草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

また

2010-04-30 22:12:27 | 雑感
昨日はなぜか息切れ、疲れでポーッ。
そして、今日も朝から疲れた感じで、
やることはたくさんあるのに、どうも動けず一日ダラダラ。
肝臓関係の本を読んだせい?



   ::::



毎年、この季節に、
一年に一度。
もうそろそろだと、今日、夕方電話をする。

Mさんが亡くなっていた。

突然のことに思わず絶句。
「今度、ピアノコンサートをしましょうよ」
コーヒーを片手に、おっしゃった、
去年のあの穏やかな笑みが、
20年、いつも変わらぬ微笑みが、
今、消えたり出たりしながら、ずっとワタシの前にある。


一年後とは言わず、
明日のことさえわからないのが人の生。
それは、ワタシとて同じこと。
それは、決して不思議なことではないはずなのに。


また、来年。
また、明日。
またね。
またの不確かさを思い入る。



夜、久しぶりに、ピアノを弾いた。























吾妻郡図書館へ

2010-04-28 21:23:56 | 山の暮らし
行こう行こうと思っていて、
なかなか、機会がなかった吾妻郡図書館へ行ってみた。

立派な建物だとは思っていたが、
所蔵数もまあまあ。
広く浅くといった感じで、一通りは揃っている。
ゆったりと読書できる雰囲気は気にいった。

ただ、
片道、30分以上はかかるので、
気軽にちょいと、というわけにはいかないけれど。

それでも、
山の暮らしの楽しみが一つ増えて、
にっこり。。



     ::::




それにしても・・・・
まだ、サァーと拾い読みしただけだが、
肝機能障害は、ちょっと大変そう。
自覚症状がないので、
もう、以前の生活に戻していたのだが、
どうも、疲れなどには気をつけなければならないようだ。
犬の散歩は、引きずられるのであまりよくないらしいし、
食後や、疲れを感じたら横になるようにとも書いてあった。
そういえば、
今夕のメグの散歩後、
なんだかとても疲れを感じた。
また、数値が上がることもあるようで、
こりゃ、まずいワ。
連休中は、益子に仕入れに行こうと思っていたし、
気候が良くなって、
そろそろ、また、小野子に登ろうかなとも思っていたんだけど・・・・
全て、あきらめかな?

   今後は、ビクビクひっそり暮らし?
   シュン
    
    






春うらら

2010-04-26 17:15:12 | 山の暮らし
今日も、
またまたいい天気で____
庭でランチをした後、
外でちょっと読書するも、
つい動きたくなるのよねぇ。
退院後間もないというのにぃ~



    ::::



敷地南端の川。
春になると、
例の匂いが気になる。
2年続けて、役場に訴えるも、
やんわりごまかされていて、
自分で対策するよりほかない。
微生物活性剤なるものを、
タラタラッーと投げ込んでみることに。
すると、
今度は、木に絡まったモジャクネの蔓が気になる。
そうそう、あれ。
昨秋、ちょっとは切ったのだが、
こうして、
葉が落ちた木をみていると、
まだ、あるある。
今のうちに、退治しておかないと、
鬱蒼となってからでは手がつけられない。
蛇のように、ギリギリと絡まれて、
もう、すっかり死んでしまった枝がポキポキ。
対岸から、ぐんぐんと勢力を伸ばそうと構えているものもあって、
見逃すわけにはいかない。
長靴をはき、斜面にグンと踏ん張って、
のこぎりでギーコギーコ。
ちょっと、惜しいと思ったアケビの蔓も、
この際、思い切って。



3時間くらいで、
どうにか、さっぱり?
これで、
木々も、自由に枝が伸ばせるでしょ。
だけど、
蔓だって、伸びたいんだから、
かわいそうなことはかわいそうなんだけど・・・・
まあ、
あとで、籠でも編みましょ。



春五感

2010-04-25 15:55:12 | おでかけ
昨日は、
ガッタンガッタン、軽トラでいくつもの山を越え、
軽井沢手前のギャラりーまで。

今日は、
恒例の「群馬の森クラフトフェア」に高崎まで。
そのあと藤岡へ。



どちらも、天候に恵まれ、
のどかな里山の風景を、
目の奥のシャッターでパチパチ。
あふれる若葉の香りを、
鼻の奥までぐいーっと吸い込む。
そして、
素材を生かしたランチを、
じっくり味わいながら、
知り合いの作家さんとペチャペチャ。



