曇りがちな一日。
それほど暑くもなく風が吹き抜けて過ごしやすい一日だった。
先日録画した「ガリレオ」の最終話を観た。
放送時にも観たのだが、どうにも違和感がある。
一つは救済ということ。
一つは浄水器。
一つは科学捜査。
ガリレオは好きで毎週録画して楽しんだ。
少々無理があるストーリーでも、福山雅治のかっこよさと、吉高由里子の面白さで毎回楽しめた。
美人とかわいいの違いについて説明するガリレオと、泣き出す吉高由里子の場面は最高だった。
最終話は前編と後編に分かれていた。
前編で事件が起こり、後編で事件が解決するのはパターンだから仕方がない。
前編で事件解決の手がかりが随所に描かれていて、視聴者は犯人が天海祐希だと分かるようになっている。
枯れたバラが大写しになって終わり、毒物がバラに注がれたことを示す。
空のペットボトルが捨てられていたとなれば、毒が浄水器に仕込まれていたとしか考えられない。
天海祐希が事件後鑑識の入る前に、わざとらしく浄水器の水をじょうろにとってバラに水をやり、じょうろをひっくり返して一つのプランターにほとんどの水を注いでしまう。
そのプランターのバラが枯れたのは毒物のせいだと視聴者は確信する。
そうして前編が終わる。
一週間。
これ以上のトリックがどこかに隠されていて、ストーリーは意外な展開を見せるのかと期待した。
が、トリックはなんと浄水器を1年も使わず、死刑執行を猶予していたとなった。
浄水器は、朝、一晩溜まった水を排水してから使う。
一年も使わず、浄水器の中に溜まった水は細菌がいっぱいでとても飲めないと思ってしまった。
まぁ、夫はそれを知らずに細菌がいっぱいの水と毒を一緒にしてコーヒーをいれたとしても、間違いではない。
しかし、バラが枯れるほどの毒物が浄水器に残っていたのに、鑑識が調べて毒物の痕跡を見つけられなかったというのは疑問が残る。
一年もの間毒物が置かれていたフィルターには必ず毒物がしみこんでいるに違いないと思った。
科捜研の女ならば、痕跡は見つけていたかも~
何の痕跡も残さなかったのを1年前に毒を仕込んだからだと説明していたが、前夜空にした数本のペットボトルを処分したのだろうし、北海道に行く間に毒物の処分はいくらでもできる。
ホコリが積もっていたのも、あれほどキッチンをきれいに掃除している主婦ならば、返って汚れているのは違和感がある。前夜に浄水器に毒を仕込んでもなんの問題もないと思う。
それから、救済。
私はカトリックではないので救済はよく分からない。
しかし、子どもの頃プロテスタントの教会に通い、聖書の勉強もした。
敬虔なクリスチャンであるはずの天海祐希が、まるで神に成り代わったように救済を口にするのにはかなり違和感があった。
救われるべきは弱い自分であるとクリスチャンなら思うだろうと。
福山雅治も天海祐希もかっこよかったけど、ちょっと興ざめな展開だった。
これが前編と後編に分かれていなければ、一週間の時間がなければ、一気に物語を楽しんで面白かったと思ったかもしれない。
一週間の時間差が、トリックをありありと思い描く時間を与えてしまった。
最終話にこんなに違和感が残ってしまい、後味が悪い。
それほど暑くもなく風が吹き抜けて過ごしやすい一日だった。
先日録画した「ガリレオ」の最終話を観た。
放送時にも観たのだが、どうにも違和感がある。
一つは救済ということ。
一つは浄水器。
一つは科学捜査。
ガリレオは好きで毎週録画して楽しんだ。
少々無理があるストーリーでも、福山雅治のかっこよさと、吉高由里子の面白さで毎回楽しめた。
美人とかわいいの違いについて説明するガリレオと、泣き出す吉高由里子の場面は最高だった。
最終話は前編と後編に分かれていた。
前編で事件が起こり、後編で事件が解決するのはパターンだから仕方がない。
前編で事件解決の手がかりが随所に描かれていて、視聴者は犯人が天海祐希だと分かるようになっている。
枯れたバラが大写しになって終わり、毒物がバラに注がれたことを示す。
空のペットボトルが捨てられていたとなれば、毒が浄水器に仕込まれていたとしか考えられない。
天海祐希が事件後鑑識の入る前に、わざとらしく浄水器の水をじょうろにとってバラに水をやり、じょうろをひっくり返して一つのプランターにほとんどの水を注いでしまう。
そのプランターのバラが枯れたのは毒物のせいだと視聴者は確信する。
そうして前編が終わる。
一週間。
これ以上のトリックがどこかに隠されていて、ストーリーは意外な展開を見せるのかと期待した。
が、トリックはなんと浄水器を1年も使わず、死刑執行を猶予していたとなった。
浄水器は、朝、一晩溜まった水を排水してから使う。
一年も使わず、浄水器の中に溜まった水は細菌がいっぱいでとても飲めないと思ってしまった。
まぁ、夫はそれを知らずに細菌がいっぱいの水と毒を一緒にしてコーヒーをいれたとしても、間違いではない。
しかし、バラが枯れるほどの毒物が浄水器に残っていたのに、鑑識が調べて毒物の痕跡を見つけられなかったというのは疑問が残る。
一年もの間毒物が置かれていたフィルターには必ず毒物がしみこんでいるに違いないと思った。
科捜研の女ならば、痕跡は見つけていたかも~
何の痕跡も残さなかったのを1年前に毒を仕込んだからだと説明していたが、前夜空にした数本のペットボトルを処分したのだろうし、北海道に行く間に毒物の処分はいくらでもできる。
ホコリが積もっていたのも、あれほどキッチンをきれいに掃除している主婦ならば、返って汚れているのは違和感がある。前夜に浄水器に毒を仕込んでもなんの問題もないと思う。
それから、救済。
私はカトリックではないので救済はよく分からない。
しかし、子どもの頃プロテスタントの教会に通い、聖書の勉強もした。
敬虔なクリスチャンであるはずの天海祐希が、まるで神に成り代わったように救済を口にするのにはかなり違和感があった。
救われるべきは弱い自分であるとクリスチャンなら思うだろうと。
福山雅治も天海祐希もかっこよかったけど、ちょっと興ざめな展開だった。
これが前編と後編に分かれていなければ、一週間の時間がなければ、一気に物語を楽しんで面白かったと思ったかもしれない。
一週間の時間差が、トリックをありありと思い描く時間を与えてしまった。
最終話にこんなに違和感が残ってしまい、後味が悪い。