草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

愛のお節介

2007-05-30 16:01:13 | 山の暮らし
 昨日のラジオで「愛のお節介」の話をしていた。

お節介とは普通、余計な世話を焼くということで良い意味には使われない。
が、人間関係が希薄になっている現代に愛のあるお節介は必要ではないかというような話だった。
確かに、今の時代、なるべく人とかかわらないでいようとする傾向がある。
移住にあたって、「田舎はいろいろ付き合いが大変よ。」と言われたが、そうでもない?
最初この小さな集落全戸にあいさつに回っただけだが、その後話を交わしたのは散歩中であった数人だけ。
相手も変わった家で変わった生活をしている変なよそ者がきたとあえて関わらないようにしているのか。
それとも田舎でさえ、他人のことは関係ないとう風潮?

その中で貴重なおひとりはTさん。
やはり朝早くから動いていらしゃる。ちょうどTさんは倉庫でタケノコの煮付け。そこでいただいたコレはその日の夕食のおかずにさせていただいた。
ごちそうさま。
「ちょっとお茶飲んでいかないかい」と言われ立ち寄ったHさんからは、50年前の大変な開拓時代のお話が聞けた。
数年前移住したというちょっと離れた所のMさんからは先日、山菜とりに誘われた。
山菜は苦手だったが、これもお付き合いかと一緒させていただいた。
おかげでとても良い山を案内してもらい、そして、嫌いなはずの山菜(破れ傘というらしい)もおいしく食べられた。


せっかく違う環境に身を置いたのだから、今までしたことのない体験をし、出会うこと話すことのなかった人たちとも言葉を交わしてみたい。



   もっと自分の世界を広げられるようどうぞ、私に愛のお節介を__

散歩

2007-05-29 06:39:41 | 山の暮らし
 昨日の分へのコメントの続き。

散歩から今帰宅。
今日は20分コース。

いつも景色はすばらしいけど、やはり一番好きなのは朝。
ピーンと張り詰めていて、今何かが生まれたといった感じ。
今朝は曇っていて山がほわっと霧に包まれている。
昨日のような天気の良い日、朝日に照らされた小野子山の姿は言葉が出ないくらい素晴らしい。

健康のためと始めた朝の散歩ももう2か月。
依然としておなかは引っ込まないし、中性脂肪も減ってはいないようだけど、、、、、20分から40分くらいではダメかな?
まあ朝のこの空気をいっぱいに吸い込むだけでも幸せ。
昨日は咲いていなかった道端の花が今日は咲いていたり、周りの緑をはじめ毎日一つとして同じものはない様は本当に素晴らしく飽きない。
時にはウサギにであったりもする。

画像は、我が家の前の田んぼ。
私などはここにいるときはぽーっとしていることが多いのだけど、農家の人は朝早くからよく動いくなと改めて認識、感心。。
2週間前に田植えが終わり田んぼの見回りも、一日に十数回。
こんな小さな稲が秋にはお米になるとは不思議。

それにしても我が家の野菜たちは元気がない。
例のキュウリはもちろんだが、ほかの苗も葉っぱが黄色みがかっていて枯れはじめ?
やはり、自己流で米ぬかをまいたのが悪かったのかな?


  朝食が終わったら今日はこれから前橋まで下りていく日。

クラフトフェア

2007-05-28 18:09:44 | おでかけ
 片道3時間かけて松本のクラフトフェアに行ってきた。

仕事の関係__美しいもの、そして美しい人(作り手)に出会うため。
が、残念。
3回ほど時間をかけて回ったが、同じようなものが多いと感じた。
木工も、金属も、染織も、ガラスも、鉄も、、、
誰誰の作品とがわかるようなものが欲しい。
どれもこれも今はやりの生活雑誌に出ているようなものと似ている。
世の中がそれを欲していているからだろが、迎合していないか。若い作り手が多かったが、もっと冒険や主張をしてもいいのでは。

私は自然が好き。
それは変化するからだと思う。たとえば「野の花」。
発芽もつぼみも、もちろん開いた花も、いやいや萎んで枯れたものでさえ美しい。人間もそうありたい。
そして、人の作るもの__も。
ノミの跡の美しさに購入した桜の木皿。
5年の時を経て、節と合わさってやわらかな新たな美しさを見せる。
毎日のコーヒーが浸みこんだ陶器も。
たとえ欠けても美しいと感じるグラスに出会いたい。


ものは作り手が作り上げたときが美の終わりではなく、使い手によってまた新たな美が始まる。
終わりのないその時々に美を感じるようなものに出会いたい。

 そして、それを見るとき、それを使うとき、少し幸せな気持ちになるようなものを扱いたい、「草の葉」は。

2007-05-25 12:19:08 | 山の暮らし
 今朝起きたらご覧のように霧。

これでは日課の朝の散歩は中止。

高山に移住してちょうど2か月。その間散歩に行かなかったのは3回でそのうちの2回は深い深い霧のため。
この土地を購入する時、霧が出やすいところだとは全く知らなかった。
ある日、「とても景色のよいところですね」と言った私に、土地の人が眉をひそめて「いやあ!、霧が深くて1年のうち2カ月も3か月も何も見えやしない」と。
別の人からも「雪より悪いや。いやだね」と。
「エエー!聞いてないよ!」
もうすでに家は建ち始めており、その時のショックといったら。しばらくは「霧」のことで不安と憂鬱が頭の中をぐるぐる。
そして、いよいよ「霧」とご対面。