   その日まで、
   退院できるか気をもんだが、
   良かったよかった。






イかんぞぉー

2010-04-22 18:23:09 | 山の暮らし
いつも突然だから・・・・


あの日、
そう、今年初の草取りの日の夜、
午後9時に寝ようとした途端、右胸全体に激痛が走る。
「ううっ!」と布団に入る。
そのうち治まるかと思ったが、どうにもこうにも。
それで、1時間後、いよいよ119番。

が、なにせ、救急車が来るのに40分以上もかかり、
到着時には、痛みは3割ほどに軽減。
乗せてもらうのを遠慮したのだが、
救急隊員が、診てもらった方がよいというので____

病院までが、これまた時間がかかり、
着いて、日付が変わりCTをとるころにはほとんど痛みはなくなっていた。
が、日曜になっていたし、退院は翌日にということだった。


(あのとき、体をひねったっけ?それとも、前屈みで草取りしたせい?
ああ、救急車の呼びすぎかなぁ。
救急車体験5回のうち最初の1回は、医師の要請だが、
その後の4回は自分で。
しかも、全てココ高山に来てから。
2年間で4回となると、
今に、ブラックリスト?かなんかに載ったりして?)
な~んて、ベッドの中で思いながら、二晩いさせてもらった。
もちろん、
ワタシは、月曜日には家に帰れるもんだと思っていたわけで。
医師は、確かに、多少、肝臓機能の数値が高いとは言ってはいたが。


それが・・・・
ジャジャジャジャーン。
退院の朝、
救急病院からの紹介状を持って、そのまま他の病院へ行くようにと指示があり、
「へえー」って感じで、N病院へ。
そして、
血液検査の結果、
ドヒャー
とんでもない数値が出てきて、
「肝機能障害です。
このまま家に帰すわけにはいかない」と言われ、
結局、そのまま転入院。




      ::::



とはいえ、
ワタシは、痛くもなんともないわけで、
生まれれ始めての3日間の絶食で、栄養補給の点滴につながれ・・・・
重湯になってからも、なかなか常食にはならず、
おなかはすくし、間食はできないし・・・・
ジージー感度の悪いラジオのイヤホンを耳に、
FMでクラッシックを聴きながら、
毎日毎日、ベッドの上に座り、ただひたすら読書。
おかげで、
8日間で単行本3冊、文庫本5冊を読破と、尾骶骨摩耗。

そして、
肝臓の炎症を抑える注射と、薬で、
5項目のうち、4項目の数値が平常値に戻ったので、
本日、退院となった次第である。


原因不明というのが、
ちょっと不安ではあるけれど・・・・
なにはともあれ、無事帰還。

「人間の体には、わからないこともあるから」って。


それにしても・・・・
どうも、春と相性が悪いなぁ~
2年前も今頃だったし。
いや、高山と相性が悪いのかしら?
ココに来て3年、
それまで入院などしたことがなかったワタシが、3度も入院しているし。
単に、ソノ年齢になっただけだと思うけれど、
まあ、Oさんのいうように、
塩でも撒いてみますか。



     ちなみに、
     今回の2つの病院は、前回の2つとは違う。
     おおむね快適に過ごせ、
     小説にでもしたいようなことは特になかった。
     (1,2点を除いては・・・・)

イチゴ苗

2010-04-10 16:05:43 | 山の暮らし
草の中から、
遠慮がちに、顔を出し始めたイチゴのために、
陽気のよい今日、
2時間かけて、今年初の草取りをしてあげた。



      ::::



一昨年、4株植えたのが、
繋がって、繋がって、
数えてみたら、なんと10倍ほどに増えていた。
もう花をつけているものもある。
ひえぇー、
うれしい悲鳴。
この分じゃ、どんどん増えて、イチゴ畑?になるんじゃない!?
が、
しかしなのだ。

石垣イチゴをイメージして、
土を盛った果樹畑?の縁に植えたのだが、
70cmほどの坂を下りて、
駐車場のほうまでやってきているのである。
こんなにも増えるのなら、
いっそ、3mもある裏の土手に植えるべきだったなぁ~。
そうすれば、
その土手を駆け下り、下の果樹畑を覆い尽くし・・・・な~んてね。

