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日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

鶏肉にピータン入り雑炊

2004-10-17 15:58:13 | Weblog
秋の好天に誘われて妻は家を出て行ったしまった。一人取り残されて私は仕事に没頭、気がついたらお昼である。例によって冷蔵庫を開けてみた。

タッパーウエアに入ったご飯がある。冷凍庫には使い残りであろうか鶏の胸肉にきざみねぎ、野菜庫にはキャベツの切れっ端が私に呼びかけるが如く横たわっている。そうだ、ピータンがあるはず、と先日南京町で買ったことを思い出した。

キッチンは妻のテリトリーである。何をどこに仕舞うのか、その時の気分で決めてしまうので、留守に探し物をするのは大変である。戸棚から引き出しから開け回って最後には諦めるのが常であるが、今日は先行きがいい。あのあたり、と見当をつけて戸棚の奥をまさぐったら、指先がグニュッとした感触のものを探り当てた。何故かしら珍味を目に触れにくい所に隠す習性があるのを知っているからだ。

鶏肉を電子レンジで解凍してスライスし、キャベツは細切りにしてスープの素で冷えご飯共々火を加え、沸騰してきたら弱火にして炊く。その間、ピータンの殻をむき適当な大きさに切っておき、鶏肉が柔らかくなりご飯粒が伸びたころに加えて、最後にきざみねぎを入れ、さっと煮立たせて出来上がり。調理時間は15分ほど。

テレビをつけるとちょうど三枝の「新婚さんいらっしゃい」が始まったところ。最初のカップルは柔道部の先輩後輩の間柄とかで、二人とも体格がいい。夫が寝言で女性の名前を口にしたばっかりに妻に柔道の技で締め上げられて白状させられる。なんでも500円でオッパイ揉み放題の女性の名前だったらしい。500円は安すぎる、本当はもっと高かったのに奥さんが怖くて騙したのでは、と疑問に思ったが真偽の確かめようはなし。

昼の日中からこんな話に妙に感心しながら出来上がった雑炊を一人で啜っている。ふと、「小人閑居にして・・・」なる一節が頭を横切った。穏やかな昼下がりである。

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