「いやあ!、霧もなかなか!」
確かに1週間も続いたり、一日中薄墨色だったりもするけれど、、、、、
霧もじっとしているわけではなく動いていて、山の頂上に向かってゆっくり霧が昇っていく様はなんとも美しい。
まるで水墨画。
すべてを覆い尽くしているとおもったら何にもなかったところにポーッと緑が浮かんできたりと一瞬たりとも同じ風景はなくいつまで眺めていても飽きない。


 ありのままを受け入れてそれを楽しもう。それが山の生活。

パン作り・2

2007-05-23 16:09:55 | 山の暮らし
 ヘンデルも硬かった!

粉も今までと違って「プロ使用」で値段も10倍くらいしたんだけど、、、
できればギャラリーでパンの軽食でも出せたらと思っていたがこれでは、、、、
何しろ膨らまない。
やはり自家製酵母は無謀だったか。
パン作りは手間も時間もかかる。奥が深いというのが実感。
酵母の完成度、捏ねかた、発酵の出来具合などなど。
もちろん粉をはじめとした素材の吟味も?(以前、貧しい中国の青年がとても安いヴァイオリンでコンクールで優勝し話題になった。その演奏を聴く機会があったが素晴らしかった)

 小さいほうは応用編。
パン作りも3回目になり調子に乗って?チーズ入りにしてみが、もっと硬かった。次は、周りの意見に従ってイーストでやってみます。


   今日来た知人夫妻は「風味があっておいしい」とは言ってくれたけど___

パン作り

2007-05-22 19:28:17 | 山の暮らし
 野菜に続いてパン作り。

1週間ほど前に初めて作って、今日が5個、6個目。
以前から作って見たいと思って本は何冊も買い込んでいましたが、、、
やっと重い腰をあげて、本を見ながら格闘。
いやはや、こんなにも大変なものとは。
無精でも本来は凝り性の私。
しかも理想主義者。
自分の力量も省みず、最初から自家製酵母。
トマトとリンゴの発酵に三日間。
さあいくぞとばかりに__15分捏ねるのに汗だく。その後一次発酵に12時間。本には「1,5倍から3倍になる」とあるが一向に膨らまない。
朝3時に起き時間は経っているからもういいかと、ガス抜きして2次発酵を2時間。
そしてオーブンへ。
わあ、少し膨らんだ。見た目はまさしくパン。
感激!
やっと口にしたものはちょっと硬かった。

今までのものはモーツアルトを聴きながら(聞かせながら?)だったが、今日は、ヘンデルにしてみました。

  さて、明日の朝食のパンの出来具合は?

2007-05-21 19:34:25 | 山の暮らし
 スイカ、メロンの苗を植えました。

数日前に植えたナス、きゅうり、トマトの横の簡易畑です。
本で読んだ__土を耕さず雑草と共存させながらの農法に挑戦です。

標高700mの我が家はなんと今朝、霜が降りていました。きゅうりの苗がどうも元気がないと思っていたら、通りかかった役場の方が「霜にやられたのだ」と、、、
夜はビニール袋をかぶせるように、苗と苗は離して植えるようになど初歩的なことを教えてくださいました。
初めてしかもものぐさな私の野菜作りです。
 さて、夏には一体いくつの野菜を食することができるでしょうか?

草の葉

2007-05-19 05:45:47 | ぎゃらりー「草の葉」
 穏やかな時間と空間の中で淡々と生きていけたら、、、、、そんな永年の夢に向かう一歩をゆっくりと踏み出しました。
 ギャラリー「草の葉」も5月2日にオープン。
しばらくは、週2日(水、金)の常設ですが、だんだんに企画展やコンサートも開いて営業日を増やしていけたらと思っています。


 美しいものたち、そして美しい人たちとの出会いを楽しみにしています。
山の小さなギャラリーへ是非お越しください。

ぎゃらりー「草の葉」 ごあいさつ

2007-05-02 14:17:44 | ぎゃらりー「草の葉」 ご案内


穏やかな空間と時間の中で淡々と生きていけたら・・・・


そんな長年の夢に向かう一歩をゆっくりと踏み出しました。
そして、2007年5月にはアート&クラフトのギャラリーを始めました。
小さな小さな山のギャラリーです。

美しいものたち
そして、美しい人たちとの出会いを楽しみにしております。



          ::::

常設のギャラリーは、2011年5月に閉廊いたしました。
今後は、
個展、企画展、コンサート、イベント等の貸しスペースとしてご利用いただければと思います。
 ご相談ください。



   群馬県吾妻郡高山村
 
交通
     。関越自動車道「渋川・伊香保I・C」より車で25分。
     。関越自動車道「月夜野I・C」より車で20分。

   近くに、県立天文台、国民宿舎、キャンプ場、温泉、高原牧場などがあります。