季節を分ける雨

雨が降って蒸し暑さも一段落。この後気温がぐっと下がるらしい。
帰りは寒いかもとパーカーをバックに押し込んただ。
父は痛みの原因を探ろうと、係付けの病院をあちこち受診して検査結果待ち。
どうやら膠原病の一種で多発性筋痛症らしいと言われたと。
血液検査の結果が出る前に、ステロイドを出すんだとちょっとびっくり。
父は別の病院の診断を待って、専門医のいる病院を紹介してもらうつもりだ。
毎日痛みで辛そう。先月まで元気に庭仕事をしていたのに、今は麦茶をグラスに注ぐことも出来ない。
その分の負担が母にかかり、母も無理をしている。
父の状態によっては、私が仕事を辞めることになるだろう。そういう世代になったということだ。

デジカメ不携帯

ウロコ雲が空を覆っている。昨日より蒸し暑い。
昨日の夕焼けは見事だった。ちょうど駅に着いた頃日が落ち始め、こ線橋を渡りながら、真っ赤に溶けそうな夕陽が沈むのが見えた。
それから空は濃厚なサーモンピンクのグラデーションに彩られ、刻々と変化するなまめかしい雲に見とれながら家まで歩いた。
デジカメを持ってなかったのは残念でならない。
次回の情報誌で簡単カメラ術を担当する。
コンパクトデジカメの使い方のコツを掲載するのだそうだ。
今どき、ネットで検索すればデジカメの使い方などいくらでも分かる。
あえて何を載せるか、悩むなぁ。

ホルモン剤

薄い雲が広がっている。気温は段々高くなっている。
前立腺ガンの治療でホルモン剤の注射を受けた父。
最初はとても調子がよく「注射が効いた」と喜んでいた。そういう注射じゃないと説明しても、聞かない。
多分精神的なものだろう。
暫くすると、手足の関節が痛み出したようだ。
最初は神経痛かと思ったが、もしかするとホルモン剤の副作用かもしれないと思い至った。
通院時に話したら、ホルモン剤の注射は止めて様子を見ることになった。
それから暫くたつが、痛みは一向に治まらない。
他の病院でも血液検査などしているようだが、痛み止めも余り効かないらしい。
朝ドラで、父はいつまでも強いと思っていたという台詞があったが、まさにそんな心境。
段々萎んでいくような父を見ていると、歳をとるとはこういうことかと実感する。
体力が落ちて、抵抗力が落ちて、今まで押さえていた病が身体に現れてくる。
せめて痛みだけは何とかならないかと思うが。

フェレットがきた

秋晴れの爽やかな日が続いている。


先週のことだった。
食事の時くらいしか姿を現さず、話しかけても「いや」「べつに」としか応えないくぅが珍しく話しかけてきた。

「お母さん、フェレット預かっていい？」
友達からしばらく預かって欲しいと頼まれたのだそうだ。

もともとくぅは動物が好きだ。
戸建てに越してきた時、猫が飼えるかもと思ったらしいが、潔癖症の母が動物を飼うのを嫌がるので断念させた。

高校２年までは獣医になりたいとまで言っていたが、成績と相談して進路変更をした。
だから、フェレットを預かりたいと言っても不思議ではない。

しかし、小学校高学年から中学にかけて飼っていたハムスターの世話を、飼うまでは「絶対自分でする！」と言って３匹飼ったが、餌やりも水やりもしなかった。
ケージの掃除だけは強制的にやらせたが。

今回はちゃんと世話をするという約束の基、フェレットを預かることになった。
そしてとうとうフェレットが夕べやってきた。

可愛い顔をしているが、かみつく癖が治ってないとのこと。
夕べは１メートル四方くらいのケージを所狭しと動き回っていた。

朝、そっと見に行くとハンモックに丸まって熟睡中。
起きてきたくぅに早速排泄物の処理をさせる。

噛みつかないんだったら抱っこしてみたいのだが、預かりものだから逃げられてもいけないし、手が出せない。
くぅが捕まえているのをそっと触ってみたら暖かかった。

生き物って暖かいんだとちょっと感動した。

ゴーヤの収穫

台風一過の晴天。秋らしい雲が浮かんでいる。
台風に耐えたグリーンカーテンのゴーヤ。夕べは味噌炒め、今朝は卵とじにしたが食べられそうにないので、職場に持って行くことにした。台風で、てんとう生えのケイトウが倒れ、見えてなかったゴーヤも見つかり、30センチくらいのものが10本くらい採れた。
目を皿のようにして取り残しはないかと確認したが、後でリビングの窓越しにまた2本発見！
大小合わせて15本程のゴーヤが採れた。
職場に持って行くのは三回目。最初は恐々だったが、以外とみんな喜んでくれたので、重たいがまた持っていくことにした。
父も、喜んで食べてもらえるほうがいいと。
何しろ母は、苦い、面倒、全部食べんでもいいと、文句タラタラなのだ。
今年のゴーヤもそろそろ終わり。
残暑も終わりかな？

