風が強く冷たくふく。青空に騙されてうっかり外に出ると震え上がる。
昨日は術後10年目の検診日だった。
腫瘍マーカー
CT
マンモ
骨シンチ
エコー
フルコースの検査はこれで最後、のはず。
去年まではその日に検査結果を聞いて帰っていたのに、システムが変わったのか、検査結果が出る前に医師の診察があり、結果は来週と言われた。
来週は半休をとらなければならない。
テレビニュースで、線虫でがんに掛かっているのが分かり、サンプル数は少ないものの、確率は90%だったと聞き、ビックリ。
それ以上に驚いたのは、腫瘍マーカーは確率が20%だということ。
確かにがん友の中には腫瘍マーカーに関係なくがんが進行する人もいたが、20%だとは知らなかった。
何となく腫瘍マーカーを信じていた自分の無知を恥じる。
だから見落としがないようにたくさんの検査をすると言われれば、納得する。
そして今年も手術記念日の3月1日をスルーしていたことに気付く。
こんなに覚えやすい日なのに、ぼんやり加減も拍車が掛かっている。
先週の週末は一泊で熊本阿蘇に出張だった。
二日目は阿蘇の観光地を巡るオプショナルツアーで、阿蘇の写真を撮るために参加した。
トップの写真は噴煙を上げる阿蘇中岳。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/24/66/38a7468b1ad0038deec854680017e356.jpg)
阿蘇の野焼き
野焼きをすることで灌木が茂るのを防ぎ、害虫を駆除、阿蘇固有の植物を守り、草原を守ることになる。
牛や馬の放牧のために1000年続けられてきた野焼きが、地下水を豊富にして熊本など都市部の水源としての役目を果たしていることが分かってきている。
昨年は野焼きで一人亡くなるという事故が起きたので、今年はさらに注意深く野焼きに取り組んでいるようだ。
大変な作業だが、それを続けることで阿蘇は世界農業遺産やジオパークとして認定された。
野焼きが行われている様子を写真に納めようと、炎が高く立ち上っている辺りはたくさんのカメラが並んでいた。
私も「バスを停めて~写真を撮りたい!!」と言いたかったが、団体行動なので我慢した。
移動中のバスからはあちこちで行われている野焼きを目にした。
阿蘇は大きなカルデラの中に電車が走り、国道や街があり、農業が行われている。
阿蘇市にある阿蘇神社を訪れた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5a/c3/a7906d9cf69d6cbebb7a5155e0683eda.jpg)
阿蘇神社の門前町商店街
いろいろな店が並んだ門前町商店街では水基めぐりができる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/6f/c1cf47aec669f4b9a4604394aaf4093a.jpg)
水が吹き上がっているところもあり、すくって飲むととても美味しい。
この水を守るためには野焼きを続ける人達を応援したいと思った。