日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

全裸タレント 小学4年の少女 通報行為

2009-04-25 15:24:02 | Weblog
「スポーツ報知」の記事である。

 人気グループ「SMAP」の草なぎ剛容疑者(34)が23日未明、東京・港区の東京ミッドタウン内の公園で酒に酔って全裸で騒いでいたとして、公然わいせつの疑いで、警視庁赤坂署に現行犯逮捕された。(中略)
 同署によると、逮捕容疑は港区赤坂9丁目の檜町公園で全裸になった疑い。近所の男性から「酔っぱらいが騒いでいる」と通報があり、警官3人が駆けつけると、全裸の草なぎ容疑者が芝生の上であぐらをかいて何かを叫んでいた。警官が「騒ぐな。服を着ろ」と注意すると、「裸だったら何が悪い」と制止を振り切ったため逮捕。手足をばたつかせて激しく抵抗する草なぎ容疑者の体を保護シートです巻き状態にしてパトカーに押し込んだ。(中略)
 逮捕前日は休日で、午後8時ごろから知人の男女2人と近くの居酒屋を2軒はしご。日付をまたいで午前2時20分ごろに現場付近で女性と別れた後に全裸になった。逮捕現場から十数メートル離れたところに、身に着けていたジージャンとジーンズ、財布、携帯電話などがひとまとめに置かれていた。(中略)
 午後4時には逮捕現場近くの自宅に家宅捜索が入り、報道陣が騒然となったが、同署では「全裸になった動機を調べるため」と説明。捜索は約30分で終わり、押収物はなかった。留置場では尿検査も行われたが、薬物反応などはなかったという。同署では24日に東京区検に送検するという。(後略)
(2009年4月24日06時00分)

草なぎ剛さんのことを私は何も知らない。タレントさんらしいが、その後のテレビのハッスルぶりからすると大物タレントのようである。

「騒いでいる」という通報で警官が現場に駆けつけたら、全裸の男がいるものだから、「騒ぎ」から「全裸」に問題が移ったようである。「全裸」でご近所さんに迷惑をかけたわけではないのだから、草なぎ剛さんも警官に言われるままに大人しく服を着ておればそれで済んだことだろうに、警官を相手に争ったのが悪かった。それで「公然わいせつの疑い」で逮捕だから不運なことである。それにしても留置場での尿検査の結果薬物反応もなかったというのに、逮捕後12時間以上もたって自宅に家宅捜査が入ったというのには驚いた。やりすぎである。私がしかるべき立場にあれば、この捜査令状にサインした裁判官を徹底的につるし上げるところだ。

このハプニングは通報者がいて公ごとになったが、一方、次の悲惨な出来事は、通報者の不在をうかがわせる状況であったために起こったようである。YOMIURI ONLINE(読売新聞)の記事である。

聖香さん連日ベランダに閉め出し、1週間目撃される

 大阪市西淀川区の市立佃西小4年、松本聖香(せいか)さん(9)とみられる遺体が奈良市内で発見された事件で、3月下旬に1週間にわたり、連日、自宅マンションのベランダに閉め出されている聖香さんの姿が目撃されていたことがわかった。

 24日の司法解剖の結果、死亡推定時期は、母親の内縁の夫の小林康浩容疑者(38)が「ベランダに放り出していたら死んでいた」と供述した日と合致する4月6日頃と判明。大阪府警は聖香さんが長期間、屋外に放置される虐待を受けるうち、徐々に衰弱して死亡した可能性もあるとみて調べている。

 府警の発表では、司法解剖で脳に硬膜下血腫が見つかったほかは、遺体に目立った外傷はなく、死因は特定できなかった。小林容疑者らは6日夜に遺体を遺棄した、と供述しており、死亡推定時期から、府警は聖香さんが死亡直後に遺棄されたとみている。

 聖香さん宅のベランダでは、カーテンの閉まった窓に向いて立ちつくす女児の姿を、近くの工場で働く男性(24)が目撃。4月以降はベランダの柵部分にすだれがかけられ、女児の姿も見なくなったという。
(2009年4月25日09時27分)

同じく(2009年4月24日14時55分 読売新聞)の記事。

(前略)聖香さんは1月中旬、左ほおのあざに気付いた教諭らに「(小林容疑者らに)たたかれた。ご飯を食べさせてくれず、寝かせてくれないこともある」と説明。学校側が確認すると、美奈容疑者は「聖香はうそをつく癖がある。あざは(何かに)当たっただけ」と述べたという。

 聖香さん宅マンションについては、昨年末から今年3月下旬頃まで、昼夜を問わず、女児の泣き声や男のどなり声、壁をたたく音などが頻繁に聞こえていた、との証言も近隣住民から複数、府警に寄せられている。(後略)

少女が虐待されているのではないかと不審に思った人が周辺に複数いたようである。それなのになぜ警察とかしかるべきところに通報しなかったのだろうか。警察に通報すれば必ず駆けつけてくれるはずである。関わりになることを避けようという気持ちは分からなくはないが、それにしてもこの近隣住民の無気力ぶりは私には理解できない。かって阿呆な女子学生を『阿呆払い』にで記したことであるが、私自身間接的ながら次のような事情で警察に通報したところ、すぐにパトカーが駆けつけてくれたことがある。

もう20数年以上も前のことであるが私が単身赴任時代に住んでいたアパートでも男女学生が大騒ぎしたことがあり、大家さんに連絡して警察を呼んで貰ったことがある。その事件の詳細は後日大家さんから聞いたがまことに奇妙きてれつのものだった。

女性の居住しているアパートの一室に男性が訪れてきて酒盛りを始め、興も高まり草木も眠る丑三つ時に女性が男性に『迫った』そうである。ところが男性の方はアルコールが入りすぎたかでものの役にたたない。それを女性がなじったのが切っ掛けで男性の方も切れて、家財道具をひっくり返し回る大騒ぎになったのである。その物音がただ事でなかったので私が目覚め、その騒音と罵声のすさまじさに怒りを発し警察を呼んだのである。

警官が駆けつけてその男性を引き立てて行った。そうすると女性の方が警官に組み付いてそれを止めようとする。それ自体も見物であったが、大家さんが云う「○○(私の名前)さん、見ておくれやす、あの子(女性)の下、すっぽんぽんでっせ」にはわが目を疑った。なるほどその女性の上半身はパジャマだが下半身は真っ裸である。だからこそ、事件後聞かされた女性が『迫った』のに、という話が素直に私の頭に収まったのである。

あらためてこの箇所を読み返してみると、なんとこの時は下半身すっぽんぽんの女性を警官が目にしているにもかかわらず、女性はお構いなしであったことを思いだした。なぜ同じことをして男性がわいせつで女性がわいせつでないのか分からないが、それはさておき、単に騒ぎ立てているだけではなくて暴力行為が行われているのではないかと疑われる場合は、市民の義務として警察に通報するなど積極的な行動を起こすべきであろう。事件が起こってからの「証言」では屁にもならない。


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