台風の被害

台風15号は紀伊半島を通り過ぎようとしているのに、まだ時折突風が吹き抜ける。
横殴りの雨はやっとやんだ。

強風域にさえ入ってないのに、まるで台風が直撃したように天道生えのケイトウが倒れている（写真）
フウセンカズラも風で巻き上げられ、収穫時期のゴーヤも揺れている。


台風15号が遠く南大東島の辺りをウロウロしている時、油断していたわが家では日よけのターフのヒモを1本切られた。

夕べ台風のニュースを見ていると、瞬間風速70メートルと表示。
想像が付かない風速だと話していたら、たまたま居合わせたくぅが「風速70メートルは、時速200㎞」とつぶやいた。
新幹線並の突風が吹くということだ。

夜中ガタガタと雨戸を鳴らして遠く太平洋を通り過ぎたと思った台風。
朝、雨戸を開けようとガラス戸を開けたとたん、ごみ箱が吹き飛んだ。

こんなに強い台風はあまり記憶がない。
いつもなら台風が太平洋側を通ると、ほとんど「台風はどこに行った？」という程度だ。
警報が出て学校が休みになったりすると、休む必要はないのにとブーブー言ったものだ。

勢力は少しずつ衰えていくだろうけど、進路に当たる地域の方は本当に気をつけて欲しい。

フェーン現象

空は今日も青い。気温がぐんぐん上がり始めるのが分かる。
台風の影響でフェーン現象が起きるらしい。
予報は34℃。昨日より暑い。
フェーン現象が起きると、風も熱風になるので逃げ場がない。
クーラーを使うように父に言ったが、年寄りはなかなかクーラーを使わない。
ニュースではまた電気とガスが上がると。
節約する気持ちは分かるが、体力が落ちている自覚のない父はちょっと心配だ。

謎の音

青空が広がっている。
夏のように暑いのに空は高い秋の空だ。


リビングから見下ろす区民広場では、時々ソフトボールをやっている。
大人たちの事もあればユニフォーム姿の子どもたちのこともある。
子どもたち数人が遊んでいることもある。

時々ボールが飛んでくる。
リビングの窓ガラスに当たらないかとハラハラするが、壁にドンと当たっても、やってる子どもたちは屈託ない。
「すみませ～ん、なげてくださ～い」なんて言われる。
「ガラスがあるから気をつけてね～」といいながらフェンス越しにボールを投げ返す。

ガラスは２重ガラスだから割れたら高いぞ！と心の中でつぶやく。
幸いまだ割れたことはない。

ボールが隣に飛んでくると物置のトタン屋根に当たってドーンと音がする。
子どもたちはコンクリートのブロックをはい上がってきて勝手にボールを探す。
慣れたものだ。


一昨日の夜、隣のトタン屋根に物が落ちるドーンという音がした。
家族で顔を見合わせて、「まさか、こんな夜に野球はやっとらんやろ」
「猫かもね」と話した。

昨日の夜もドーンと音がして、「また、猫かね」「イタチかも」と話した。

今日は休みで家にいるが、午前中にもドーンと音が響いてビックリした。
区民広場には誰もいないのでボールが飛んできたわけではなさそうだ。

窓越しに隣の庭をのぞいて見た。

緑色の柿の実が、小さなトタン屋根の物置の側にいくつも落ちている。
謎の音の正体は柿の実だった。

たくさん成っている柿の実。
緑のまま落ちるのは自然摘果だろうか？
柿の実が落ちる度にトタン屋根に当たって、ドーンと音を立てているわけだ。

猫やイタチはそんな音を立てたりしないよね。
猫さんイタチさん、失礼しました

陽射し

朝、目覚ましがなる前に目が覚めたら薄暗い。
今日は曇りか？予報は晴れだったが…と思いつつ起きてみると、まだお日様が向かいの屋根から顔を見せていないだけだった。
陽射しは今日も厳しい。
中秋の名月は、昇る時には雲があったが、中空にぽっかりと浮かぶころは雲も消え、くっきりとその姿を誇示していた。
しかし、私はもっと空気が冴え冴えとした夜に、凍えそうに孤独な月が好きだな。
不機嫌だったなぎぃが部屋から出てきて、落語家達の話に笑っている様子を見て、ホッとしている自分を見つけた。
結局、なぎぃが心配だと言いながら自分が安心したいだけなんじゃないかと、何も出来ないふがいなさに気付く。
でも、しょうがない！と思ってぐっすり寝た。
血圧のせいか、歳のせいか早く目が覚める。目覚ましがなるまで寝ていたいなあ。

