マスコット

早朝５時半頃、暴走族の団体が通り過ぎた騒音で目が覚める。
啓蟄はいつだったか・・・春も近いので暴走族も湧いてきたようだ。
５０分に目覚ましが鳴り、仕方なく布団から離れる。

ＴＶではオリンピック閉会式のグランドフィナーレがあっていた。
アトラクションに白い素敵なコスチューム、技術を駆使したパフォーマンスが繰り広げられる。
花火がこれでもかと打ち上げられ、１発いくらするのか・・・（貧乏性）

華やかな祭りが終わり、冬の戦いが終わった。
メダルが少ないとかいろいろ言われているが、４年に一度のその１回に全力を出せて、勝利の女神に気に入られるのは大変なことだと思う。

私が許せないのはあのマスコット。
競技会場も開会式もトリノの街も素敵にデザインされているのにあのマスコットはなに？
一流のデザイナーがデザインしたの？
それを選んだのは誰？
おしゃれなイタリアの街にあのマスコットは全然似合わない！
あのマスコットだけは理解できないわ！

写真はバス停の裏の民家のフェンスからはみ出して咲いている梅。
東向きの庭なので日当たりが悪いのかやっと一輪花が開いたところ。

粗忽者

今日は珍しいレアな夫ネタで。

今日こそ学校も仕事も病院もない朝。
もっとゆっくり寝たいのに８時に目覚める悲しさ（ゆっくりだろ！）
Ｎ○Ｋでエキシビションやってるから、まっいいか～

のんびりモードの眼にリビングテーブルの上の赤い物体が見えた。
十分に目立つそれは夫のケータイ。
部屋を見回すが、夫の姿はない。
まさか・・と思いつつ窓から駐車場を見ると車がない。
忘れてる～～

自営業の夫は仕事の電話全てを携帯に転送するようにしている。
現場に出た仲間との連絡も全て携帯。
命の次に大事なその携帯を忘れるなんて！！

ジャンジャジャジャ～～ン　ジャンジャジャジャ～～ン　

夫携帯がけたたましい音楽を奏で・・・・止まる。
そっと覗くと着信アリ。
あちこちいじってみるが着信履歴が見つからない。
そのうちなぎぃも起きてきた。

ジャンジャジャジャ～～ン　ジャンジャジャジャ～～ン

あ～～また鳴った。
夫かもと手に取るが名前が違うので出ない。
仕事の電話に出ても話がややこしくなるだけだ。
２人で「どうするんだろ～取りに戻るのかなぁ～」と不安に駆られていると

ピロロロ～　ピロロロ～　ピロロロ～

今度は家電。
なぎぃが出たが、夫かららしい。
着信の確認やらしていたが、どうやら携帯を持ってこいと言われているようだ。
仕事場を確認して、出来るだけ早くと言うのでバスを使わずタクシーと地下鉄で行くことに。
携帯一つで２５００円もの出費だ。

バタバタと身支度を整えてなぎぃが出かけた。
エキシビションはもう終盤。
荒川静香は見逃したが、プルシェンコの演技にうっとり～。

しばらくしてくぅの遊んでいるＰＣの部屋に行ってみると、ＦＡＸに「ソウシンレポート」がある。
どうやら夕べ夫が送ったＦＡＸが送られてないようだ。
早速夫携帯にメール。
折り返し「机の上の見積書４枚をこの番号にＦＡＸして」と返事メール。
夕べの番号と違うので別の場所にＦＡＸするんだろうと、早速ＦＡＸする。
ところがまた「ソウシンレポート」が出てきて「エラー」になってる。
夫携帯にメール。
夫からＴＥＬがかかってくる。
「２枚は送られたらしいので、３枚目と４枚目をＦＡＸして」
「今日の番号でいいのね」
「え！番号違う？」
「夕べのとは番号が違うよ」
「あれ・・間違ったんだ・・アハハ・・・」

ドジ！！

客人アリ

風も良く吹いて洗濯物もカラカラ。
今日はくぅの誕生日。
期末試験の終わったくぅが友達を連れてくると言う。
昼過ぎにやってきて、部屋で話したり、ＰＣでゲームしたり。
くぅの部屋は玄関を入ってすぐ。
ＰＣのある部屋はリビングを通らなければいけない。
お昼のサスペンスを見ながらウトウトする私の後ろを制服姿の男の子たちがそそくさと通り過ぎる。
出来るだけこちらを見ないようにしながら、ドアを体が通れる幅だけ開けてすり抜けるように出たり入ったり。
彼らなりに気を遣っているんだろうが笑ってしまう。
物置小屋のような我が家だが、案外綺麗に片づいた家より来やすいのかもしれない。
ちなみにくぅの誕生日プレゼントは電子辞書になった。

