草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

静かに秋へ____

2010-09-27 13:54:34 | 山の暮らし
数日前まで暑い暑いと言っていたのに、
一気に冬?!

一昨日から、
朝の散歩は、厚めのパンツとジャンパーに。
そして、帽子は冷たく痛い耳を保護するものに替え、
首にはマフラーの冬仕様。

今日なんぞは、雨も降っていて、
霧も巻いていて、
外気温は、日中でも12度。

火が欲しいところだが、
一度点けてしまうと、歯止めがきかなくなるので、
薪ストーブは、ぎりぎりまで我慢。我慢。


   いよいよ、
   なが~い冬のお出ましか。



      ::::



残り7個のスイカと、
前庭の雑草をも凌駕していた、このへんてこな形のカボチャの蔓、
そして、
まだたっぷりと青い実をつけているトマト。
もったいなくて、延ばし延ばしにしていたけれど、
思い切って、み~んな取ってしまった。

そしたら、
なんだか、急に、さびしくなった。



    昨日まで燃えていた野が
    今日茫然として、曇った空の下につづく。
    一雨毎に秋になるのだ、と人は云う
    秋蝉は、もはやかしこに鳴いている、
    草の中の、ひともとの木の中に。
        ____中原中也「秋」より___





夏の食卓を豊かに、
そして、楽しませてくれた野菜たち。
あれもこれもに、
ありがとう。。



ぶらり西東京

2010-09-25 06:44:41 | おでかけ
乗った乗った。



吾妻線で高崎まで行き、
八高線に乗り換え、高麗川で一旦降り、拝島。
そこから青梅線で立川まで。
そして中央線に乗り換え国立。

ふと、
思い立って上京。


再び中央線で立川にも戻り、
南武線に乗り換え、分倍河原という初めて聞く駅まで。
そして京王線に乗り換え百草園。


ぶらり歩き疲れて、帰途に。


京王線で新宿まで行き、
湘南新宿ラインで、籠原まで。
のはずだったが、
トラブルに合い、駅員通報のため熊谷で。
ドキドキがおさまらないまま、高崎線に乗って高崎へ。
そして、
やっと吾妻線に乗り金島到着。


せっかくの東京だから、
あれもこれもと欲張りたいところ。
だが、
なかなか一日では回りきれない。
今回も、
伝統工芸展と知人の個展は、観れずじまい。

ザンネン。。

とおくのとおく

2010-09-20 08:41:06 | おでかけ
娘の引越しの手伝いに。


連休中というので、渋滞が懸念されたが、
往復の関越はスムースに。
が、
新住所に通じる横浜新道とやらが混んで混んで。
都会はいつもこうなの?!
40分足らずで行けるはずが2時間以上もかかり、
丸一日の大仕事。

しかも、
一部屋だけのアパートに、
よくもこんなに入っていたと思うほどの荷物。
猛暑の中、よいこらと2階から何往復もして車に積む。
今度の場所にはなるべく少なくというので、
そのほとんどは持ち帰り。

もちろん、
小さな我が家には入るはずもなく、
全て夫の実家の物置へ行ったのだけど。




    それにしても・・・・
    高津区から藤沢へ。
    どんどん離れて行くなぁ~

黒ぶどう

2010-09-15 15:33:37 | 山の暮らし
「さあ、喰べよう。」



3年目にして初めて採れた黒ブドウ。


毎年、少し伸びては枯れてしまい、茎も折れ、
もう消滅したかと思いきや、
今年は、ヒョロヒョロながらも2m近くに伸び、
あるとき気づいたらなんと実をつけていた。
わずかで小さな実だったので、
どうせ、食べられるものにはならないだろうと期待もしていなかったが、
とりあえず、ブドウ棚を作ってやり、絡ませてやった。
でも、実は棚の上に届くことなく、地面近くに数房のみ。
それでも、
黒く、そして少し大きくなってきたので、
袋もかけてやった。


