Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

ビットバイク

2015-10-22 | おもちゃ・遊び

【2歳3ヶ月】
11月1日のフランスお盆「トゥッサン Toussaint 」に先駆けて、主人の実家へ来ています。着いた途端に我が双子を魅了したもの、「ポンポン!(←遠州弁でオートバイのこと)」
義両親が、この家に古くから置いてある足けり四輪車が1台きりなのを不憫に思って、もう1台をお古で探しておいてくれたのですが、面白いですね、同じ要領の足で蹴って進む玩具なのですが、二輪なんですよ、これ。


ホイールが幅広だから、安定性が保たれています。ほら、この通り! 支えていなくても倒れないんです。さらに、ペダル無し自転車に比べて軽いので、18ヶ月児から乗りこなせちゃえます。
今や自転車にはまっている双子、これは取り合いのケンカになるんじゃないかと思いきや、誰も乗らない・・・ちょっとー!!


貰ったプレゼントになびかない、こういう時、ママンはちょっと焦るのです。嫁の立場ってのも、考えてー!
「ほら、こんなに面白いのよ~」とまず、ママンが乗ってみせました。もう捨て身ですよ。そしてようやく、好奇心旺盛な娘がまたがり始めました。


これは、楽しい。四輪車よりも車高が高いから、2歳児ぐらい大きくなると足が長くなる分、スピードも速くなります。さらに、娘はバランス感覚が良いらしく、そのうちバイクをバンクさせて(傾けて)鋭角に曲がれるまでになり、もう狂ったように家の中をぶんぶんグルグル。さながらゾッキー(暴走族)ですよ。

ぬ~すんだバイクで走りだす~♪


ベビーヘアピン

2015-10-19 | 赤ちゃん用品

【2歳3ヶ月】
ほんとにね、髪を切るぐらいで家の娘ったら、何でこんなに泣くんだろう?
今日は我が双子、髪を切ってもらいました。もう本当に、緊急! 長すぎた娘の前髪を、初めて主人が切ったのですが・・・
いや、危ないからと言って、赤ちゃん用爪切りバサミで髪を切る人はいないと思うよ。嫌がって暴れる娘と闘いながら、切れ味の悪いハサミを振りかざすものだから、娘の前髪は、絵に描いたようにガッタガタ。
こんな頭で保育園へ行かれないと急きょ、いつもの美容師さんを自宅へ呼んだのです。プロの腕にかかってももう、切りそろえるしか策はないと、これまた絵に描いたようなオン・ザ・眉毛(←死語ですか?)。


娘はしばらくの間、長すぎる前髪と闘っていました。「前髪ちょこっと切るぐらい…」って言いますけど、両親そろって不器用なんですもん。それでママンが代打、パッチンピンを買ってあげたんですけど、サラサラで薄い娘の髪には留まっていてくれないんですよ。おかしいなあ、近所の15ヶ月児ちゃんはいつもかわいいヘアピンしているのにな、と思い聞いてみたら、アメリカ発の「マンディ MANDY 」のヘアクリップを使っているんですって。シリコン素材で滑り止めが付いているから、赤ちゃんの少ない髪にもひっついていてくれるとか。日本でネット購入したそうだから、私もポチらなくっちゃ。


あっ、でももう、留める前髪がないか…。


ブランコ遊び

2015-10-17 | おもちゃ・遊び

【2歳3ヶ月】
引っ越した先の庭には、前に住んでいた家族が残していったブランコがありました。そのブランコも、1つは籠の中にお尻がスッポリ収まるバケット型の幼児用ブランコ、もう1つは昔懐かしいシンプルな板だけのシート型児童用ブランコです。私はこのバケット型を知らなかったのですが、我が双子と日本滞在時に体験しました。日本ではよく見かけるブランコ、フランスの公園ではあまり見かけないように思うのですが、何故でしょう?


