からだを小さく丸めて寝ていたのだろうか?
朝起きたら、左の首から肩にかけて重いものが乗っているように痛い
霧の中を歩く
傘をささずに
見えるのは自分のまわりがほんの少し
無心に歩く
下を向いて
聞こえるのは自分の長靴の足音と雨合羽の擦れる音
空を木々を田畑を___そして私を薄グレイが塗り潰す
息切れがして立ち止まる
聞こえる 鳥のさえずりや山から流れる水の音
腫れたまぶたを細かい雨が静かに冷やしてくれる
空や木々や田畑がそこのある
見えないけれどそこにある
いつもと同じにそこのある
帰ったら今日は真白いスカートをはこう
そして、新川和江を読もう
ふいにそう思った
朝起きたら、左の首から肩にかけて重いものが乗っているように痛い
霧の中を歩く
傘をささずに
見えるのは自分のまわりがほんの少し
無心に歩く
下を向いて
聞こえるのは自分の長靴の足音と雨合羽の擦れる音
空を木々を田畑を___そして私を薄グレイが塗り潰す
息切れがして立ち止まる
聞こえる 鳥のさえずりや山から流れる水の音
腫れたまぶたを細かい雨が静かに冷やしてくれる
空や木々や田畑がそこのある
見えないけれどそこにある
いつもと同じにそこのある
帰ったら今日は真白いスカートをはこう
そして、新川和江を読もう
ふいにそう思った