フランスには日本のコンビニなんて無いに等しく、ほとんどのお店が１９時過ぎには閉まってしまいます。薬局もしかり。でも病人は待ってくれないので、夜は市内の薬局が交替で当直をしているんですよ。昨日は子供を寝かしつけているところへ、その電話が入りました。なんでも、粉ミルクを切らしてしまった、と！これは一大事です。さらに悪いことに、そんじょそこらには売っていない特別なミルクなんだそうです。当直薬局へ電話をすること、もう５軒目なんだとか。しかし残念ながら、主人の店にも置いてありませんでした。そのパパはあれから、どうしたのでしょう？赤ちゃんは別のミルクで妥協してくれたかな？私たちも、今でこそ一般的なノバラック（ Novalac ）を飲ませていますが、最初の頃は体重を増やすため特別な栄養たっぷりプレギゴズ（ Pré Guigoz ）を使っていましたから、いつも切らさないように何缶もストックしていました。
今も、我が家の冷蔵庫の上には２缶も積まれています。とにかくなくなるのが早いんです！今日も新しい缶を開封しましたが、その前の缶を開けたのは確か一昨日だったような気が…。生まれたばかりの頃は哺乳瓶がくわえられなくて、かわいらしくスポイトで飲んでいたんですけどねえ。
レースで全身のエネルギーをすべて使い果たしてしまった主人が、水辺でのんびりしたいと、翌日はお休みを取ってスイス・マレコット（ Les Marecottes ）へ出かけました。ここには自然の岩を利用して作られたプールがあり、動物園も併設されていると聞いて、夢ふくらませて出かけたのですが・・・う～ん、なんだかなあ。田舎の小さな村にあるリゾート地（？）なので、９月に入ってプールはすでにクローズし、動物園もあと１時間余りで閉まるというので急いだところで動物は数えるぐらい。ちなみにいるのはゾウやキリンではなく、山に生息するシカやオオカミ、クマなど、そう、山の動物園なのです。ハイキングしていてもそうそうには会えない野生山羊のブクタンを間近で見ることができます。
しかし、動物園だけではなんだか不満が残りました…。ここは、双子が歩けるようになってから、プールのオープンしている夏に、シャモニからのびるローカル線モンブラン・エクスプレスで電車の旅も楽しみつつ、山の動物を見せてあげる日にリベンジしたいと思います。
朝から、というより明け方から、インターネットの更新ボタンばかり押していました。ゆっくりと、でも確実に、ゴールへ向かっている主人の記録を追いながら、残り10kmに迫ったところで、子供たちをゴールへ連れて行こう！と決意しました。双子用大型ベビーカーは人混みの中では大迷惑なのは分かっていても、主人が頑張っているから私もこのぐらい頑張らないと！という気持で。食いしん坊の息子が空腹を訴えて泣き叫ぶから皆の視線を集めつつ待つこと１時間、とうとう、とうとう、主人がゴールのある広場に入ってきました！やったー、168kmを43時間11分52秒で完走、2300人中1161番でゴール！！よかったねー、子供たちとのゴールでの記念撮影も本当にうれしそう。私も嬉しい、これで一人育児から解放される・・・。