草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

檸檬の木

2015-05-24 14:09:20 | 山の暮らし





入荷待ちの檸檬の木がようやく届いた。

母の日の娘からのプレゼントだ。


いつだったか、
ちょうど今の季節だ。
とあるところで見た檸檬の花。
その可憐さは
いつも頭の隅に残っていた。
だが、しかし、
標高700m、厳寒期にはマイナス10度以下にもなるココで育つわけはなく、
半ば諦めていたのだが。

「そうだ!鉢なら」と
ある日、思い立った。



今は薄紫の蕾がひっそりと一つだけ。
いつか
たくさんのあの蕾と花をつけた優しきアナタと
水入らずのときを持てるだろうか。。






恋しやピアノ

2015-05-20 16:36:57 | 山の暮らし





普段、めっきりピアノの前に座ることが少なくなったワタシだが、
なぜか、無性にピアノが弾きたくなることがある。


その一つが、
ピアノを調律してもらった直後だ。

きちんと音を整えて、
蓋を開け、あちこち外して隅々まで埃をとって、
綺麗にきれいにしてもらったピアノを目の前にすると、
指がムズムズ、心がひろがる。


ああ!
3時間近くも夢中で弾き続けたのは、
何か月ぶりか。

そうして、
五月の光が
風が
部屋に入ってきた。
鍵盤を通って
ハンマーが弦を振るわせ入ってきた。。

恋しや東京

2015-05-10 03:56:29 | おでかけ




歳を摂ると、すべてにおいて億劫になる。
と、いうのはワタシだけ?




朝食時、何を血迷ったか?
ふと思い立って、歯磨きもそこそこに、
そこらへんのものにぱぱっと着替えて、
山を下り、40分後には電車に飛び乗り、一路東京へ。


見たいな、聞きたいなというものがあっても・・・・
疲れるしなぁ。
行こうか行くまいかどうしようかなと迷っていても、
結局、「まっ、いいか」となってしまう。


元来の面倒くさがりのワタシが、
歳をとるにつれて、それがひどくなる。

で、
迷う隙を与えず、
思い立ったらすぐに行動に移さない限り・・・・と。

これまでの東京行きは用意周到で、もちろん始発で。
だが、今回は予定なしに、しかも出発直前に、寝ていた娘を電話で起こし、
渋谷で待ち合わせた。

なにしろ
スマホという便利なものを操作できる娘がいれば心強い。
ワタシは、ぽかんとだだついていけばよいのだ。


着いたら、もう昼近くだったので、まずは、ヒカリエで腹ごしらえ。
そのあと、娘のアパートまで歩いてみる。

いやはや、
やはり東京は魅力的だ。

普段から、
もう「別に欲しいものはない」「特に見たいものはない」と思っていたはずのワタシが、
「これが欲しい」「あれも見てみたい」というものがあちこち至る所に。
萎えていた五感がムクムク。



そうして、一番の目的、
「ゆずりは」東京展で公開される、からむしで織られた布を見に南青山へ。
次は、六本木での水田典寿さんの個展を。
が、しかし、
そのころには、もうへたってきた。、
どうせ東京に行くなら、あれもこれもと欲張ったが、
その半分もこなせず、ギブアップ。
十数年前は月一度は行っていた東京。
東京まで1時間余りの田舎に移り住めたらいいのにと
虫のいいことを考える。


渋谷まで戻り、夕食を摂る。
夜も7時過ぎだというのに、
渋谷の街は、昼間より人が増えている。
高齢化社会だという日本が、
ここだけ見ていると信じられない。





      最終列車で帰宅したのは午後11時前。
      ぐったり疲れ、ぐっすり眠れるはずが、
      ココとのギャップがあまりに大きく、シゲキが強すぎたのか、
      帰り際に寄った、娘がよく行くという喫茶店の一杯1000円もするコーヒーが強すぎたのか、
      一睡もできず朝を迎えたワタシは、
      ただただカエルの声だけの中で、
      薪ストーブの火を見ながら、
      今、こうしてブログを書いているのだ。

      次に東京に行くのはいつのことだろう。
      いや、
      今後、そもそも東京にいくことがあるのだろうか。
      と、思いながら・・・・



 

GWの一日

2015-05-04 06:26:34 | おでかけ




新緑のこの季節になると、行きたくなるのが八ヶ岳。


「ココも同じようなものだろ」とKは言うが、
いやいや、全く違うヨ。
あの高原の爽やかさは・・・・憧れだ。
なにしろ、
ホントは、八ヶ岳に移り住みたかったのだから。
もちろん、予算が合わずだったが・・・・


GWにどこも混んでいるのは目に見えている。
ウチで過ごすのが一番なのだろうが、
世の中が騒ぎ出すと、やっぱりムズムズ。

で、
帰省した娘と3人で山道を東御までドライブ。
行きは快適だったが、予想通り軽井沢ルートの帰り道はびっちり渋滞。
お目当ての小諸の店が、いつのまにか閉店になっていて残念だったが、
緑を薫風をたっぷり吸い込んだ一日だった。
   (ココだって吸えるって!)