今朝の新聞にインターネットを流れるデータ量の急増で通信速度が下がる「ネット渋滞」の緩和対策のことが報じられていた。asahi.comによると《渋滞の主因は、ネットを通じて不特定多数のコンピューターの間で音楽などのファイルを交換・共有する「ウィニー」などのソフトの利用者。ネット利用者の1%がファイル交換ソフトの利用で通信量の半分を占めているとの調査結果もある。動画投稿サイト「ユーチューブ」なども、通信量を急増させている》とのことである。
一部の大量利用者のせいで他の利用者の通信に支障が生じる場合に、大量利用者に対して通信速度制限を行うことで「ネット渋滞」を和らげようというのがこの緩和対策の骨子の一つとなるらしい。このような状況を放置すれば一般利用者が不便を被ることはもちろん、高速の接続速度を売り物にするネット接続業者の「商品不当表示」にもなりかねないので、実効のある対策をしてほしいものである。
この記事のなかで一つ気になることがあった。《総務省の昨年11月の調べでは、約4割のネット接続業者が速度制限を実施済み。NTTぷららやニフティは、ファイル交換ソフトによる一定以上の通信を制限対象にしている。》と言うところである。後半の部分は文字通り受け取ることが出来る。問題はその前半の「約4割のネット接続業者が速度制限を実施済み」の箇所である。既に実施済みなら今更速度制限をします、と強調することはないではないか。しかしひねくれ者の私は別の取り方をしてしまった、大量利用者、一般利用者を問わずおしなべて速度制限をしているのではないかと。
私はほぼ毎朝、J:COM NETウルトラ160Mコース回線速度をRadish Network Speed Testingという通信速度測定システムで測定している。下の表は5月に入ってからの測定結果である。19日、7日、6日のデータは測り忘れたので入っていない。
一番調子のよいのは8日のデータで、上り下りとも以前にやっと落ち着いたJ:COM NETウルトラ160M回線のデータと同じかやや上回る。
ところが全体を見渡すと上り速度が5Mbpsに満たない日が20日間で6日もある。そしてこの一つのデータは最大8回測定の平均値であろうが、品質の値を100を基準にしてそれぞれ99を上回る値なので、複数回測定してもデータが大きく振れていないことを示している。すなわち安定して遅い回線速度になっているのである。そこで私はJ:COMがひょっとしておしなべて速度制限をしているのではないかとつい疑ってしまったのである。
これから160Mコースの加入を考えておられる方は速度制限の実態についてあらかじめ確かめられた方がいいように思う。速度制限には利用者への十分な情報開示が前提となっているそうなのである。
一部の大量利用者のせいで他の利用者の通信に支障が生じる場合に、大量利用者に対して通信速度制限を行うことで「ネット渋滞」を和らげようというのがこの緩和対策の骨子の一つとなるらしい。このような状況を放置すれば一般利用者が不便を被ることはもちろん、高速の接続速度を売り物にするネット接続業者の「商品不当表示」にもなりかねないので、実効のある対策をしてほしいものである。
この記事のなかで一つ気になることがあった。《総務省の昨年11月の調べでは、約4割のネット接続業者が速度制限を実施済み。NTTぷららやニフティは、ファイル交換ソフトによる一定以上の通信を制限対象にしている。》と言うところである。後半の部分は文字通り受け取ることが出来る。問題はその前半の「約4割のネット接続業者が速度制限を実施済み」の箇所である。既に実施済みなら今更速度制限をします、と強調することはないではないか。しかしひねくれ者の私は別の取り方をしてしまった、大量利用者、一般利用者を問わずおしなべて速度制限をしているのではないかと。
私はほぼ毎朝、J:COM NETウルトラ160Mコース回線速度をRadish Network Speed Testingという通信速度測定システムで測定している。下の表は5月に入ってからの測定結果である。19日、7日、6日のデータは測り忘れたので入っていない。
一番調子のよいのは8日のデータで、上り下りとも以前にやっと落ち着いたJ:COM NETウルトラ160M回線のデータと同じかやや上回る。
ところが全体を見渡すと上り速度が5Mbpsに満たない日が20日間で6日もある。そしてこの一つのデータは最大8回測定の平均値であろうが、品質の値を100を基準にしてそれぞれ99を上回る値なので、複数回測定してもデータが大きく振れていないことを示している。すなわち安定して遅い回線速度になっているのである。そこで私はJ:COMがひょっとしておしなべて速度制限をしているのではないかとつい疑ってしまったのである。
これから160Mコースの加入を考えておられる方は速度制限の実態についてあらかじめ確かめられた方がいいように思う。速度制限には利用者への十分な情報開示が前提となっているそうなのである。