Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

一人で☆ペダル無し自転車

2015-10-01 | おもちゃ・遊び

【2歳3ヶ月】
2歳の誕生日プレゼントに買ってもらった「ペダル無し自転車( Draisienne )」、3ヶ月経った今ようやく、“自転車に乗れるようになった”と言えるまでになりました~。つまりね、自分で自転車置き場(と言っても庭に面する家の壁に立てかけてあるだけだけど)へ取りに行き、自転車をひいて段差のあるテラスから庭へガタンガタンと下ろし、ヨイショと足を上げてまたがる・・・こんな小さな動作だけど、買った当初、実は「えっ、自転車をひくことって、難しい動作だったんだ…」と乗りこなす以前の問題にぶち当たって、ショックを受けたものです。


だから始終、支えてあげなければならず、こんな低い車体に合わせて前かがみで、庭をグルグル、グルグル…。チビな私でさえ、腰がつらかったー。乗りたいのは二人ですからね、交替こうたいで引いてあげるわけですが、子供に休みはあっても親はフル稼働!早々に双子も「こうたーい!」という言葉を覚えましたよ。それが今、放っておいても自分で乗り回してる!く~、感動だー!!


さらにさらに、倒れた自転車を自分で、起こせるようにもなったんですよ!自転車が倒れちゃうと泣くかと思いきや、「ねんね!」と言って面白がる。それを「朝ですよーって、言ってごらん」と言うと、立ち上がって何やかんやと頭を使って倒れた自転車を起こし、再度、一人で自転車へまたげるようになった!これは教えたわけではないから、ビックリしましたよ。どっち側に立てば起こしやすい、とかね。いま思えば、支えてあげなければ自転車を引くこともできなかったことも、自転車を与える時期がただ、早過ぎただけなのかなあ…、と。これまでの、立っちして歩くようになったことと同じく、子供の発達には段階があるから、自転車に乗れないからと言って、必死になる必要もなかったんだね。まあ、あの幼少時代の補助輪ナシ自転車の練習が、トラウマになっていたことは間違いない…。


今回、ペダル無し自転車を買うに当たって、初めてママ友ちゃんへ意見を求めました。上の子ちゃんが3歳の頃から乗っていたのを知っていたからです。いちばん大事なのは「足がつくこと」ですって。言われれば当然なんですけど、自転車屋へ物色しに行って、種類も豊富で値段もピン切りとなると、何をどう選んでいいのか分からなくなるものです。私には、ブレーキが付いている物の方が高いけど安全面で必要なのかとか、40ユーロで買える自転車と200ユーロもする自転車は何が違うの?とか、そういう観点でしか考えられなかったんですけど、やはり経験者に聞くが一番、ブレーキは使いこなせないし、安い物を選んでも最初はまたがるだけが精一杯だから危険もない、物足りなくなってきた頃にはもう、本物の自転車へ買い替える時期になるんだそう。
これは、善意ある自転車屋でも同じことを言われました。とにかく最初の一蹴りが大事、この時に足がつかなくて、転んだりしちゃったらもう、しばらく自転車は拒否されかねない・・・容易に想像できるわね。そこで、プレゼントはサプライズが良いんだけど、誕生日前に我が双子を連れて自転車屋を回り、何台もお店でまたがせて決めました。息子には、他と同じ12インチなんだけど、サドルが一番低くまで下げられる GIANT 社の「 Pré Push Boy 」を、娘はそれさえも爪先立ちだったので、もっと小さい PUKY 社の「 LR M 」を選びました。この PUKY だけが1歳半から乗れる小さくて軽い自転車を出しています。タイヤもプラスチックで、息子の自転車とでは半値以下の差ができてしまったのですが・・・これは内緒にしておこう。


乗りこなせるようになって浮上した問題、やっぱり“本物の自転車”は格好よく映るのか、娘が息子の自転車へ乗りたがって仕方がない…。