草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

ドクダミ屋敷

2013-05-31 05:52:01 | 山の暮らし
  



ということで、(ふみこさんのコメントから)思い出した。


週2日ほどお手伝いに行っている前橋のAで、
先日、恐ろしい光景を目にした。
アスファルトで舗装された場所に、
いくつものドクダミが顔を出していたのだ。
土じゃないよ。コンクリートだよ。
割れ目があるわけじゃないのにだよ。
どうして?どうして??どおーしてぇ???
不思議さを通り越し恐ろしさを感じながら、
じっと眺めているワタシの傍らで、
Lさんが発した一言は、さらにワタシを恐怖に陥れた。
「家の中にだって出てきますよ」
ヒエッー!!

たいへん、大変。
その清楚な花が大好きで、
ドクダミの群生を夢見て、
せっせせっせと、庭のあちこちに植えたのだった。
それは、良い?としても、
北側は、ご丁寧にも家屋に接して植えちゃったぁ。
もう、床下にもぐりこんでる状態だワ。

家屋から離れている場所だって安心はできない。
今やウワッ!というくらい増えているし、
四方八方から、静かに家屋に向かってじわっじわっと忍び寄ってきているのだ。
家が包囲されるのは時間の問題か。
「キレイだなぁ~」
無邪気に喜びに浸っていたのは昨年の夏まで?



「絶対、植えなすんなよ。
手に負えんごつなるばい」
5年前来訪した母の言葉とともに、




          夜中に目をさました。
          ゆうべ買ったシジミたちが
          台所のすみで
          口をあけて生きていた。

          「夜が明けたら
          ドレモコレモ
          ミンナクッテヤル」



       なぜだか、
       石垣りんの『シジミ』の詩のフレーズが思い浮かんできて、
       ゾクゾクッ。。




アリ騒ぎ

2013-05-29 11:28:15 | 山の暮らし



毎年、数回悩まされるアリ。
いつもこの時期かなぁ~??

今年も、
10日ほど前に、キッチンのカウンターで見かけ、
ティッシュでポチポチポチ。
甘いものをあちこちに置いているからかしらと思っていたが・・・・

一昨日、
奥のクローゼット部屋?でゾロゾロゾロ大量に。
ワアッー
なんで?なんで?なんでぇ?
昨年は、ロフトの奥が大騒ぎだった。
一体どこから?
頭はパニ喰って、眼は血走って、
ティッシュでポチポチのあと、雑巾、掃除機。
そして、シューっとアリキ○チョールを。
ホントは屋内では使用禁止らしいがそんなことも言ってられない。
そして、屋外に出て、
建物のコンクリート部分にパラバラと粉末薬剤を。
3時間かけてようやく落ち着く。
その後も、たまに覗いてみると、
一匹、2匹としつこくチョコチョコ。
家を空けた昨日、帰宅後、
恐る恐る目を凝らすが、居ないようなのでひと安心。

だったはずが・・・・


今朝、
ピアノの調律があるから、久しぶりに掃除機かけようと・・・・
すると、
何と、
ピアノがある土間の隅に、こんもりとしたものを発見。
おが屑のようなものが10cmほどの高さに積まれている。
鳥の糞か?と上を見あげても、何もいない。
ピアノの裏に何者かが巣くって、
木をガリガリしているのかと驚いて覗くが、ピアノは異常なし。
ということは、下から?
まさか!アリ塚!?家の中に!!
10日ほど前にはなかったモノ。
ゾゾッー
画像を撮る余裕もなく、
身震いしながら、慌てて掃除機で吸い込んだ。




          全く!まったく!!マッタクゥ!!!
          これまでの2度のネズミ騒動といい、
          安心して住めやしない!?
          田舎暮らしなんだから、「共存、共存」
          と、誰かさんに言われたけれど・・・・

          アリ退治の妙案ないものか。。


草むしり&草刈り

2013-05-27 10:49:38 | 山の暮らし

 



木々の緑と競うかのような草の勢い。

梅雨に入る前にと、昨日は今年2度目の草刈り。
昨年は放射線量に配慮して、控えていた草むしりだが、
今年は減ったと期待して、
草むしり担当のワタシは、丸一日地面に這いつくばった。

以前は、
むしった草は、掘った穴に入れ肥料に、
刈った草は、ほったらかしにしていたのだが、
多少でも放射線量が下がるというので、
集めてゴミ袋に入れる。
コレが結構大変。
斜面は仕方ないのでそのままにして、
今回は大のサイズにぎっちり押し込んで7袋分。

キリがないので、細かいところは目をつぶって、
7時間近くかかってどうにか、キレイに?なりました。
一時的だけどね。



                       ところで、
                       コレはなんでしょう?



           
          





サクランボジャム?