思慮が足りなかったぁ。

でも、やっぱり、
夏になると、2,3週間ごとの草刈りが必要な土手じゃぁ、
草と一緒に刈ってしまうことになるか。

じゃぁ、
欲張らずに、
数個でも食べることができれば良しとしましょ。
昨年も、確か2,3個だったような・・・・



     鶯もやっと鳴き出し、
     梅の香りが漂ってきて、
     今朝の散歩では、2本だけツクシも見つけた。
     今日のように暖かだと、
     あ~春だなと思うのだけど____
     このまますんなりというわけにはいかないだろう。
    
  
     草取りのとき、
     土色蛙を起こしてしまった。
     棒でつついても、
     じっと、じっーとして動かない。
     朝晩は、まだぐっと冷え込むし、
     また、すぐ潜ってね。。
    
    



入荷のお知らせ

2010-04-05 11:10:48 | ぎゃらりー「草の葉」
つばきの花が
ぢべたへおちてる、
あんまり
おほきい木ではないが
だいぶ まだ 紅いものがのこってる
じつにいい木だ
こんな木はすきだ

    ____八木重吉「椿」____



椿の木が好きだ。
その中でもお気に入りはヤブツバキ。
一昨年、赤と白を植えた。
小さい木ながらも、
昨年は、確かいくつか花をつけていた。
そのあと、庭の工事のとき、見える場所に移してもらった。
今、目の前にある椿の木は、
葉っぱが褐色に枯れている。
もう、だめだろうか。




     ::::




おおらかさが素敵な
石橋紀子さんの
登り窯の作品が届いております。

石橋さんも、
椿がお好きなのでしょう。。きっと。

新顔

2010-04-04 17:33:56 | 山の暮らし
うひっ、うひっ、
ビニールハウス用のパイプの組み立て完了。
うひっ、うひっ、
今年の野菜作りは楽しみだなぁ。



      ::::



パイプは、先日、近所のTさんに頂いた。
去年、な~んにも収穫できなかったと言ったら、
「ハウスを作るんだよ。
ハウスは便利だから。
そこらに転がっているのを持っていっていいから」と。
うーん、ハウスかぁ。
ハウスなんて言われると、ずいぶん農業経験者のように思っていたが・・・・
じゃあ、とりあえず、小さいものを作ってみるかな。

と、
コレが意外と大変だった。
中古のものだから、なにしろあちこち曲がっているし、
ウチの庭は、湿地の割には、中は石がごろごろ。
スコップで穴を掘って、深く差し込むが、なかなかうまくいかない。
やっと差し込んでも、5組のパイプを同じ高さにするのが、
これまた一仕事。

といっても、
ワタシは、実は見ていただけ。
そこまでやったのは、只今同居中のY。
そして、
日曜日の今日、Kが加わり、どうにか完成。
うひっ、うひっ、
掛けるビニールを買いに行く。
ワタシ「ビニールください。長さは測ってきました。
    入り口はどういう風に作るんですか?」
絵を描きながら、
店員「入り口は、こうしてああして・・・・
   大きさも作るものによって違いますよ」
ワタシ「あらっ、難しいですね。えーと、トマトとか・・・・」
店員「寒い時期に葉物を作るのなら、全部覆いますが、
   トマトなら途中までだし、入り口はしなくていいですよ」
ワタシ「あらっ、じゃあ、簡単なトマトで」
再び絵を描きながら、
店員「それじゃ、ココん所を測ってきてください。
   その時、留めるもの個数も言いますから」
ワタシ「はい、わかりました。ご親切にありがとう」

さすが、農家の味方A店。
あやふやな質問にも的確な答え。
ついでに、
どっさり出る薪ストーブの灰を、
良かれと思って、どんどん畑や木の根元に撒いていたが____
どうも、あまりよくないということも教わってきた。

トマトの苗は5月に出るということ。
うひっ、うひっ、
待ち遠しいなぁ。



      ::::



そういえば、
今朝の散歩のとき、
Gさんの畑が、きれいに耕されていると思ったら・・・・
昼頃、ジャガイモを植えてた。
先日のTさんは、その時、まだまだとおっしゃっていたので、
のんびり構えていたけれど。
おっと、
後れをとるわけにはいかない。
と、
早速、我が畑も耕した。
昨秋に入れた落ち葉は、もちろんまだ朽ちてはいない。
ちょっと残念だけど、
まあ、近々植えてみよう。



     この高山にも、いよいよ春が来て、
     周りが一気に動き始めた感じ。
     前の田んぼのYさんも見回り始めたし。
     さてと、
     4年目の我が家の野菜作りはいかに!?

