耳寄りな情報を入手しました。毎週土曜に開かれるシャモニの朝市で、豆腐が買えると言うのです。これまで20kmも離れた町まで高速のって買いに行っていたんですよ。これは行かねば！
実は、リムジン並みの双子ベビーカーで朝市へ乗り込んだのは初めてなんです。通路は狭いし、人は多いしで、無謀は避けていたのですが・・・でも、豆腐のためなら！
これだけテンションを上げて出向いた朝市で、３周まわってみても豆腐が見つけられず、ガッカリ。今日は業者が来ていないのかもしれない…と思って帰り際、蒸し餃子を買って帰ることにしました。とても気の良いお姉さんで、何となく立ち話。「朝市で豆腐を売っているお店、知らない？」
あった、あった、ありました。赤いプラスチックケースを開けると、彼女のお母さんが仕込んだと言うベトナム豆腐が、水に漬けられていました。日本にいてもスーパーでケース入りの豆腐を買うようになってしまった今、こういう光景は懐かしさにジーンと来ましたよ。それを手ですくって、はい、２ユーロ！
ところで、海外の豆腐は固いです。乱暴な私が手で持っても壊れない、フランス人の主人がお箸でつかめるほど。味も少し豆臭い（？）ような気がする。だから、日本の冷奴で食べる気はしない。それでも在外さんは買ってしまうのよね、豆腐って。
ちなみに、フランスでは健康志向により豆腐がよく売られています。でも聞いてみると、おいしく食べるコツが分からずに料理している人が多いような。だから、私のような料理音痴が何を作っても、「おー、トーフ♪」と喜ばれるんですよ。
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フランスでワーキングホリデー～2004年12月21日～
ふぅ、食べすぎた。アルザス地方には郷土料理が多くて、プレッツェル、タルト・フランベ、ゴーフル、クグロフをクリスマス市で制覇し、残るシュークルートとベックオフをレストランで食べた。今夜のレストランで食後、コーヒーを飲んでいたら歌手が登場して歌が始まった。見回すと、遅い時間になってからお店は混み始めている。そうか、みんなこれを知っていて時間を合わせてくるんだな。私はこれからゴスペルを聴きに行く。ストラスブールではこのシーズン、毎日どこかでコンサートが開かれる。教会で市民合唱団の歌声を聞いていたら、除夜の鐘を聞いている気分になり、物悲しくなった。