2013-05-24 13:14:07 | 山の暮らし


サクランボを頂いた。
ブランドものではないそこらへんのものなので、
実は小さく、しかも酸っぱい。
それで、ジャムにすることに。


でも、
面倒。
なので、
種をとって、
残り少なくなったクローバー蜂蜜の瓶の中に放り込んだ。アハッ
で、
一週間経ち、チョー簡単ジャム(ジャムじゃない!って?)の出来上がり。


今日のお昼は、
パンにたっぷり挟んで、
Iさんが、
わざわざ、東京から取り寄せているというバッハコーヒーと。



         BGMは、
         もちろん、バッハ。
         じゃなくて、
         ハンドンの弦楽四重奏曲に。

         柔らかくなったサクランボを噛むと
         じわっと口の中に穏やかな甘さが広がって、
         『皇帝』や『日の出』が、よりロマンチックに聴こえたような。。




無断(誰に~?)外泊

2013-05-20 13:59:03 | おでかけ


昨日は、
年に2度ほど集う仲間十数人と、前橋でランチを楽しむ。
その後、そのうちの4人で高山に宿を取りたいというので、
温泉に付属しているコテージを紹介。

ココがなんとなかなかいい感じ。
2階建ての下に自炊用キッチンと居間。
2階には広々とした寝室で、
寝具はもちろんのこと、
冷暖房、TV、2日間温泉入り放題のパスポートも付いて15000円。
6人まで泊まれるという。
ウチから4km、車で数分の地元なので、
ワタシは当然、固辞したのだが・・・・
「今日は、トクベツだから」というみんなの声に押されて、
急遽、ワタシも泊まることになった。

普段は、すでに就寝間近の午後8時に温泉につかったあと、
5人で盛り上がる。
そして、
ワタシにとっては、数十年に一度位?あるかないかの深夜1時過ぎの就寝。

そして、そして_____
悲しいかな?午前4時には起きてしまい、
やることもなく、一人外に出て、ぶらぶら。
いつものように、足裏マッサージ、ラジオ体操が終わってもまだみんな起きてこず、
やっと7時過ぎに起床。
いいなぁ。
ワタシもゆっくり眠りたかったのだが、
やはり、どこへ行っても、何時に寝ても、
これが体内時計というものの仕業なのか。





朝食を摂り、チェックアウト後、
我が家に場所を移し、緑を愛で、再びひとしきりおしゃべりして、
26時間を共にしたみんなとサヨナラ。

荷の軽重はあるが、
それぞれが背負った荷をしばし下ろし、
泣いたり笑ったりのひとときだった。




           ココにいると、
           24時間、一言も人と話することがないこともしばしば。
           久しぶりのたくさんの発声に
           ノドとアタマがびっくり?!
           只今、
           喉に違和感、頭ぼぉーっとで、
           ちょっとホッとのちょっと寂しい昼下がり。

           いつも静けさの中で、
           「よっこらしょ」
           再び、荷を背負い直した。。
           
 

           









母の日

2013-05-13 13:59:49 | 山の暮らし



今年の母の日、
娘から届いたのは蜂蜜の詰め合わせ。
世界のあちこちから集められた蜂蜜の中から、3種類。
早速、豆と雑穀の大きく歪なパンケーキを焼いて・・・・
クリーミーなひまわりはちょっとクセがあったが、
レモンは爽やかで食べやすく、ライチは花と果物の香りがほわっと。


カスピ海ヨーグルトに蜂蜜たっぷりが、ワタシの毎朝食。
いろんな蜂蜜を試しているのを見てたぁ?

    さすがぁ~・・・・よく気がつくねぇ~

       ちなみに、昨年のシワ取りパック。
       さすがに、ヘビやカタツムリのものは使用できず、そのままになっていた。
       そう云えば、娘が帰省した時、自分で使っていたワ。
         
       もひとつ、ちなみに。
       6年前と5年前のアジサイ2種。
       今年も相変わらず、咲きそうにもない。
       どうしたことか、葉っぱだけは少々出るんだけど。
       いつかは、いつかはと待ってはいるんだけどなぁ。
       4年前の山アジサイっぽいのが、唯一、毎年ひっそり数輪。
       母の日が来ると、あの青色に・・・・そわそわ。。
       
       
      
       
       

さまざまな緑

2013-05-12 06:15:51 | 山の暮らし




西の小野子が陽の光を受け、
徐々に目覚めていく姿が、なんとも言えず美しい。
木々の葉っぱや、小さな花の開き具合を確かめながら、庭を一回り。
今の季節の一番の楽しみだ。



         



     
           案じていた田の水も張られ、
           主は変われど、
           いつもの五月の風景にほっとしつつ、
           今日の一日が始まる。

ココ・ファーム・ワイナリー

2013-05-06 17:47:53 | おでかけ
 


今年のGWは近場で。

幾人もの人に勧められながらも、
なかなか行くことがなかったので、この機会にと。



60年ほど前、知的なハンディを持つ人たちが、
山を切り開き、葡萄の木を植えた。
寒風の中で剪定後の枝を拾い、炎天下で葡萄の手入れをし、
一房一房摘み取り、ワインを作ってもう30年だそうだ。

いつか空に届いてしまいそうなほどに、
斜面いっぱいに広がり伸びる枝。
薄緑の新芽から覗きほほ笑む、
生まれたての葡萄の赤ちゃん。
その風景の中に、
自然とともに、
ありのままに生きる、
穏やかでひたむきな農夫の姿がある。

太陽と土と、水と風と、
そして、
農夫があった。



    気持ちの良い五月の風が、
    身体を、
    心を、
    すーっと
    吹き抜けていった。