この道

2010-04-03 05:01:42 | おでかけ
昨日は、Hさんからのプレゼント____
ジャン=ギアン・ケラスのチェロの音色に乗せて、
岸恵子の語る「パリのおばあさんの物語」を聴きに東京まで。



    ::::



たまの東京だからと、
これも見たい、あれも見たいと、
思いは颯爽と歩いて行くのだけど・・・・


池袋で見つけたやかん。
薪ストーブの上に乗せる大きめのやかんをずっと探してた。
夢に出てきたものと似通っているソレを見つけ、
思わず2個買った。
ソレに、バッグと靴が加わり目白のギャラりーへ。
遅めの昼食を食べたら、
おっと時間がない。
急いで銀座まで移動。
駅でコインロッカーを探すがどこも空きがない。
仕方なく、
両肩に大きな荷物をぶら下げ、
手には、これまた大きなやかんが2つも入った袋を提げて、
30数年ぶりの華やかな銀座をよろよろ。
コンサートのあと、
銀座で買った旅行用の大きめの鞄も追加され、
さあ、
最終の吾妻線に間に合うよう上野へ急ぐ。

始発なら座れるだろうと、
高をくくっていたが・・・・
電車に乗り込む前に並んでいるときから、
どうもみなさん、心積もりがあるらしい。
「よし、あそこに座ろう」と。
ドアが開くや否や、一目散。
早いのなんのって。
結構前に並んでいた私が、眼をぱちくりさせている間に、
あっという間に席が埋まる。
その間数分。
それでも、どうにか、お尻を滑り込ませ、確保。
電車が動き出し、ほっとしたのもつかの間。
うーん!なんだか気分が悪くなってきた。
人に酔ったのか、電車に酔ったのか。
寝てみようと、目をつぶってみるが、ムカムカ。
うっ!バッグの中をごそごそ探して、
コンサートで貰ったチラシが入ったビニール袋を、
その時のために握りしめる。
景色を見ていればいいかと顔をあげるが、
目の前は人、人、人がぎゅうぎゅう。
こんな中でも、平然と本を読んでいる人もあり。
ただ座っているだけでも気持ち悪くなるワタシには、、
とても考えられないワ。
右隣の男性は、コンコンゴホゴホと咳が止まらない。
風邪かしら?
私はなるべく体を左に寄せながら、顔を背け息を止める。
と、
左隣の若き女性は、うつらうつらしながらワタシに寄りかかる。
長い髪がワタシの顔に。
ワタシの知らないシャンプーの匂いに再び息を止める。
気持ち悪さに息苦しさ。
やっぱり、新幹線にすれば良かったかなあ。

そのうち、車内のアナウンス。
「只今、急病人が出ましたので、停車しています」
しばらくすると、
大勢の好奇の目の前を、係員に支えられた女性がふらふらとホームを歩いて行く。
こんな中じゃ、気分も悪くなるワ。
あらっ!次は私の番?
と思いながらも、連続の生あくびでどうにかしのいだ。


あ~、それにしても、
都会の人はたくましい。
コレが日常茶飯事だもんね。



相変わらずの、刺激的な都会の珍道中
(雨降りだからと、もう何年も履いていなかった厚底の靴。
途中で、どうも変な感じと思ったら、
なんと、ぱっくり左の底が割れてた。
というオマケつきの)は、
こうして終わった。



おっと、肝心のコンサートは____
チェロの穏やかな音色と岸さんの甘い声で、
お隣の方は、ぐっすり寝ていらした。

ちょっとチケット代とは、かけ離れていたかな?
確かに岸さんは美しかったけれど。



     ::::



「おばあさん、もう一度、若くなってみたいと思いませんか?
おばあさんは、驚いて、ためらうことなく答えます。
「いいえ」 
その答えはやさしいけれど、決然としていました。
「わたしにも、若い時があったのよ。わたしの分の若さはもうもらったの。今は年をとるのがわたしの番」
「もういちど、同じ道をたどってどうするの?だってわたしに用意された道は、今通ってきたこの道ひとつなのよ」




     今朝、起きたら、まだムカムカが残っているし、
     なぜか右上腕あたりも痛いだけど・・・・
     そろそろ、太陽が昇ってきたことだし、
     ワタシも、今日もまたこの道を歩きましょ。。