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日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

新聞社の赤字転落 NHK教育テレビの放送時間短縮

2008-12-29 11:17:04 | Weblog
朝刊が軽くなった。今朝は24ページで折り込み広告もほんの数枚、それに夕刊は年末年始お休みだと言うからますますスリムでいい。不便も一切感じない。普段でも見出しに目を走らせる程度で、中身はほとんど素通りである。ブログ種にと触手が動いた時だけは丹念に読む。実を申せば本の広告さえ出ておればいいのである。

昨日テレビで損害保険会社大手6社の内、3社が統合に向けて動き出したとのニュースが流れた。年度内に基本合意を目指すとのことである。これが実現すれば6社が4社になり、となればさらに3社・・・と、業界再編の動きすら取り沙汰されていた。新聞業界でもこのような動きはないのだろうか。

二、三日前だったか、毎日新聞と産経新聞が今年の中間期の連結決算で共に赤字転落と報じられていたが、そのことを知人と話していたら朝日新聞も赤字転落だと教えられた。他の業種ならそれこそ統合を視野にいれての動きがあってもおかしくはないが、お互いにプライド高き新聞社だけに統合にはやはり抵抗があるのだろうか。「武士は食わねど高楊枝」を貫き通し、座して死をまつ姿勢も潔いかな、と心密かに思ったりもする。もし統合に動き出すのならそれはそれ、個人的には戦前から続いている新聞社同士が一つになる一方、戦後生まれの新聞社も一つになって二極に分かれるのもすっきりしていいのかなと思う。ニュースに対する需要がこれから大きく落ち込むとは考えにくい。問題は紙と言う媒体が唯一の強力な伝達手段でなくなったことに対する新しい取り組みなのであろうか。

そして朝刊のテレビ欄に異なる変化を見つけた。NHK教育テレビが今日は放送時間を午後0時30分から午後9時30分までの9時間に短縮すると言うのである。排出CO2削減に協力するのだそうである。かねてからテレビ放送は午前0時には全部終わった方がいいと思っているものだから、さすがNHKと思いかけたが、ちょっと待ての声が響いてきた。

民間テレビが放送時間を短縮するのなら諸手を挙げて賛成する。一文たりとも聴視料を払っていないからだ。ところがNHKだけは違う。われわれから強制的に聴視料を徴収しているのである。私がその聴視料を払うのも、このような放送時間でサービスを提供しておりますと言うことに対して長年培われた暗黙の了解があるからではないか。規定の料金を取っておりながら放送時間数なるサービスの内容を勝手に落とすのは理に合わない。

テレビの放送時間を減らすことに私は大賛成である。NHKがその先駆けとなるのも大いに賛成である。とっかかりとして放送時間を現在の半分にしたらどうだろう。しかし聴視料を半額にすることを忘れてはいけない。それと、「教育」テレビから削減を始めるのはいかがなるものか、と。