写真は誕生日なので豪華なサラダ。
ポテトサラダにブロッコリーをはやし、スモークサーモンの花を咲かせてみました。

医療費還付請求

後
確定申告のシーズン。
自営業の夫は確定申告と格闘している。
私は医療費還付の担当。
レシートや領収書を日付の順に整理して、PCの家計簿の医療費をプリントアウトし、医療費のリストを作る。
ホルモン治療や検査の多い私の医療費は相当なもんだ。
その他にも胃炎の時の掛かり付けの病院。
なぎぃのカウンセリングに通う病院。
夫の腰痛で通った外科。
歯医者は４人ともお世話になっている。

ドラッグストアで買った薬のレシートも取ってある。
風邪薬や下痢止めはもちろんＯＫ。
目薬は×。だけど、ものもらい用の目薬もダメかなぁ～
ドリンク剤はダメらしいが、私の愛用のリ○ビタンゴールドは医薬品って書いてあるんだけど。
私の命の水のポ○リスウェットも病院で点滴されたら医療費だが、家で飲めば清涼飲料水だ。
ビックリしたのはちょっとお腹のゆるいときに飲むビ○フェルミン、医薬部外品って書いてある！これって薬じゃなかったの！？

それは土曜日のこと

金曜に体調を崩した私。
夕食はリビングに転がったままくぅに親子丼の作り方を指南。
早々に布団に入った。８時だか９時だか覚えてない。
明日は土曜日だから早起きせずにグッスリ眠れると思った。

胃の不快感と頭痛と闘いながらも眠りにつく。
翌朝、物音に目を覚ましたような気がするが、ズルズルと夢の中を彷徨い布団を抜け出したのは９時半。
なぎぃは既にＰＣの前に座っていた。
くぅは、と何気に部屋を覗くといない。
なぎぃに聞いても「さぁ」と言う。
何処に行ったんだろう？？
試験前なのに遊びに行ったのか？
携帯にメールを入れてみる。返事はない。

命の水のポ○リスウェットと薬を飲みぼんやりした頭でスケジュールを書いたカレンダーを眺める。
１８日土曜・・くぅ学校・・・
ゲッ

そうなんだ。土曜日はくぅは各週で学校があるんだ。
しかも、いつもなら体育館で講演などがあるのに、その日は受験で休みになった日の振り替え授業だ。
くぅの学校は携帯禁止だ。
もしばれたら親を呼んで解約させると言われている。
授業中に鳴ってないか？
マナーモードにしても変な音が教室に響き渡ってないか？
もしばれてくぅが叱られてたらなんて謝ろう。
何てバカな親なんだ！

自分の浅はかな行為に後悔しながらくぅの帰りを待つ。
物音に玄関までくぅを出迎える。
「大丈夫だった？」
「何が？」
「メールしたんだけど」
「電源切っとった」

くぅ、おまえは偉いよ。

サプライズ

今朝も眠い目をこすりボ～ッとした頭で起き出し、バタバタと弁当の準備。
朝飯の目玉焼きを作りながら時間を見てくぅを起こしに行く。
ドアを開けたら・・・・

きゃ～～～

ベッドに寝ているはずのくぅが床に！
いや、畳に布団を敷いて寝ている！
不覚にも叫んでしまった私。
寝ぼけ頭はベッドが壊れたのか？地震？生きてるか？と一瞬パニックを起こしたのだ。

何でもベッドの板が軋むのが気になって、夕べ自分でベッドを解体して部屋の模様替えをしたんだとか。
起こすのも忘れ畳は掃除機をかけたの？とか質問責めにしてしまった。

写真はベッドがくっついていた壁。
タンスやベッドの下の収納引き出しが並べられ、小物が置かれている。
詰替用のティッシュをピカチュウ柄のナフキンで包んで置いてある。
バンダナで包んで結ぶ私の技を盗んだな。
それはさておき、夜中にゴトゴト下の階のおばさんはうるさかっただろう。
第一試験前だからゲームを封印したと思っていたのに勉強もせずにそんなことやってたのかよ！

霧

街は深い霧に沈んでいる。
朝日の上がる山は見えない。
降っているわけではないのに路面は濡れている。
湿気は飽和状態のようだ。

なぎぃは「ものかきチャット」で作品の感想をもらい、書いた物を半分に削る作業に没頭した。
二日で書き上げてまた添削してもらうようだ。
書き上げてやっと元気になった。
その間食欲もあまりなく辛そうだった。
一生懸命なのはよく分かる。
そこまでしなくてもいいのにと思うほど。
だが、本人は書き上げなくては先に進めないのだという。
他のことは何一つ手に着かない。不器用な奴だ。

