昨日(12月7日)の午後、市内のとある小さなホールで次のようなプログラムのコンサートが開かれた。出演者はプロ、アマを取り混ぜてであるが、アマにはかく申す私も入っている。日頃のヴォイストレーニングの成果を披露する場でもあって、友人とか家族のみがお客さんのささやかな、しかし心温まる集いであった。


私はこれまで「気が散るから」とか言って舞台姿を妻に見せたことはなかったが、今回は私がドン・ファンに扮するのを見せびらかしてやろうと思い、あえて来るのを拒まなかった。何回かレハーサルをしたがなかなかうまくいかず、泣き言のようなことを洩らしたりしたが、要はまだ楽譜がしっかりと頭の中に入っていないせいだと思い直してたたき込み、自分で場を作るんだとの意気込みで本番に臨んだ。多分それがうまく行ったのであろう、「かわいいお手をどうぞ」なども所作をこなしつつ気持ちよく歌えてツェリーナを誘い出せたし、私が苦手な6/8拍子のカンツォネッタでもなんとかもう一人の若い女の子に窓を開かせることが出来たようである。このほかにも私は「津軽のふるさと」をソロで、ヴォイストレーニングの相棒さんとメンデルスゾーンの二重曲集から二曲を歌った。歌仲間が見ても本番が一番よかったようで少々気をよくした。人前で歌って密かに自惚れるのもなかなか乙なものである。だから止められそうもない。


私はこれまで「気が散るから」とか言って舞台姿を妻に見せたことはなかったが、今回は私がドン・ファンに扮するのを見せびらかしてやろうと思い、あえて来るのを拒まなかった。何回かレハーサルをしたがなかなかうまくいかず、泣き言のようなことを洩らしたりしたが、要はまだ楽譜がしっかりと頭の中に入っていないせいだと思い直してたたき込み、自分で場を作るんだとの意気込みで本番に臨んだ。多分それがうまく行ったのであろう、「かわいいお手をどうぞ」なども所作をこなしつつ気持ちよく歌えてツェリーナを誘い出せたし、私が苦手な6/8拍子のカンツォネッタでもなんとかもう一人の若い女の子に窓を開かせることが出来たようである。このほかにも私は「津軽のふるさと」をソロで、ヴォイストレーニングの相棒さんとメンデルスゾーンの二重曲集から二曲を歌った。歌仲間が見ても本番が一番よかったようで少々気をよくした。人前で歌って密かに自惚れるのもなかなか乙なものである。だから止められそうもない。