今日、ママン、30年ぶり(!?)にシート型ブランコを漕いでみました!楽しいー!怖い~!アドレナリンッ!!
我が家のブランコ、思いっきり足を振って揺らせば、ちょうど山を隔てて目の前に位置するエギーユ・ド・ミディ( Aiguille du Midi )の頂上を蹴りあげる感じで、何とも爽快感があります。が、緊張しますよ、これ。ブランコって、こんなに怖い遊具だっけ? いま思えば、ブランコの振りを高く大きくするために走って飛び乗り、そのまま立ち漕ぎの姿勢からチェーンがギシギシいうまで振り漕いで、その勢いで前方へ飛び降りては、誰が一番遠くまで飛べたかを競い合ってたなんて、私は何て無謀な遊びをしていたんでしょう! 願わくば、家の双子たちがそんな頭の悪い子ではありませんように…。
さて、ママンがシート型ブランコで遊ぶ様をを眺めていた娘、バケット型のブランコを兄に占領されているとあって突然、「乗せろ!」と言って聞かないのです。シート型ブランコ、2歳児にはちょっとまだ難しいようでした。シートの上で安定して座っていなければ滑り落ち、吊り紐をしっかり握っていなければバランスを崩すで・・・ケガをしなかったのが幸い! ママンの方が緊張した。
でも、何度おちても「アンコー!アンコー!( Encore! もう一度!)」と挑戦する姿は、すごいなあと思いました。何かに挑戦したり、未知への冒険をしながら、『集中する瞬間』というものを身につけていってほしいと思います。また、こういった遊び方を通して『危険を予知する』ことも学習するでしょう。
現代の子は、私たちの子供時代より運動オンチだと聞いたことがあります。でも実は、反射神経や筋力が足りないわけではなくて、体の動かし方を知らないだけなんですって。だから、幼児期に多彩な体を使った遊びを体験することが大切なんだそうです。
そうねえ、公園へ連れて行ってあげたいけど、引越しの片づけがいつ終わるやら…。



2歳児を抱えての引越

2015-10-14 | フランス小ネタ

【2歳3ヶ月】
同じシャモニ市内ですけど、とうとう引っ越しました。もう子供2人が走りまわるには手狭になったので、アパートを売って、一戸建てを買ったのです。我が双子の今朝は、いつも通りアパートの家から保育園へ行き、そして迎えに行って帰ってくるところは新しい家、としました。もう一度、アパートの部屋を見せない方が寂しがらないかなあ…、と。
1ヶ月かかって、保育園のある日のみ、引っ越し作業をしていました。築40年以上の古いシャレーを買ったので、まずはペンキ塗りから始まって(フランスに暮らすと、ペンキ塗りは日常のこと)、風呂場にドアをつけたり(板と蝶つがいとドアノブを買ってきて簡易的にドアを作る主人を見て、フランス人ってたくましい!と思った…)、庭の木々を伐採したり。時には、荷物を運び出すタイミングで双子を連れて行き、「ここが新しい家になるよ」と繰り返し教えました。
その甲斐あってか今夜は、騒ぐこともなく、面白そうにアパートにはなかった暖炉の火を眺めていました。が、なかなか寝てくれないのは仕方ないか…。どうせ、フランスにはよくある通り、インターネット回線が引越し当日からつながるわけもなく、このブログも下書きに入れておくしかないので、気長に子供の遊びにつきあいます!


さて、引越し荷造りは、引越し経験の多い主人の言葉に従って進めました。梱包する時に大事なのは、同じ箱の中に同じカテゴリーの物を入れるのではなく、部屋単位、家具単位にすることだそうです。つまり、書斎の小説もキッチンのレシピ本も居間のガイドブックも「本」というくくりで一緒に詰めるのではなく、開封した時に同じ場所に位置する物たちを一箱にまとめるのが賢いんだとか。最初は、季節モノや思い出の品など「無くても生活できる物」から片づけていきました。とにかく双子は、ママンが何か作業を始めると、手伝いたいのかジャマをしたいのか、必ず手を出してきます。先に不要物を捨て、ダンボールを組んだら、一気に箱詰めしてガムテープ!


