曇りがちのお天気。
時薄日がさしていたが午後からは雲が多くなってきた。
一昨日はなぎぃの入学式。
昨日はなぎぃの誕生日だった。
誕生日にはいつもちらし寿司を作る。
朝、専門学校のガイダンスに出かけるなぎぃに、「今日はちらし寿司だよ」と言って送り出した。
くぅは前日帰ってこなかった。
夫は仕事で遅くなるので晩ご飯は要らないと言って出て行った。
ご飯を炊いて酢飯を作り、甘辛く煮付けた人参と椎茸を混ぜ込む。
その上に山かけ用マグロの醤油漬け、蛸、スモークサーモン、スナックエンドウ、いくらの醤油漬けを盛って出来上がり。
両親と3人で子どもたちの帰りを待った。
いつもは6時には晩酌をはじめる父も7時まで待ったが待ちきれずに飲み始めた。
母もお腹が空いたのか父のつまみのピーナッツをポリポリかじりはじめる。
私は何かあったのかと心配になってなぎぃにメールするが返事がない。
メールの返事がないとますます心配になりケータイに電話すると、「もしもし…」と元気な声が返ってきてホッとした。
専門学校のガイダンスが火曜日から始まったなぎぃ。
緊張しているのか毎日クタクタになって帰ってきて、入学式の日もネクタイを上手く締められず不機嫌になり、何とか気持ちを奮い立たせて出かけたようだった。
昨日も朝からガイダンスに出かけ、何時になるか分からないとは言っていたが疲れているのでまっすぐ帰ってくるのだろうと思っていたので、帰ってこないと何かあったのかと不安になってしまったのだ。
「ちらし寿司を作ったんだけど」と言うと、「あ!ごめん、今から電車に乗るところ」だって。
結局帰ってきたのは8時。
くぅは9時だったが待たずに4人で食べた。
なぎぃは行きつけのカフェマノマノで同級生と話し込んでしまったらしい。
まだ一人でお昼を食べていると言っていたなぎぃが友達が出来たと話してくれたのはとても嬉しかった。
なぎぃもくぅも自分の世界を作っていく時期。
親のことなど二の次になるのは嬉しいことだ。
寿司を前にお預けを食った両親にはちょっと申し訳なかったが。
子どもたちの誕生日は2月と4月。
父と母は12月と1月。
これでしばらくはちらし寿司ともお別れだ。