草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

ツカレヤシタ

2010-08-30 18:50:57 | おでかけ
2週続けて赤城町へ。


ウチと同じ高さあたりにある赤城自然園。
う~ん、広かった。
歩き始めてすぐに後悔。
ああ、おにぎり、おやつを持ってくれば良かった。
あちこち、じっくり見たいところだが、
暑さですぐにバテ気味。
この4月の入院以来、どうも体力低下が顕著で、
最短コースでもハーハーで、
朝の散歩もサボリがち。
夕方のメグの散歩はパスしてるし。
ソレがヒビイテいるようだ。

それでも、
せっかく入園して、一部だけというのもなんなので、
18万坪の園内を3時間かけてザア~ッと一周。
ブナ、コナラなど数多い広葉樹の森に、
今、真っ盛りのオミナエシやサラシナショウマの草花。
チョウやトンボをお伴に、
足にやさしいフワフワ道を黙々と。

空腹に耐えながら、
帰りに、
またまた、先週のレストランで一息。
ギリギリでランチにありつけた。




    今度は、
    弁当持参の昼寝付きで、
    1日、ゆっくり過ごそう。
    紅葉の頃がいいかな。。



    

一日の意義

2010-08-28 16:34:25 | 山の暮らし


八月も終わりだというのに、暑い日が続く。
例年より5℃くらい高いらしい。
メグも、日陰を追いかけ、
一日に何度も移動している。




      ::::



    
     思いだせないものがある。
     わかっていて、はっきりと
     感じられていて、思いだせない。
     思いだせないのは、
     ことばでは言えないためだ。
     細部まで覚えている。
     感触までよみがえってくる。
     ことばで言えなければ、
     ないのではない。
     それはそこにある。
     ちゃんとわかっている。
     だが、それが何か、
     それがどこか、思いだせない。
     思いだすことのできないもので
     できているのが、ひとの
     人生という小さな時間なのだと思う。
     思いだすことのできない空白を
     埋めているものは、
     たとえば、
     静かな夏の昼下がり、
     日の光のなかに降ってくる
     黄金の埃のようにうつくしいものだ。
     音のない音楽のように、
     手に掴むことのできないもの。
     けれども、あざやかに感覚されるもの。
     あるいは、澄んだ夜空の
     アンタレスのように、確かなもの。
     ひとの一日に必要なものは、
     意義であって、
     意味ではない。

      




静かな晩夏の物憂い昼下がり、
ヴァイオリニスト、シュロモ・ミンツの弾くクライスラー。
時折揺れる萩や薄の向こう、
稲穂に群れる赤とんぼが見えて、
なぜか突然、浮かんできた、
長田弘さんの詩。
「ひとの一日に必要なもの」

暑い暑いと言いながらも、
いづれは、確かにやってくる長い冬。
一年の速さ、
そして、時の速さに戸惑いながら、

ワタシの一日の意義を問う。






新涼を待つ

2010-08-27 13:49:51 | おでかけ
石橋さんの陶展へ行ってきた。



車で高崎の町に行くのは、とってもイヤ。
交通量の多さに加え、駐車場がイヤイヤイヤ。
小さい車になったとはいえ、
どこにどう停めるかと、気が重い。
高島屋なら、良く知っているからと行ったのだが・・・・

あらま!
知ってるはずの駐車場入り口は、締め切られ、
全く別のものになっていて入れない。
これは困った。
どこに停めようかな。
入りにくいところはイヤだし、
ぐるぐる上って行くところはイヤだし、
狭いところはイヤだし・・・・
きょろきょろしながら、一回りすると、
あった、あった、高島屋駐車場入り口。
ほっ。

確かに、
良く行っていたのは、もう何年も前。
周りの町並みも随分変わっていて、
久しぶりの町に戸惑ってしまった。



さてさて、本題。
石橋さん、
群馬での大きな個展は初めてだとのこと。

秋の野の草花が、たあんと挿してある、
両手でも抱えられないような大きな大らかな花器から、
すすきの組小皿まで、その数、400点余り。
先月、暑い中での窯焚きで生まれた作品たちが、
落ち着き払って座ってた。

粉引の大鉢や飴釉のものなど、
いくつも気になるものはあったが、
今回はスリップウェアという技法の、
秋を思わせるマグカップを購入。




      ::::




今夏は、
ココも連日、例年にない暑さが続く。
夏大好きのワタシだが、もう充分。
短い夏だから、余計に胸踊るのであって、
そろそろ
新涼が恋しくなってきた。


    
     この秋色のカップで、
     ミルクたっぷりのコーヒーを。
     そして、
     会場で、偶然にお会いしたU屋のご主人の、
     あの秋の庭にも会いたくなった。
    



    




風さわやか

2010-08-23 15:28:55 | おでかけ
山を下り、前橋の病院まで検診に行った帰り、
別の山麓のオーガニックレストランまで。


赤城町というくらいだから、
赤城の麓にあたるのだろう。

お昼時、とても込んでいて、
40分以上は、店の外で待っていたのだが、
爽やかな風が吹いていて、少しも暑さを感じない。
木々に囲まれているわけでもなく、
かえって、眺望の良いひろがりは、
陽がサンサンといった様子なのだが・・・・


標高的には、我が家より低いようだが、
なぜか涼しい。
アブも全く飛んでいないし。

まわりは一面に広がる○○畑。
(キャベツじゃないようだけど・・・・何だろう?)
まさに高原といった風景。

ここにすりゃ良かったかなぁ。

でも、
冬はどうなんだろう。



    ちなみに、
    向こうに見える山の向こうが、我が家。










2010 夏野菜総括

2010-08-21 04:37:08 | 山の暮らし
 

 

 

 

 

 