中秋の名月と放生会

中秋と書けば、秋も中頃ということか。
確かに朝晩は涼しくなった。
しかし、最高気温33℃がずらりと並ぶと、これが秋かと目を疑う。
今日も9時ですでに暑い。
風がなく、夕べ降った雨のせいで湿度も高い。
蒸し暑いのは台風のせいだと思って、すぐに涼しくなると思っていたが、甘かった。
放生会は箱崎宮の秋の大祭。
今はもう毎年ニュースで見るばかり。
そういえば駅の土産物売り場に今年の図柄のおはじきが飾ってあった。
面白い図柄のおはじき。
自分でも作れそう～なんて思っちゃった。

また台風

台風が近づいているからか、昨日から蒸し暑い。
もうこのまま秋になると思っていたが、甘かった。
職場のビルの会議室でリサイクル洋品の販売があった。昼休みにみんなで行ってお買い物。
元々安いのに半額セールなので、シャツブラウスが200円。
迷っても買い！などと言われながら、みんな2～3枚購入。
事務所に戻って買った物を見せ合うと、それぞれその人らしい服を選んでいる。
普段着たことないような服を、似合うと思うよと言われたが、やはり買えなかった。どうやって着ればいいのか分からない。
私が買ったのはやはり、綿の襟付きのシャツブラウスだった。

行楽シーズン

今日も空は青い。
気候がよくなると何処かに出掛けたくなる。
ロケ見学がないかと、浅見光彦倶楽部のHPを見たが、最近のロケ見学は関東ばかり。
ふと電車の広告を見ると、九州国立博物館で面白そうな企画がある。
今月はOさんの職場復帰の慣らし就業に付き合うため忙しいが、来月は久しぶりに友人を誘って、博物館に行ってみようかな？

秋晴れ

朝、雨戸を開けると空気が冷たい。秋が本当にやってきた。
弁当のおかずを温めて、取り出そうとしてオーブントースターの扉に触れてしまった人差し指がチリチリ痛い。
夕べはお腹がすいて、ご飯をお代わりしたのに、今朝は胃がもたれている。
こんな秋晴れの青い空なのに。

台風一過の青空

ノロノロ台風の影響で昨日の朝はまだ雨模様だったが、今朝は台風一過の青空。
秋風が吹いて寒かった昨日。
今日は夏が戻ってきそうだ。
晴れ渡る青空にぽっかりと白い雲。あれ？秋の空みたい。
そういえばヒグラシも鳴いていた。
季節は少し進んだようだ。

嵐の夜に

台風が近づいて、昨日の午後から強風が吹き荒れている。
時折雨も吹き付けるが、雨はたいしたことはなさそうだ。


嵐の夜に、なぎぃはやっぱり出かけていった。
風が強くて傘はさせないだろうとコートを着込んで。

夜遅くになって雨になったが帰って来ない。

「行きつけのバーは朝までやっているのか？」
ゴーゴーと唸る風の音を聞きながら寝付けずそんなことを考えていた。

いつの間にかぐっすり眠って、誰かの目覚ましで目が覚めた。

なぎぃは帰ってない。
ケータイが着信のランプを付けていた。
「Ｕ家で保護されています」となぎぃからのメール。
朝の６時に着信している。

行きつけのバーをやっているＵさんのお宅に泊めてもらったようだ。
Ｕさんも嵐の中、歩いて帰るというなぎぃを引き留めてくれたのだろう。

ＴＶでは台風の嵐の中サーフィンをする若者が映っている。
若者→わかもの→ばかものだと夫と話した。
帰って来ないなぎぃを心配する夫に「台風の海でサーフィンをしたがる年頃だからね」と平静を装って言ったが、本当はなかなか寝付けなかった。
耳元で鈴虫が鳴くような耳鳴りと、エレベーターを一段落ちるような目眩が最近床についてから起きる。

思考と感情と体調の不均衡を自覚する。