次に、「ここ直近で使用しない物」を運び出しました。キッチン用品やら洗面用具も必要最小限にしぼって。なんだ、こんなに最少のもので本当は生活できるんだ…とか、ガッカリしちゃう瞬間。この辺りで、オモチャも的をしぼって極少量に。昨日まで遊んでいて、それがなくなっても探さないんだから、本当はオモチャなんて、1つあればいいんじゃない?

ママンがいちばん長く過ごしたキッチン。ありがとう。


引越し当日は残り物を箱詰めして移動、部屋毎にまとめてあるから、各部屋へ放り込んだら、子供部屋から一気に開封!保育園から帰ってくるまでが勝負ですからね。誰もが「子供を抱えての引越しなんて、大変よね~」と言うのですが、本当に保育園さまサマ。子供のいない時間を作らなければ、終わらなかったように思います。引越しのお手伝い、掃除や配送作業だけを考えがちですが、「子供の面倒を見る」というお申し出もあり、経験者は知っているんだなあと感激しました。
ところで、フランスに引越し業者はいるのか、いないのか? これまでアパートのご近所さん引越し事情を観察していると、小型トラックをレンタルし、家族・友人が手伝って、大型家具でも何でも自分たちで運び出しています。我が家もそうでした。車の後ろに取り付けるリヤカーのような付属車両( Remorque )を知人から貸してもらい、友人を集めて、岩登り用のロープで吊り上げて2階へも家具を運び入れたりしました。フランス人って、本当に何でも自分でやっちゃうんですよね~。


さよなら☆ベビーベッド

2015-10-11 | 赤ちゃん用品

【2歳3ヶ月】
断捨離、第十段! 出産して病院から帰って来た直後から愛用していた、おそらく我が家のベビー用品の中で一番歴史が古い『ベビーベッド( Lit de bébé )』が昨日、この冬に出産を控えているお友達の家へ貰われてゆきました。我が双子は小さくちいさく生まれたので、最初は標準サイズのこのベッドを1台だけ買い、二人を横に並んで寝かせていたんですよ。


このベッドの利点は、キャスターが付いているので転がして移動できること(掃除が楽!)、それから、ベッドの床板の高さを3段階に調節できるので、大きくなるにつれて少しずつ下げていくことが出来ました。ママンとしては床板が高い方が赤ちゃんを抱き上げるのに楽なのですが、赤ちゃんは動き出すと必ず柵を乗り越えようとし始めるから、下げないと危なくてアブナくて。


大きさ的には3歳になるまでもう少し使えそうでしたが、とにかく面白がって柵を乗り越えて脱出しようとするので、ママンは気が気ではありませんでした。そんな折での引越し・・・引っ越した先では家具の配置からも、日本のように床へマットを敷いて寝かせようと考えているので、ベビーベッドがなくなったら上手に寝てくれるのかの不安は残しつつ、でも潔く引き取ってもらっちゃいました! それで昨日から練習を兼ねて“柵ナシ生活”です。昨夜はなかなか寝付いてくれませんでした・・・愛用していたベッドがなくなっちゃって悲しいから? いえいえ、楽し過ぎたようです! もう枕は投げるわ、自由に転がるわで、さながら修学旅行の夜のようでした…。


とは言え、寂しくなかったわけでもないようで・・・
差し上げる当日は、ベビーベッドをきれいに拭いてあげながら、「このベッドはもう、赤ちゃんにあげようね」と双子へ何度も何度も話してきかせたので、運び込む時に大騒ぎするとか、そういう事件は起こりませんでしたが、実は合わせて、赤ちゃんを寝かせる最強グッズのオルゴール『ベッドメリー』と、ベビーベッドの壁に赤ちゃんが頭をぶつけても痛くないようクッションカーテン『ベッドガード』もセットで差し上げてしまったんですけどね、一緒にベッドの柵から吊るして使っていた座布団はこれからも使うだろうと残しておいたら、それを片時も手放さなくなってしまったんですよね…。
これまでと違い、もう2歳は記憶があって想いが残るから、愛用品を手放す時には配慮が必要なんだなと考えさせられました。