草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

お疲れ?

2013-09-30 13:56:30 | おでかけ



秋は、
あちこちから個展、作品展の案内状が次々に届く。


ちょっと遠いので、
ちょっと迷ったが、
昨日、まずは、
大間々まで1時間半かけて、三人展へ。
相変わらず、丁寧な仕事の窪田直弘さんの漆。
楽しい弁当箱も。
シンプルさが好きな秋谷茂郎さんの陶。
そして、
こっくり秋色の草木で染め織った生田千鶴さんのストール。
日本庭園を窓外にお茶をいただき、
しばし休憩した後、
伊藤環さんの器を見に本庄まで。
そのモダンなフォルムがお気に入りだが、
今回、狙っていた壁掛けの花器がなく残念。



合計4時間半の車の運転はさすがに疲れたのか、
今朝は、なんだか喉に違和感。
ちょっぴり頭痛に、血圧高め。

明日からもう10月。
見たいもの、行きたいところが、
たくさんあるのだが、
そのほとんどが東京で、
しかも日程がとびとび。

若いころのようにはイキマセヌ。。






                
               
                
                      というので、
                      ココアで疲労回復を?


                      {注}ココアの器は秋谷さんじゃありませぬ。
                                 カステラの皿も窪田さんじゃありませぬ。

中之条ビエンナーレ2013 PART3

2013-09-23 14:04:06 | おでかけ



今回の中之条ビエンナーレの最後は、六合エリア。


若山牧水の旅した暮坂峠を越えていくのに、
狭いクネクネ道の運転がドキドキものなのだが、
大好きな場所、六合に行くためなら、
エンヤコラ。。










中之条ビエンナーレ、毎回思うことだが____
若きアーティストたちの熱きもの、
伸びゆくものを感じられ、
とてもうれしくなる。

ただ、巧拙は否めず、
また、自分の想いを表現しきれていない作品が多いように思う。
自己満足ではいただけない。
1ヶ月間、人の目、思いが介在するからには、
作者の深慮とともに、
この風景、この場、この時に在る作品は、
訴える力を持たなければならないと思う。


次回も楽しみ。。







                  {オマケ}
                  静かな静かな六合で、
                  賑やかな音楽が聞こえてきたら思ったら・・・・
                  セブン○レブンの移動販売車。
                  週2回ほど、草津から出張しているそうな。
                  幼少時の郷里での、ロバのパン屋さんを思い出した。
                  もちろん、
                  ワタシは、アイスクリームを買って食べましたとも。
                  高台から六合の風景を眺めながら・・・・









中之条ビエンナーレ2013 PART2

2013-09-19 06:05:11 | おでかけ



4回目となる中之条ビエンナーレ。
リピーターはもちろんのこと、
テレビ、新聞等で取り上げられ、周知されたようだ。
温泉エリアは、観光客と相まって、
老若男女でごった返していた。


今回は、
会場がコンパクトに設定されたとはいえ、
広い町のあちこちに点在しているので、
もう一周り。。









台風18号

2013-09-16 11:42:25 | 山の暮らし
ワタシの故郷、熊本では台風はしょっちゅう。


中高校生の頃は、
電車やバスが台風で不通になるため、
「キンコーン、カンコーン」と、
授業の途中で早退指示の放送。
バスから降りて、家まで歩くにも、
長靴は用をなさず、裸足で。
なんてことも、よくあったが、
タイヘンというより、
なんだかちょっとワクワク感も。
コドモだったんだなぁ~


群馬に来てからは、
台風とはあまり縁がなく、
上陸予想がでても、
結局、それることが多かった。
のだが・・・・

風呂や台所の掃除を終え、一休みと
テレビをつけてみると・・・・
今回は、珍しく関東ど真ん中?
隣町中之条など、我が高山村周辺には、
土砂災害警戒報が出て、停電も。
そして、
他県では、あちこちで川の増水が多発して、
避難指示やら大変なことに。
大きな被害が出なければよいが。










                  今のところ、
                  ココはさほどでもないが、
                  台風が行き過ぎるまで、
                  じっと、息をひそめて読書でもして過ごそう。

             
                  我が家の貧弱なブドウ。
                  昨日のウチに収穫しておいてヨカッタ。。




                  おっと!
                  なぁんて言っている間に、
                  我が庭に川が出現


        



2013-09-11 11:30:13 | おでかけ
シスターM、今年、金祝だとか。
共にお手伝いしている仲間と、
何かお祝いをと思ったが、
Mのこと、モノは嫌がるからと、
食事でも一緒にということで、
おしゃれな品の良いフレンチレストランへ。





学生の頃、
アフリカの貧困の映像を見て、
自分を必要とされている場所はここだと、18歳でシスターに。
ところが、
神様のどういう計らいであったか、
アフリカではなく、日本へ。
50年前、スペインからは船の長旅だったとか。


