この雑然としたのは我が家の食器棚。
結婚した時に買ったから、40年近く使っていることになる。
Aに物を置くと引き出しが使えないので「置くな!」と家族に厳しく言い渡している。
しかし、つい物を置きたくなるスペースとも言える。
引き出しを開けるときは物をどければいいのだが、Cを開くときは危ない。
目線が上に行くため、ものが置いてあるのに気付かず開けて物を落としてしまう。
最近は家族も気を付けるようになって、そこに物を置かなくなった。
油断した私は思いっきりCを引っ張って開け、置いてあったステンレスボトルを床に落としてしまった。
床に落ちたステンレスボトルは跳ね返ってBのガラスに当たりひびが入って割れてしまった。
とりあえずガムテープを張り応急手当てをして、父が「直してやろう」と言ったのでそのままにして2週間ほどたった。
今日、思い立ったようにホームセンターに買い物に行った父が、ガラスを取り除きアクリル板をはめて、きれいに直してくれた。
「昔の人は自分で何でもした」と言うのが92歳の父の口癖。
確かに、私の子どもの頃はセメントをはり、柱を立て、物置小屋を建てたり、自転車のパンクを直したり、何でもしていた。
流石だ。
安倍総理が病気を理由に総裁を辞任するという。
彼が総理になって最初に言った「美しい国、日本」という胡散臭い物言いは最後まで変わらなかった。アベノマスクが彼の最後の仕事だったとは残念だが、彼の目指す美しい国にならなくて良かった。