日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

佐渡裕プロデュースオペラ2011「こうもり」のチケットをゲット

2011-02-17 17:12:31 | 音楽・美術
喜歌劇「こうもり」は私の大好きなものの一つ、それが佐渡裕プロデュースオペラ2011として上演されることになり、これまた大好きな塩田美奈子さんに森麻季さんが同じ舞台で競演する。それにCDでしか知らなかったあのカウンターテナー、コヴァルスキーも出るとあっては見逃すてはない。先行予約会員受け付け開始の今日、午前10時から電話とインターネットで、一番高い席でもC席を目標に申し込みを始めた。

先ず電話、かかるはずがない。11時ごろまでは「大変混み合っていますので・・・」の機械的なメッセージが流れるだけで、てんで相手にして貰えない。インターネットの方でも「兵庫県立芸術文化センター」の日本語サイトにすら入れない。しかし11時かなり過ぎた頃だろうかインターネットが繋がり、ようやく7月の公演予定から初日16日のチケット購入の手続きに入った。やっぱりE席D席はもう満席で残るC席も多くない。幸い2009年の「カルメン」を観た席から1番ずれた2席が空いていたので、それを申し込むことにした。ところが問題が発生、会員番号は記入できたが暗証番号を用意するのを忘れていたのである。思いつくところを探したが出てこない。暗証番号を忘れた人は電話で問い合わせるように指示が出ていたが、これは予約申し込みと同じ電話番号なので、簡単に繋がるはずがない。しかしこれが最後の手段とばかり、ひたすら再ダイヤルを繰り返した。

有難いことに今度は10分もしないうちに繋がり、事情を話したら、身元確認をされた上いったん電話を切り、折り返しの電話で暗証番号を知らせて貰った。インターネットに戻り暗証番号を入れて先に進もうとしたが、接続が時間切れのメッセージが帰ってきた。30分以上操作をしていなかったので、接続が切られたのであろう。そこで「戻る」を繰り返して「チケット購入」の画面に戻り、申し込み手続きを再開した。私がモタモタしているうちに、先ほどは座席ブロック内の残席数が6であったのに、今や2席しか残っていない。ところがよく見るとそれは私が確保しようとしていた2席なのである。有難や、と今度はスムーズに手続きを進め、目出度くC席チケットを手に入れたのである。「チケット予約完了通知」のメールのタイムスタンプは「2011/02/17 12:01:13」、たっぷり2時間を費やしての作業であった。一週間以内に窓口でチケットを購入して完了である。

私が始めて舞台でオペラを観たのが「こうもり」で、まだ学生の頃であった。確か労音の主催で、立川澄人さんが出ていた記憶がある。それ以来の「こうもり」ファンだから、それなりの年季が入っている。高画質のレーザーディスクが登場して、当時評判となったRoyal Operaの「Die Fledermaus」がリリースされた時に、思い切って再生装置共々購入した記憶がある。それ以来何回となく観ている。


178分におよぶ舞台が2枚のレーザーディスクの表裏、4面に納められており、価格は10300円。ということは消費税が3%の時代であり、1990年代の初めであろうか。歌手だとばかりに思っていたドミンゴの指揮には度肝をぬかれたが、キリ・テ・カナワやヘルマン・プライなど好きな歌手の歌と演技を始めとして、オルロフスキー公爵の館での華やかな舞踏会の場面など、何回見ても楽しい。現在この映像は小学館刊行の「魅惑のオペラ」シリーズ第7巻のDVDで観ることができる。芸文センターでの公演まで、2、3回は観ることになりそうである。


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