日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

若い政治家がもっと頑張らなくちゃ

2011-01-25 18:14:22 | 社会・政治
昨24日、通常国会が始まった。今国会の大きな焦点が2011年度予算案と関連法案の成立であること、そして消費税増税が避けては通れぬ道であることは分かるが、それ以外のことはほとんど関心がない。菅内閣にことさら期待を抱くわけではないので、菅総理の施政演説の全文が今日の朝刊に載っているが、目を通そうという気が起こらない。どうせ言いっぱなしだと諦めているせいである。

産経新聞のiPhone版に面白い記事が出ていた。と言っても新聞オリジナルの記事ではなくて「新報道2001」抄録なのである。

 フジテレビ系、23日放送
 東京都の石原慎太郎知事が政局を語った。
 ― 与謝野馨氏入閣は
 石原氏「情けない。好ましくない政権を倒すためといって新党をつくった。男同士の信義、友情のきずなはどこにいったのか」
 ― 菅直人首相は
 石原氏「発想力がない。市民運動から出てきた政治家はご用聞きみたいなもの。国を運営する基本理念はどこにあるのか。だからバラマキになる」
 ― 蓮舫行政刷新担当相の都知事としての資質は
 石原氏「事業仕分けで『スーパーコンピュータが2番目では悪いのか』といったのは致命的失言だ」
 ― 自身の出馬は
 石原氏「気力も体力もなくなりました。やっぱり年齢は意識する」
(2011.1.24)

菅総理へのコメントが手厳しいがこの件には私も同感で、リーダーの器でない菅総理と大臣に値しない柳田稔法相でその思いの一端を記した。ただ石原氏の蓮舫大臣についての発言、《事業仕分けで『スーパーコンピュータが2番目では悪いのか』といったのは致命的失言だ》の真意が、これだけでは政治家の感覚がない私には理解出来ない。

与謝野馨氏の入閣については結果がものを言うであろう。財源も確保せずにバラマキに走った民主党政権に最初から危惧を抱いていただけに、消費税増税を現実のことと見据える政策の推進役としての働きいかんで評価が自ずと定まるであろうから、後は見守るだけである。しかしそれにしても与謝野大臣が72歳で、消費税増税に向けて強力な連携者と目されている藤井裕久内閣官房副長官に至っては78歳である。年齢をものともしないお二人の意気込みに敬意を表すには吝かではないが、残念に思うのはその後に続く若手、と言っても四十代から五十代であるが、の姿が浮かび上がってこないことである。石原氏の言葉を借りると、国を運営する基本理念をことあるたびに論じる若い政治家が輩出して、われわれ高齢者の心を大いに揺すぶって貰いたいものである。それがわれわれに残された希望でもあるからだ。

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