今年は、ほんの少しでこれだけ。
いつか、
太く大きなブドウの木になって、
棚の上からたわわとぶら下がるのを想像しつつ、
そっと口に入れてみた。

品種は何だったか忘れたが、
甘いばかりの最近の種なしのものとは、ちょっと違う。


それは、なんだか、
蜂蜜の匂いのするような、
そばの匂いもするような、
きょろきょろ青い肉の、
まさしく賢治の黒ぶどうのようで、
おもわず、
仔牛の真似して、
コツッとたねを噛み砕いてみた。



    秋だねぇ。。

"Violirico"

2010-09-11 14:46:34 | おでかけ
ホルンとピアノのために書かれた、
シューマンのアダージョとアレグロ。
それを、
深みのある音色を持つヴィオラが奏でる。
う~ん、いい感じ。


昨晩は、ヴィオラとピアノによるコンサートへ。
バッハからショスターコーヴィッチまで、
幅広い演目であった。
ワタシとしては、
メンデルスゾーンのソナタが面白かったかな。



    久々に、アレコレ忘れ、
    体の中を、
    心地よい秋風が、すうーっと。
    そんな夕べであった。
    

ぶらり中之条

2010-09-05 16:26:47 | おでかけ
休日の恒例作業が中止になり、
伊香保のイベントにでも行こうかと思ったが、
そんなに気持ちが動くでもなし、
なんてったって暑い暑い。
で、
隣町、中之条に新名所ができたというので、
見学がてらに街中をぶらり。




      ::::




まずは、図書館へ。
活字大好きのワタシ、ウキウキ。
高ぶる気持ちで、前つんのめりがちになりながらも、
右に左にすばやく目を走らせ、
すっと選び取り、両手いっぱい抱えて腰を下ろす。
さぁ!と思ったら・・・・
なんと大切なものを忘れてきた。

腕をいっぱいに伸ばし、
目を細め、
心の中で、ウーン、ウーン唸りながら読みふけるが・・・・
一時間もしたら、やっぱり無理。
しょっちゅうは行けないけど、最大限は5冊。
今回は村上春樹と角田光代だけを抱えて外に出る。

    高山にもこんなの欲しいなぁ~


そして、
いよいよ新名所。
なるほど、なかなかいい感じ。
建物も落ち着いた雰囲気で素敵だし、
開放的で、な~んかおしゃれ。
知り合いの作家さんの作品があちこちにあって、
親しみがわく。
中之条は、
ビエンナーレやら、他もろもろ、
文化に力を入れていてうらやましい。

    高山にもこんなの欲しいなぁ~


そのあと、
行ってもみようかなと思っていたカフェで、
ケーキセットを食し、
それだけでは足らないので、
何度か行ったレストランで遅めのランチ。




      ::::




中之条は、
古い建物が残っていたりする街中もいいし、
ぐんと登った山の方も、それぞれに魅力的で、
変化に富んでいて面白いところ。


ここは、ワタシの田舎暮らしの候補地の一つで、
山の物件をいくつもまわりはしたが、
なんやかんやでその時はボツに。
今思うと、惜しかった!?
こんなのあったらいいな~って思うこと、場所が、
いくつもあるんだもん。



    
     
     ドーンと都会に住むSさんは、
     「高山は、な~んもないのがいい」って、言ってたっけ。
     でも、
     毎日、生活する身としては、
     もうちょい・・・・シゲキが・・・・ね。





やがて、秋・・・・

2010-09-01 16:10:30 | ぎゃらりー「草の葉」


道端や庭には、ツリガネニンジンやノコンギク、
ゲンノショウコにミズヒキ、スズキも。


立原道造のいう___
夕暮れが親しげに話しかけ、
全てが不確かに揺らいでいる秋が、
やがて来るだろう。




    ::::




ぎゃらりー「草の葉」も、
秋を纏った作品たちが揃います。
お買い得コーナーも設けました。

芸術の秋。
個展、企画展、イベント等の
貸しギャラリーとしてもご利用いただけますので、
ご相談ください。