今日は期末テストだというのに。

嵐の予感

雲が竜のように空を駆ける。生ぬるい南風が吹き付ける。雨の臭いがする。一昨日までの寒さの記憶が着せたコートが体に違和感を与える。車内を見渡すとやはりダークなコートばかりだ。適応できてないのは私だけではなさそうだ。

試練

なぎぃが落ち込んでいる。
土曜日に「ものかきチャット」のオフ会から帰ってきたときから様子がおかしかった。
何かあった？と聞いて「別に」「大丈夫」と答えるときは何かがあったときだ。
楽しかったはずのオフ会で何があったんだろう。
問いただしたい気持ちをグッと抑えて、話してくれるのを待つ。

「ものかきチャット」はなぎぃが毎晩のように出入りしているチャット。
１２時で落ちるので「シンデレラボーイ」と呼ばれているようだ。
本物の作家もいるが、読むのが好きな人が多いらしい。
なぎぃがそのオフ会に参加するのは初めてという。
宮崎や山口、福岡など九州圏の数名が集まる予定に、大阪と東京からサプライズ参加があったらしい。
そこまで聞けばとても楽しそうだ。

なぎぃはその場に書き上げた原稿を持っていった。
読んで貰って感想をもらいたかったようだ。
「誰も何も言ってくれなかった」が落ち込んだ理由。
なぎぃにすれば精一杯頑張って書いた物だったのだろうが、まだまだ未熟な文章、３０代の読書家たちを面白がらせるのは無理だったようだ。
同じ作品をメールで送りプロのライトノベル作家に読んで貰い、言われたことが２年前と同じで、自分は２年間何の進歩もないんだと。

物書きなんてそれは厳しい世界だろう。
夢を実現させたくて頑張っていても届かないこともあるだろう。
Ｎ○Ｋの朝ドラみたいに簡単に新人賞なんて取れるはずもない。
自信を失ってしまったなぎぃは今朝も表情が冴えない。

まだまだ修行が必要なんだとなぐさめる言葉がなぎぃに届くなかなぁ～
親業も試練の時だ。

試験前

寒さも峠を越えたらしい。
今日は気温が上がると聞いていたが、曇り空では部屋も暗く寒々しい。
学生たちは試験シーズン。
入試はもちろん、期末試験がそろそろだ。

なぎぃも来週から期末試験らしい。
出席日数は何とかなったらしいが、赤点では目も当てられない。
一科目は後期の中間テストで赤点だった。
期末で点数を取らないと危ない。
夕べからＰＣに向かって熱心に小説を書いているなぎぃに「勉強もしなさいよ」と言ったが「うん分かっている」と返事は上の空だ。
今日も朝から書き上げた小説を印刷し「じゃぁ行って来る～」と言って、「ものかきチャット」のオフ会に出かけていった。
アオザイを着て。

くぅは試験１週間前。
昨日はたっぷりゲームをしたので今日はゆっくり朝寝坊。
ご飯を食べてまた寝て・・・思わず「勉強したの？」と言ってしまう。
３月からは通信添削を止めて予備校の現役生コースに通いたいと言う。
やっぱり自力で勉強を続けるには強い意志が必要で、自分で無理だと判断したんだろう。
自己管理する強さは必要だが、意志の弱さはダイエットできない私と同じだ。
物入りだが勉強すると言うのにダメとも言えない。

カレンダーに試験期間を書き込む。
来週のバレンタインデーはこんな子どもたちでも可愛そうなので、チョコでも買ってやらねばと思いつつ、ふと気づくと再来週はくぅの誕生日だ。

プレゼントはどうしよう。
ちょっと高い電子辞書が欲しいと言っていたが、株を買うので現金がいいと言うのだろうか・・・

手術記念日

昔サラダ記念日と言うのが流行ったことがある。
３月１日で乳ガンの手術から１年になる。

　浮気はもう出来ないなぁと思ったから
　　　　　　　　　　　　今日は諦めの手術記念日

昨日はホルモン注射の日だったので仕事を早退して病院に寄った。
先生が優しく「何かありましたか？」と聞いてくれる。
また胃炎で寝込んだことを話すと「いろいろストレスがありますからねぇ」と優しい。
「ストレスと言うより体力がなくて疲れやすいのが原因なんです」
「体力付けてください。近くにあったら温水プールで歩いたりするといいですが」
「近くにはないですねぇ～」
「自転車で行けば・・」
「自転車で行ったら着いたときにはもう疲れ切ってたりして・・」
「自転車も有酸素運動でいいですが・・」
「プールまで行って、帰ってきたりして・・」
「まぁ暖かくなったら、何か考えてみてください」
と、掛け合い漫才のような会話の後、術後１年なので来月はＣＴとマンモグラフィーを撮ることになった。
マンモグラフィーは痛いんだ。出来ればしたくない。
でも財前先生も転移を見逃すことがあるんだから（ゴメン、白い巨塔が再放送されているのだ）我慢して受けよう。

