抱いたマウントビクトリアが向こうに迫り美しい姿です(下の写真ではその美しさを捕らえきれてはいませんが...)。湖を正面に見る高級ホテルが湖畔にあり、この辺りは静かなリゾート地の趣でした。
Photo_11 <ルイーズ湖>


ルイーズ湖の近くには、モレーン湖と呼ばれるもう一つの美しい湖があります。エメラルド色の湖水の色と、周りの10の峰々との対比が美しく、モレーン湖と10ピークスと言われているようです。
Photo_12 <モレーン湖>

レイクルイーズからは国道1号線を走行し、車窓からはお城のようなキャッスルマウンテンが見えだしました。そしてしばらく走ると目的地のバンフ到着でした。

Photo_13 <キャッスルマウンテン>

アイスフィールド・パークウエイの走行は、雄大なカナディアンロッキーの美しい景色とともに、車窓から野生の鹿や大鷲が見えたり、また湖の周りに咲く美しい高山植物を見たりなど、景色以外にも見どころが多く、なかなか楽しいドライブでした。国立公園内では野生動物は保護されているらしく、自然な状態で生息
しているようです。
Photo_2 <野生の鹿>
Photo_4<ワイルドローズ>
Photo_19 <トロリウス・アルビフロルス>

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