草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

ART

2009-08-23 19:09:23 | おでかけ
隣町中之条へ、
第2回ビエンナーレを見に行った。

会場が点在しているので、
軽トラで一巡するのに7時間かかったが、
廃校になった校舎や古い民家、商店などを美術空間にした試みは、
とても面白いものだった。


中之条はやるなぁ。


もともと、歴史あるもの、
そして、自然が多く残っているここは、
ワタシにとって興味惹かれる場所だった。
終の棲家となる土地を探していた時も、何度も足を運び、
「ここに住みたいなぁ~」と、よく思ったものだ。
だが、縁ある物件になかなか出合うことがなく、残念。


今日、あちこちぐるっとまわってみても、
やっぱり、中之条はいいなぁと、改めて思った。

山里の風景1つ1つが、アート。
古い建物1つ1つが、アート。
自然の造形1つ1つが、アート。
そして、
変化に富んだ町自体が、アートだった。

中之条、大好き!
アート、大好き!!









ウッシッシッ。。

2009-08-22 15:51:06 | 山の暮らし
今日はなぜだか眠たかった。
昼前に一眠り、その上、昼寝も。
それでもって、
ポーッとした一日だった。
ちょっと寒気もあったりして、
多少、頭痛らしきものもあったりで、
もしかして風邪気味なのかも。
インフルエンザも流行し始めていることだし、
気をつけねば。



    ::::



というので、
草取りにもってこいの陽気だったにも関わらず、
気分が乗らず、パス。
しかし、一旦、外に出たおかげで、
思いがけず、スイカを発見!

例の湿地に植えたので、
ブルーベリーのように、
どうせ消えてしまうだろうと思っていたが、
なんと、けなげにも、かわいい実をつけていた。

1つだけ植えていた苗は、
蔓が2手に分かれ、それがまた2手になって、
長いものは5mくらいまで、しっかり地面を這っている。
元の部分は、「あらあら枯れそう」といった雰囲気なのだが、
縦横無尽に伸びた蔓は、どうしてどうして!
青々とした葉っぱをつけ堂々たるもの。
4本の蔓の各々に、一個ずつ実がついている。
10cmくらいになったものが2個、あとの2個はまだ3cmくらい。
実を充実させるには、
何か摘み取らなくてはいけなかったのかもしれないが、
いつ、何を、どのくらい摘み取るのかが全く分からず、
結局、なるがまま。

さて、
今後、ワタシの口に入るまでの成長なるか?
期待と、
ちょっぴり、不安。


だって、
大きくなるのを、待って待っていたトウモロコシ。
今年こそ、食べるぞと、その収穫を楽しみにしていた。
先週お見えになったAさん、
一目見るなり、「こりゃ、ダメだ」。
そして、
「あっ!」
ワタシの制止を待たずに、突然、皮をむいてしまった。
・・・・・・・・
おっしゃる通り、確かにダメだった。
下半分くらいつけた実はシワシワ。
ワタシ半べそ、Aさん苦笑い。

ところで、
このトウモロコシのタネをとっておいて、
来年植えることができるの?


     (ついでに報告)
     スイカと一緒に植えた、メロンとカボチャの苗は、
     消えてしまっていた。
     やっぱり・・・・
     

お願い!

2009-08-15 17:03:23 | その他
長男のところに、子猫が4匹生まれました。
どなたか、貰って下さい。。



    ::::



ひとり者の長男が、捨てられた猫を飼い始めたのはいつだったか?
当初、ワタシは大反対!

(理由)
その1.彼は、幼いころ喘息で、それはそれは大変だった。
環境には、相当気を使ったし、
もちろん、動物を飼うのは極力、医師から止められていた。
10歳頃から、ほとんど症状は出なくなったとはいえ、もともとアレルギー体質なので、気をつけなくてはいけない。
それが、猫を飼うなんて!猫の毛が一番悪いといわれたのに。
その2.もともと整理整頓が苦手な彼である。
案の定、部屋の中はしっちゃかめっちゃからしい。
ワタシは血圧が上がりそうなので、一度も覘いてはいないが、覘いた人によると、足の踏み場もないそうだ。
それが、猫を飼うなんて!最悪状態になるのは明らか。
その3.つつましい生活を送っている彼に、猫の食費まで賄うことができるのか。


以上の理由から、ワタシは大反対だったのだが、
言っても聞くような彼ではなく・・・・
排泄するにも困難な、障害を持った猫だったらしいが、
自分の手で便を出してあげたりと、何から何まで世話し育てたようだ。
なんとその猫、障害が回復し、このたび出産と相成った。