お待たせしましたぁ~
我が家の今夏野菜総括といきましょ。


なんといっても、一番のうれしさは、トマト。
大好きということもあって、今年はコレにかけていた。
苗を植えるまでにゴタゴタして、
どうなることやらと気を揉んだが、
いや~大成功。
桃太郎の立派さには感激。
細長ミニトマトは、毎日毎日、ザックザク。

ピーマン、インゲンは程よく成って、重宝。

3,4個のナスは不作?
切り戻して秋ナスにつなげるというのを、
TVでやっていたので、今後はソレに期待。

何度も枯れ、植え替えたキュウリは、
果たして、生き延びられるかと危惧したが、
のんびり成長し、後半巻き返し、
コレまた、毎日の食卓に。

おいしかったなあ、トウモロコシ。
実はやや小さめだったものの、きれいに並んで、甘くって。

スイカも、何度も枯らし、
もう、店には大玉の苗がなくなり、
結局、小玉になりはしたが、まあまあの味。
あと、5個は付いている。

ジャガイモは、やはりイマイチかな。
特に、先に植えたダンシャクは、
10苗分で50個くらいの収穫。
小さいのが多かったし・・・・
メークインは、それよりは多少は良いくらい。
昨年の20個を思うと、ホォーって感じだけど、
もっと、ドッサリを期待していたから、ちょっと残念。

エダマメもよく食べた。
ダイズになるかしらと一株だけ残しておいてみた。


カボチャとサツマイモ、
それに、おまけで植えたオクラとサトイモは、
収穫までまだ、もう少し。
サツマイモは、
土の悪い、我が家にぴったりのはずだが、
どうも元気がないのが気がかり。
他は、そんなに期待はしていないけど・・・・



     ::::



4年目の今年は、
いろんな種類の野菜で、少しは菜園らしくなった。
そして、その成長を、
日々、頼もしく思いながら過ごせた。
ウッキウッキの、概ね丸印。


が、しかし、
浮かれているわけにはいかない。
実は、あれもこれもほとんど次男がやったこと。
ワタシは、見てただけ、食べただけって感もあり、
輪作注意もありで、
気を引き締めて、
来年が、勝負!?








リフレッシュ!!

2010-08-16 19:17:38 | おでかけ
 

憧れの八ヶ岳高原でリフレッシュ。
久しぶり。
やっぱり、いいな~。
毎年、一年に数回は訪れていたが、
ココにきた3年前から、ご無沙汰だった。
田舎に越したんだからとは思ってはいたが、
ムクムク。
突如として湧きあがる≪行きたーい気持ち≫

えっ、ココだってそう変わらないだろ、
いつもリフレッシュしてるだろって!?
いえいえ、違う違う。
広い広い青い空と、気高い八ヶ岳。
どこまでも続く雑木林と清涼な流れ。
高原ならではの気持ちよさ。

そんなに好きなら住めば~

そうそう、ホントはここを終の棲家としたかったのだ。
もちろん、土地探しの一番の候補ではあったが、
なにせ、名高いリゾート地。
いくつか見たには見たが、
高-くて、
それに、冬の暮らしの困難さを思い、あきらめた。


今回は、
朝、早くに家を出て、
初めてのギャラリーや工房にも足を運び、
森の中で目を閉じ、
木々の香りを、欲張って吸い込み吸い込み、
ちょっと外れのカフェで素敵なランチをし、
いい生き方をしておられる方と3時間も話をし、
そして、
目が合ってしまった、
ささきようこさんのジョバンニを連れて、
夜遅くに帰ってきた。

 


日ごろのグサグサ、ムズムズ、
み~んな忘れて、リフレッシュ。

でも、置いてきたはずの
心の引っ掛かりの芽は、
またまた、すぐに膨らみ始め、
で、
また、行きたくなるんだよね~

     今日にでも。だけど、
     高速使っても、往復6時間以上じゃね~
     まあ、毎日居れば、
     リフレッシュにはならないのだろうけれどね~
     ああ、
     でも、行きたーい。



野外彫刻展

2010-08-09 17:25:10 | おでかけ




山の病院での定期検査の帰りに、
里見の農園で開催中の野外彫刻展へ。

鈴木さん(鉄)、戸丸さん(木)、明田さん(石)の作品が、
梨や桃の木と同居。

オブジェ好きのワタシとしては、
ウキウキ。
ゆらゆら揺れる2人の作品。
鈴木さんの鉄は、ちょいと触ったら、
ぶつかりあって、カランと音を立てた。

こんなのが、
ウチの庭のあちこちに
何気なくあったりしたら楽しいだろうな~



      ::::



目で耳で楽しんだ後は、
鼻と舌も楽しませなきゃ。
って、ことで。











夏の一日

2010-08-07 16:11:37 | 山の暮らし
夏は青い空に、白い雲を浮ばせ、
 わが嘆きをうたふ。
わが知らぬ、とほきとほきとほき深みにて
 青空は、白い雲を呼ぶ。

わが嘆きわが悲しみよ、かうべを昂げよ。
 __記憶も、去るにあらずや・・・・
湧き起る歓喜のためには
 人の情けも、小さきものとみゆるにあらずや

ああ、神様、これがすべてでございます、
 尽くすなく尽さるるなく、
心のままにうたへる心こそ
 これがすべてでございます!

空のもと林の中に、たゆけくも
 仰ざまに眼をつむり、
白き雲、汝が胸の上を流れもゆけば、
 はてもなき平和の、汝がものとなるにあらずや

     ___中原中也「夏は青い空に・・・・」___





       ::::




我が嘆き我が悲しみよ、こうべをあげよ。

目の前の水の流れのように、
全ては、
とどまることのない一瞬の流れ。
絶望することなく元気の裡に、
腐ることなく夢を信じよ。

キミの嘆きキミの苦しみよ、
こうべをあげよ。