「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「西窓の木漏れ日」

2014-06-02 14:57:21 | 和歌

 「うつろ庵」の居室の、「西窓の木漏れ日」をご紹介する。
夏の陽射は厳しいので、珊瑚樹の生垣を立ち上げ、日除けを兼ねて居室の西窓を木の葉で覆い、木漏れ日を愉しむ虚庵夫妻だ。

 この写真では明暗が強調されているので、居室が洞窟の中の様な印象を与え兼ねないが、木漏れ日により程良い明るさが保たれ至極快適だ。隣の部屋はダイニング・キッチンが続いているが、そちらの西窓も珊瑚樹の木の葉の効果を最大限に生かして、老夫妻は至極ご満悦だ。

 間もなく酷暑の夏を迎えるが、「うつろ庵」の二階には南も西も簾を固定して設え、南側のテラスは巻き上げ式の簾を設置した。日除けの下で、涼風を頬に感じながらテラスでのランチはご機嫌だ。

 部屋を閉め切って冷房に頼る様な生活は、出来ればご勘弁願いたいとの思いから、可能な限り日除けを活用し、そよ風を受け入れる健康な日常生活を送りたいと 願うこの頃だが、その一端をご紹介した次第だ。

 窓辺に置いてあるステンドグラス付のスタンドは、娘夫妻がニューヨークから持参した結婚記念のスタンドだ。点灯して、ステンドグラスの幻想的な姿を併せてお見せすればよかったと、反省しつつ・・・。




           西窓を覆う木の葉の木漏れ日に

           こころの寛ぎいただく日々かな


           日除け兼ね珊瑚樹立ち上げ西窓を

           覆えば木漏れ日 見るも涼しく


           緑葉と簾をあまた身にまとい

           夏の備えの「うつろ庵」かな


           木漏れ日とそよ風味方にこの夏も

           のどかに過ごさむ歌を詠みつつ


           さはあれど失う信頼 原子力を

           忘れぬ日々かな微力なれども