自分が頼られているという感覚はうれしいことだし、
優しい気持ちがあるのはいいことではあるけれど・・・・



今は、
お母さん猫と8月11日に生まれた4匹の子猫に、彼の布団は占拠され、
自分は板の間に寝ているらしい。
このままでは、アパートの部屋自体が乗っ取られて、猫屋敷と化してしまう。
おお、こわ!
想像しただけでもぞっとする。
現に、死ぬかと思ったほどの症状がでたこともあったそうで、
喘息がが復活すれば、それこそ大変!
Kさんは、メグの友達にすればいいと言っているけれど、
とんでもない。
ワタシはこれ以上、面倒見切れない。



    よって、
    どなたか子猫を貰ってくださいますよう、
    お願いいたします。

    かわいいですから。たぶん・・・・



祈り

2009-08-14 15:34:18 | 雑感
120時間が過ぎた。


本を読んでいても、
食事をしていても、
歩いていても、
草取りをしていても、
ふと、気がつくと、
いつの間にか、キミのことを考えているワタシがいる。

幼いころのたくさんの笑顔が邪魔をし、
次々を押し寄せる後悔で、胸が押しつぶされ、
「人間なんて、所詮孤独なんだ」と開き直ってみても、
やっぱり、立ち尽くすしかないワタシがいる。


この暗さは、今だけのものだと思ってた。
いつか豊穣の時が来るのだと思ってた。
なのに・・・・




小林秀雄の著『本居宣長』に、
堪え難い心の動揺に堪えるたった一つの道は、
「逃げず、ごまかさず、直視し、その性質を見極め、わが所有に変ずる道だ。」
というような言葉があったが・・・・
事実を受け入れることさえ、なかなかできずにいるワタシが、
それを理解し、昇華させることができるのだろうか。



「人間の精神は決して画一的な理論や設計に従うものではない」
毎日、毎日唱えるように祈る。

ああ、ゆく先の時に光あれ。



259600時間が過ぎた。

スイカ冷やし

2009-08-08 15:59:04 | 山の暮らし
相変わらず、ぐずぐず天気が続いているけど、
せっかく、洗い場ができたので、
早速スイカを冷やすことに・・・・



    ::::



ワタシの土地探しにあたっての条件は、
敷地内を小さな川が流れているということだった。
が、そんな物件はなかなかなくて、
次第に妥協。
そして、あまりきれいではないが、
ココは、敷地の脇に小川があるというので決めたようなもの。
掃除をすればきれいになるかなって。。
が、とんでもなかった。
どんなに掃除をしても、
上流からいろんな物が流れてきて、
春先には、ヘドロ状態で悪臭さえ。
あ~あ~、アキラメ。。
それでも、山の中腹に建っていた祖父母のところで、
小さな川に肩までつかってバシャバシャ泳いだり、
井戸からスイカや豆腐を引き揚げたりした光景が、脳裏にこびりついていて、
どうにかならないものかと・・・・



    ::::



そして、ついに、
3年目にして、念願の「スイカ冷やし」の出来上がり。


敷地内の真ん中あたりに、湧水が横断しているような箇所があって、
その出口を広げてもらったのだ。

プクブクプクブクと、絶え間なく水が湧き出ている。
しばらく手をつけていると、
ジンジンしてくるくらい冷たーい。
さすがに、泳ぐことはできないが、
採れた野菜を洗ったり、スイカを冷やすのに持ってこいの場所ができた。
マンゾク、マンゾク。


  
    それにしても、
    スイカの似合う、
    ジリジリ暑い夏が恋しいよぉ~。

夏野菜収穫

2009-08-05 16:50:07 | 山の暮らし
と、いっても・・・・
我が家の野菜ではない。念のため。
今日は、野菜の収穫セミナーだった。
前回の参加者約70名、ほぼ全員揃う。
中高年はヤル気まんまん。


あれは、2ヶ月半前だったか。
ワタシは、ダイコンのタネをアノ畑にぱらぱらと播いたのだった。
確かに。
その後、な~んにもしないでいたにもかかわらず、
めでたく立派なダイコンとなったソレにご対面。

その間、係りの方が、
施肥、殺虫粒剤は、やってくださっていたようだけどね。

ついでに、なぜだか、
カボチャやエダマメ、カブやオクラまでお土産に。



    ::::



ちょっとだけ、講義を聞いて、
ちょっとだけ、マルチの張り方、種まきを実習して、
あとは知らん顔。
他の人が世話した野菜を、
大きな袋にいっぱい詰め込み、
他の人が育てたミニトマトやスイカを、
我先にと頬張り、
みんなニコニコ顔で帰って行った。
なんだか、ちょっと変な感じ。
だけど・・・・

まっ、いいか。
   
カボチャの煮物に、ダイコンおろし、
カブのサラダにエダマメも。
それから、オクラは納豆に混ぜて。
   
せっかく、自分でハサミでちっきんしてきたのだから、
今夜は、収穫夏野菜のオンパレードといきましょ。。




      そいうえば・・・・
      帰りに寄った山間の素敵なうどんやのマスターによると、
      土作りには、豚ぷんがいいそうな。
      鶏ふん、牛ふんときたわが畑も、
      来年は、豚ぷんといきますか。。

     
   

豊作!?