しかし「手術したのは私だ。リンパへの転移はなかった。この目で見たのだ。肺への転移などあり得ない」と断言する財前先生の主張も少し分かるなぁ（白い巨塔に戻ってる）
私もステージはⅡまで進んでいたのに、リンパへの転移はなかったので、抗ガン剤の治療を免れたのだ。
癌はまだまだ未知の病だ。
友人の夫は抗ガン剤で転移した癌を押さえ込んだ、と思った時に他に転移が見つかり、新しく試した抗ガン剤が合わず亡くなってしまった。
発病から２０年近く経っていた。

私も体力を付けて、もう少し頑張らなくっちゃね。

写真は行きつけの歯医者さん。
行きつけが病院ばかりで嫌になっちゃう。

雪と福大入試

のち
カーテンを開けると雪が積もっていた。
わ～い雪だ～と心の中で歓声をあげる。
今日はしかし、月に一度のなぎぃの通院日。
バタバタと準備して福大行きのバスに乗り込む。
二時間に一本のバスだ。乗り過ごしてタクシーを使った悔しい記憶もある。

雪景色を楽しみながらバスは軽快に走る。
土曜の朝は渋滞も少ない…はずだった。
野芥の信号の手前でピタリと止まってしまったバス。
「雪と福大入試のため渋滞しておりますので遅れます」と運転手のアナウンス。
しまった!予約の時間に間に合わないかも。
分かっていれば地下鉄を使ったのに…

と、ここまではバスの中携帯で書いた分。
どうなったの？と心配された方のために続きを書きます。

バスはいつもは２０分で着くところを４０分かかって、何とか予約時間１０分前に病院には到着しました。
ローカルな地名でごめんなさい。
携帯を使うと２５０字しか書けないので、説明できませんでした。

なぎぃは４年ほど前学校に行けなくなった時自分から病院に行くと言いました。
近くの内科で紹介してもらって、福岡大学病院に行きました。
ちなみに福岡大学は私立です。
最初にお世話になったＮ先生は無精ひげに坊主頭で優しいけど修行僧のような風貌でした。
奈落に突き落とされたような気持ちだった私たちを助けてもらいました。
２年ほどお世話になりましたがＮ先生は病棟の方に替わられたので、今はＴ先生にお世話になっています。
Ｔ先生は女医さん。若くて細くてかわいらしい感じ。
元Ｎ○Ｋのアナウンサーだった久保じゅん・・に感じが似ています。
最初「こんな若い子で大丈夫か？」と思いましたが、男性が苦手ななぎぃは話し安かったようで、まぁ良かったのかも。
そろそろ年度末が近づいて、また先生が替わるのかなぁ～とちょっと心配です。

アサミスト

洗濯日和と言うので、朝からせっせとお洗濯～
日差しは弱いが、空気が乾燥しているので乾くとか・・
まだ洗濯機の中で回ってるバスタオルも乾くかなぁ？？

浅見光彦倶楽部から浅見ジャーナルが送られてきた。
今回は内田先生と奥様の対談が載っている。
お二人には宗像で行われた「集い」でお会いしたが、相変わらず元気そうだ。
軽井沢在住なのに先生本人が運転して各地を回るという。
フェリーを使ったとしても相当な距離だ。
本人も書いていたようだが、車が好きなんだろう。
光彦が飛行機が嫌いで、遠くても車を使うのはその所為なんだろう。

私は飛行機が好きだ。
離陸する時のだんだん加速して、やがてクッと鼻を上げ飛び立つときのワクワクした感じ。
車やビルが見る見る小さくなっていく様子。
雲が綿アメのように空に浮かんでいたり、上空の鮮やかな青。
当たり前のことなのに、海や山が地図と同じ形をしているのに驚く眼下の景色。
飛行機が飛んでいるのを見るとどこかへ行きたくなる・・・

勿論凸凹道をトラックに揺られているような気流の乱れた飛行も体験したが、やっぱりは好きだなぁ～

もう何年飛行機に乗ってないだろう

スカイブルーの傘

細かい雨が斜めに降りしきって、膝から下はびっしょりと濡れそぼってしまった。早くも水不足が言われる中雨は歓迎すべきだが、私が家を出る時間を狙ったように降り出すのは何故(?_?)しかし久しぶりにさしたお気に入りのスカイブルーの傘を見上げるとそこにだけ青空が覗いたような爽やかさ。昔高校の美術教師が雨が降ると色とりどりの花が咲いた様で美しいと言った。同じ色の制服は美的感覚を損なわせる物だと。いけ好かない教師だったが傘をさすとその言葉を思い出す。憂鬱な雨の日だからこそ華やかな色がいいのかも。