今ならいいだろ。
今しかないだろ。
セーター2枚を重ね着して、その上にダウンベスト。
そして、足首まであるダウンコートを着て、
フリースの帽子を目深にかぶり、その上にダウンのフードも。
靴下2枚を履き、防寒ブーツ。
もちろん手袋も2枚。
おとといの雪は、
まだ、しっかり残っている。
さらに、
解けて凍ったツルバリの道。
車で行くのは危険だ。
徒歩しかないだろう。
現在、の班長をしているワタシ。
広報等の配り物のために、
午後1時、外気温-1℃の中、意を決して家を出た。
そして、
普段は、40分くらいでまわれるコースを、
6,7回滑って、転んで、
1時間半以上かかって、やっと帰宅。
フッー。
::::
昨年、班長指名されたとき、
「あぁ、月に一度くらい、配り物するくらい、散歩のついでにちょうどいいや。」
と、高をくくっていた。
だが、
すぐに
誤算
その1、メグの散歩と一緒じゃぁ、
メグが飛び出し、騒ぎ、とても無理。
その2、配るだけでなく、
口頭通知や集金も結構あり。
そして、
その3、コレが一番!!
20軒あまりのワタシの集落は2つの班に分かれていて、
ワタシの受け持ちは、ターイヘンだったのだ。
もともとの10軒だけだと思っていたら、
なんと、住民票だけ移しているような別荘地の分が余分に7件もあったのだ。
なにしろ、
別荘地だから、とんでもないような場所が多い。
傾斜30度!?の超急坂の、
しかも細ーい山道を登っていかなくてはならず、
車なんてとんでもない。
歩きだって雪のときは、困難。
積雪2,30cmを、ずぶっずぶとひたすら歩く。
ハーハー息切れ、
トクトク動悸、
キンキン脳の酸素不足など、
それらは、高地トレーニング(何のため?)と思い、許すとしよう。
が、アイタタ、イタタタ・・・・
雪が乗っている大理石もどきの玄関ポーチ、階段で、
「アーーー!」3度滑って、
先日、大きなたんこぶを作った、
同じ左おでこの、
その上に、またもや。
青緑の上に、赤の2段重ね。
くっ!!!!
近所の地元の方々は、
「ほっちゃいな!」
「役場に突っ返しな!」
「オラなら配らないよ!」
などど、おっしゃるけれど、
律儀?なワタシとしては、
渡されたものを配らないわけにはいかない。
別荘地の方たちは、
当番はもちろん、草刈りや道路愛護、新年会にも出席なし。
付き合いが全くないとはいえ、
医療費明細等の名前入りできているものを、
配らないわけにはいかないでしょ。
「別荘地は、別に班を作って!」とか、
「役場が配るなり、郵便で出すなりして!」と、
何度も要望を出してはいるが、
一向に改善なし。
この地区、ワタシよりも、
ずっとお年を召した方が多いというのに、
この先、どうするんだろう。
____あれもこれもあっての山暮らし____
と、誰かさんに言われそうだけど、
残り1年以上もある任期を思うと、
フッー。
今、おでこを、氷で冷やしながら、
(ついでに、お口もアイスクリームで冷やしながら)
ワタシは、
怒っているのダー。。
今晩の豆は、
思いきっり、
投げてやるぅ____誰に?