2009-08-04 20:14:50 | 山の暮らし
今か今かと待ちわびていた、ジャガイモ掘り。
このところの雨で延び延びになっていたが、
ようやく、今朝、決行。


右足をスコップに掛け、勇んでザクッ。
ン!手ごたえあり。
「ワァー
思わずでた歓声。
期待通りの大きく立派なジャガイモ!

が、しかし・・・・
後が続かず。

胸躍らせながら、掘りに掘ったが、
掘れども掘れども、空振り状態。
アラ?アラ?という感じで、主はなかなか姿を現さない。
それでも、「こんなもんじゃないだろ。」と、
150cm四方くらいの場所を、
1時間かけて、汗をふきふき、何度も何度も往復しながら掘り返す。
その上、諦めきれずに、
夕方にも再度スコップを入れた。
で、
結局、「こんなもん」だった。
それでも、
前回のキタアカリよりも、大きさも数も立派で、
肉じゃが2回分とポテトサラダ1回分くらいには。
今回は、種イモよりも多くなったし、
この天候不順の中、よく、頑張ったダンシャクだもの、
コレは、やっぱり、豊作でしょ。。

期待を一身に受けた、
今年のホープのジャガイモであったが、
コレで終了。


    それにしても、
    見えないもの、そして、
    芋づる式の収穫というものは、
    ワクワクものだわぁ。
    お次は、
    サツマイモ植え。

あいたっ!

2009-08-03 13:17:41 | 山の暮らし
今日は、昨年に続き2度目の村の集団健診へ。


昨年、血圧とともに、血糖値が多少高めだったので、
甘いもの大好きなワタシは、
3日ほど前から、お菓子類を極力控えて、今日に備えた。

のはずが・・・・
「ギャァ~」


昨夕食後、
「もう、健診終了まで、飲食は一切ダメ!」
と、念を押し、
今朝、起床後、
「今日は、朝食をとったら絶対ダメ!」
と、念を押し、
散歩時も、あと、100mで家に着くという場所で、
「今日は、パンは食べちゃダメ!」
と、念を押した。

なのに・・・・

魔がさしたのか、
気が緩んだのか、
敷地内に入り、まず、いつもの調子で、
ブルーベリーの畑へ行き、
熟しているのを10個ほど取って、
家の周りを一周りしながら・・・・

なんと!食べちゃったのだ!!


家の中に入った途端、
「ギャァ~」
気づいたのが一瞬遅かった。
すでに、散歩後のおいしいフルーツを味わってしまっていた。

あ~あ~。
コレが、歳をとるということ!?
しっかり者のワタシのはずだったのにぃ。

係りの人に告げると、
「食べて、ちょうど2時間だから、上がるときですね。」って。


これじゃ、数ヶ月後の結果は明らか!?



それにしても、
血圧のほうも、またもやぐ~んと上がっていた。
一回目が155-74。
「あらあら」と言われながら測った2回目が、144-84。

散歩も続けているのにぃ。
診察で、聞いてみようと思っていたが、
医師は、個人用のペラペラの紙の表面にサァーと目を通して、
「尿も大丈夫。血圧も、とくに問題ないし。じゃ、また来年。」
「えっ!」
この血圧で大丈夫なの?

裏面の「自覚症状___めまい、動悸、息切れ」欄に丸をしておいたワタシは、
慌てて指差し、
「あの~、ココが気になるんですけど。」と。
「あっ、それじゃ、胸を見てみましょ。」
聴診器を当て、
「心臓は大丈夫のようですよ。じゃ、また来年。」
それ以上は食い下がれず、結局30秒くらいで診察終了。



    ::::



今回、40歳以上が対象にもかかわらず、
今日、並んでいる人たちは、
9割以上が75歳前後のような雰囲気だった。
その方たちの診察時間は、平均して、3分くらいだったように思え、
5分近くの人もいたような。
なのに・・・・

健康に自信のないワタシは、
もう少し、詳しく診てほしいと思う項目もあるのだが、
高山の場合、基本は身長、体重、腹周り、血圧測定と尿、血液検査。
心電図、眼底、貧血検査などは、
前年の検査結果次第で、判断するらしく、
希望では受け付けられないと。

高齢化の進んだ高山村は、
中年にかける時間や費用はないとうことか?







I pray

2009-08-01 05:45:03 | 雑感
夜中、自分の泣く声で目が覚めた。


悲しい夢は、ココロとカラダを固くし、
再び寝付くことがなかなかできない。

うつらうつらしながら迎えた朝は、一面、薄グレー。
とことどころ、かすかに揺れる緑は、
まだ、夢の中かと思わせる。

そっと、窓を開ける。
サァーと入った冷たい風が、
ワタシを現実に引き戻す。


ふっと、軽く息を吐き、
霧の中を歩き始めた。

I pray・・・・