Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

子供が蜂に刺されたら?

2017-08-13 | 幼児の病気・ケガ

【4歳1ヶ月】

家の近所にはテント場があるのですが、盛況のようです。昨夜9時頃、若い男性2人組が我が家を訪ねてきて、「庭にテントを張らせてもらえませんか?」と。予約ナシで来たら、テント場がいっぱいだったんだって。もう9時。いくらヨーロッパの昼が長いからと言っても、あと1時間で真っ暗になってしまうので泊めてあげようかとも思ったのですが、やはり「子供がいるから…」という理由でお断りしました。でも、尋ねてきてくれるだけ良いようです。知人の家はブレバン( Brévent )と言うちょっと高台の山中にありまして、大きな庭を有している。朝起きたらそこへ、勝手にテント泊している人がいたんだって!


野営しているのはテント場だけでなく、山の上でも。モンブラン山群は基本、キャンプすることを禁止していますが、人命にかかわる場合、日没から日の出まではテントを張ってもいいことになっています。そんな中、月曜から山へ入った35歳の日本人男性が現在、この山のどこかでツェルト(登山用の軽量テント)を張ってレスキューを待っています。木曜のSOS通信を最後に、行方がわからなくなっています。まったく知らない方なのに、心がざわついて仕方ありません。まったく知らない方なのに、生きろー!と念じてしまいます。聞こえてるかな? 雨が一瞬でも止んで視界が開けると、必ずヘリが出動して皆で探してるんだよ。遭難者の捜索は、昨夜で打ち切りとなってしまいました。あー、お盆が近いな、と思ったりします。子供の母となった今、親御さんの事ばかりが思いやられて仕方ありません。そう、成人していても、親より先に死ねないな、と思えるようになりました。親より先に死なないで!と、我が子の寝顔を見ながら思います。


さて、我が家の中でも事件が発生。息子が蜂に刺されました…。チーン
犯人は、この方。アシナガバチと言うんでしょうかね、フランス語でゲップ( guêpe )という奴です。


私たちは今夜、外でバーベキューを楽しんでいました。ヨーロッパの夏の夜は遅くまで明るいですから、子供も非日常的な世界に大はしゃぎしていたんです。そこへもってきて、誘われるようなローストチキンの良い香り。知らなかったんですが、アシナガバチって肉食なんですって。息子が突然、「痛ーい!」と大泣きし始め、すぐに蜂に刺されたことに気がつきました。
私たちがしたことはまず、その場から離れました。また刺されては、「これぞ泣きっ面に蜂!状態」となってしまいかねませんもんね。そして、傷口を水で洗い、炎症を抑えるためにステロイド軟こうを塗りました。痛みを和らげるよう保冷材で冷やしてあげて、大好きなDVDを特別に見させてあげました。意識をそらせる作戦です。
よく、蜂に刺されたらショック症状が出ると、聞いたことありませんか? 私は下手に小説を読み過ぎていて大慌てだったのですが、まず、初めて蜂に刺されたのなら問題はないそうです。1度目で、体の中に抗体が作られる人がいます。その抗体が、2度目になると一斉に強いアレルギー反応を起こすんだそうです。けいれんや呼吸障害などが10分以内に起こるんだとか。だから、DVDを見させて静かになったから放っておく~、はダメで、しばらくの間はそばについていて注意して見ていなければいけません。
でも、抗体を作らない人もいるんですって。だから、蜂に刺されたのが2度目だからすぐに救急車!なんて大騒動にしなくても、今夜のようにモタモタと応急処置しているうちに10分なんてすぐ経ってしまうから、様子を見ていて救急車を呼ぶなどと考えていればいいそうです。


シャモニ谷はそこら中で養蜂をやっています。朝一などで土地の特産品をのぞくと必ず、蜂蜜を売っているぐらい。今夏はフランス全土が猛暑ですよね。それが原因で、蜂刺されの被害者は急増しているそうです。慌てないためにも、ママンは基本知識を身につけておかないと!

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