ブルーウィングもじ

朝方激しい雨音に目が覚めた。
２度寝して起きると雨は上がっていた。
時折細かい雨粒が落ちてくるが、終日曇り空。

写真は門司港レトロ地区のブルーウィングもじと名付けられたはね橋。橋が定期的にはね上がる。
ちょうどもうすぐ橋が降りて通れるようになる頃に出くわした。
下を観光船でも通るのか？見ていないので分からない。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


台風が首都圏を直撃し、ＴＶではそのニュースで持ちきりだ。
亡くなった方、怪我をした人、行方不明の人数が発表される。
被害に遭われた方は本当に大変だろう。

ニュースでは多摩川などの河川の中州に取り残されたホームレスの人たちが救助される様子が映し出されていた。
ヘリコプターで吊り上げられて、何人かは無事救助されたが、流された人もあるという情報も伝えられる。
もし、流された人がいるのなら、行方不明になるのだろう。
だが、行方不明の人は年齢も出ているから多分住所氏名がはっきりした人だろう。
ホームレスの人は人として数にも入らないのか？
同じ命なのに。

経済成長の影で工事現場や港で日雇い労働者として働いていた人もいるだろう。
リストラにあって住む家を失った人もいるかもしれない。
誰も好んでホームレスになったわけではない。
豊かさを享受している私たちの生活を支えてきた人たちなのだ。

住まいや名前が分からなければ、行方不明者の人数にも入らない。
哀しくなった。
日本という国は心の貧しい国だ。