人生の大半が異国での生活。
様々な場所で、
様々なことがあったろうが、
一言、
「全て、感謝です」と。


シスターMと出合って22,3年だろうか。
狭小な世界しか知らないで生きてきたワタシにとっても、
出合えたことが、
また、感謝。。




             帰り際、
             鼻先にふうっといい香り。
             大輪のユリがたっぷりと活けてあった。
             おしゃべりと、食べることに夢中で、
             全く気付かなかったとは、ナサケナイ。
             と、いうことで、
             画像も食べ物だけ。
             ナサケナイ。
        

おきゃくさま

2013-09-10 14:58:27 | 山の暮らし
その方は、静かに入っていらっしゃった。
いついらしたのか全くかわからなかった。
そうして、
物珍しそうにあちこちと見て回られ、
よほど、ココが気に入られたのか、
なかなかお帰りにならない。

とうとう
一晩お泊りになったのだ。

翌朝、
バタバタ、バタバタと音が。
あらあら、
天井近くの小さな窓で休憩?
と、思ったら・・・・

蜘蛛の巣に引っ掛かっていらした。
その窓は、あいにく開けることできない。
しかも、高くて。
ワタシは、
花器から大きなススキを1本取って、
椅子の乗って試みたがどうにも。
それならと、
モップにハタキをくっつけて、バサバサやってみたら、どうにか。

けれども、悲しいかな。
翅を少々負傷され、
体力も相当消耗されたご様子。
しばらく、休まれるよう勧める。
じぃっと、
モーツァルトに耳を傾けられていたが、
そのうち、気持ちが落ち着かれたのか、
また、来た時の様に、
静かにお暇された。







                    さて、
                    これから、どちらへ?

チェロ弾き

2013-09-08 11:20:00 | おでかけ



懐かしい方に会いに行った。



前橋で開催中の五十嵐啓子さんの絵画展へ。
今回は小品が多く、5,6cmのかわいいものも。
ワタシの足を止めたのは、
清里にある『西の魔女』の家と、
そして、
お目当ての、チェロを弾く柳田先生のスケッチ画。
今夏、富良野でコンサートをされた時のものだという。

懐かしいなぁ。
6年とちょっと、娘は師事した。
もう8年もお会いしていないが、
五十嵐さんの絵の中の先生を見ていると、
ふわっと面影が立ってくる。

バッハの無伴奏組曲を弾かれたとか。
娘も、
あの大曲を弾かせていただいたっけ。
憧れのチェロの曲。
娘の練習する傍らで、
ワタシは、夕食の用意しながら思ったっけ。
「ああ、シアワセ~」

6番までいかなかったのがザンネン。
いや、それよりも、
もう、娘のチェロを聴くことがなくなったのが、
もっと、ザンネン。。




         そういえば、
         ワタシもこのところ・・・・
         久しぶりに弾こうかな。
         しとしと雨の今日のような日には、
         チェロの音がぴったり。
         『鳥の歌』がぴったり。

         でも・・・・
         ワタシの音じゃ。ねぇ~


庭一回り PART4

2013-09-06 14:46:07 | 山の暮らし







     庭は悲しんでいる   
     冷たく花々の中へ雨が降る。
     夏はひそかに身震いする
     己の終末を迎えて。

     黄金色の葉がひとひらひとひら
     高いニセアカシアの木からしたたり落ちる。
     夏はいぶかしげに力なく微笑む
     死んでゆく庭の夢の中で。

     まだしばらくバラのところに
     夏は立ち止まっているが 休息にあこがれている。
     ゆっくりと夏は閉じる
     大きな くたびれた目を。

             ____ヘルマン・ヘッセ『九月』____




今年の夏が
最後の力を振り絞っているかのようなこのところの天気。
各地での大雨や落雷、そして、竜巻。

背をピンと伸ばし、
「エッヘン」と誇らしげに天を向いていたススキの一群が、
強い雨に打たれ、一晩で頭を垂れてしまった。


庭の花木は、いよいよ実の季節。
ほんの数個しか実がならなかったブルーべリー。
熟すまで待って待って待って一粒口に入れたが、
酸っぱいのなんのって。
それでも、
袋も被せずほっといたブドウはまあまあだったから、
相殺?


昔から
いつも夏の終わりが嫌いだった。
サビシクテカナシクテ。
でも、
今年はそれほどでもない。

___いつまでも夏が続くわけにはいかない___

とはいえ、
朝日が昇るのが遅くなり、
日の暮れるのが早くなってきて・・・・



ヘッセが、
特に好きだったという夏と秋の間のこの数日。
枯れてゆく葡萄の葉が丸まってゆく様子や、
小さな黄金色の蜘蛛がふわりと木から下りて、太陽の光線を味わう様子や、
色あせたバラの花が散ったあとの枝の様子など
ヘッセのように、
ワタシもじっくり観察してみようか。

好きになるかもしれない。。