Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

日本語を教える~音の出る絵本~

2015-10-25 | 日本語教育

【2歳3ヶ月】
シャモニへ帰って来ました、ら・・・さ、寒い! 家の中が冷えきっている。そうか、アパートと違って、家には不在時でも部屋を暖めておいてくれるセントラルヒーティング機能がないのだ…。

さて、帰宅時の車中、我が双子は祖父母から貰ったプレゼントに熱中しておりました。それは、ナタン( Nathan )社のタブレオ( Tabléo )・農場の動物( La Ferme )編です。タブレットに模した形状の画面に、農家の庭である風景が描かれていて、25種の動物がいます。それぞれの動物をタッチすると、その動物の名前がフランス語で発音されるしくみになっています。さらには、鳴き声クイズやら、その動物に関する雑学クイズやらまで出題されるしかけです。双子は、好きに動物を触って、発音されるその動物の名前を聞いて、上手に真似をします。時には、先に自分で答えておいて、動物へタッチしています。いやぁ~、それにしても、動物の名前をよく知ってること! 誰が教えてくれたの?って、保育園でしょ、絶対。だって、ママン、すでに答えられない動物がいたもの…。


ところで、双子が新生児の頃から今に至っても好きな本の中に、こういった日本のしかけ絵本があります。ニューハウス社の音としかけの絵本『どうぶつだぁ~れ?』『のりものなぁ~に?』です。動物や乗り物が隠れていて、ページを引っ張ると絵が現れつつ、その単語を6ヶ国語の言葉で発音してくれるものです。まあ、6ヶ国語もいらないんですけどね、実際。でも、気がつけば、この最初に発音される日本語だけは双子、かなり以前から意味もなく記憶してしまいましたね。
おぉーっ!? つまりは、日本語の単語の語彙力を増やしていくためには、こういった遊びとも勉強とも分からない境界線の上で、ある単語を何度となく聴かせてしまうのが近道なのではないのでしょうか。それも、ママンの声でない方がいい。だって、ママンは「今から何々をするよー。」「次は何々をしようねー。」と状況説明やら、「当たり~!」「ハズレ~!」など合いの手を入れているため、どこからどこまでがその単語の音なのか、判別しにくいですもんね。
これは、シメタ! 実は、「楽しい」だけで選んだ双子へのクリスマスプレゼントがもう買ってあるのですが、『アンパンマン おしゃべりどうぶつずかん』は絵本を専用ペンでタッチすると音声で動物の名前を教えてくれるもので、きっと自然に日本語彙力を増やしてくれるハズ…。姉妹品の『のりものずかん』も合わせて買いましたよ。日本から送ってもらう段階になって実母が、「ペンが1本しかなかったら、ケンカの元ですが?」と言うことに気づきまして、これも急きょ、買い足してもらいました…。
同じく姉妹品に『せいかつずかん』があり、昨年のクリスマスプレゼントで頂いたのですが、そもそもこの本が双子にヒットだったのです。フランスで暮らす双子には見たことない物がいくつもあるから、上手にごまかすのが難しいのですが(だって、説明したってまだ分からない年だもの…)、日本の生活を絵で見て感じとってもらえたらと思っています。

そうなると「音の出る本」、もっと探さなくっちゃ。それを毎日、何度も繰り返し聞かされる羽目になるこっちの身にもなってもらいたいもんだ、と思った日もありましたがね・・・



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