草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

クゥ・・・・

2014-06-24 06:18:02 | 山の暮らし
 



ここ10日ほど前から
夕方の散歩の後、メグが小屋へ戻らなくなった。
パンやイチゴで釣っても、
大好物の肉で釣っても・・・・
ちなみに、
天文台の駐車場まで行って、休憩し、帰ろうとしても動かない時は、
「ご飯はお肉だよ」というと、効き目一発。なのに・・・・

家に着くなり、
ロープごと力いっぱい引っ張って行こうにも、
メグは踏ん張りびくともしない。
結局、根負け。

ワタシの消灯時まで、
何度もおだてたり、言い聞かせたり、脅したりを試みるが、
すまし顔。

日が暮れて、ロールスクリーンを下げても
このまま。
そして、
朝、起きて、ロールスクリーンを上げると、
やっぱりこのまま。


真意は、ちょっと測りかねるが、
しばらく様子を見るしかないか。




           それにしても
           今朝、起きたら、
           またもやイノシシにやられていた!
           応急処置をしていた、勝手口前、
           もう大丈夫かと、置いていたものを昨日外したら・・・・
           相当派手に掘り起こされ、きれいに咲いていたシランは無残な姿に
           もうすぐ咲こうとしていたレンゲショウマは踏みつぶれ
           すぐに土をかけてやるが、もう無理かも

           


            
           この怒り、どこにぶつけようゾ


              
           





                      放し飼い状態になってるんだから、
                      番犬の役目果たしてよ!!

桐生、大好き。

2014-06-23 18:20:48 | おでかけ



先日、オルゴールを聴きにIさんと桐生に出かけた。

お昼を食べるのに、そこいらを歩いてみた。
目当ての店に行くのに、路地に入るが、
一本、道を間違えたようだ。
すると、
小さな古びた「釜めし」の看板。
さらりとのれんに呼ばれて、ふらっとお店の中に。
そこは、
まさに昭和?
年季の入った釜に入ったお焦げのあるご飯を食べていると、
まるで、昭和の時代にいるような錯覚に。
懐かしくて、キュンとなるあの時代。

うううっ
桐生、好きだな~



山登り

2014-06-16 11:08:28 | おでかけ
 



全くの良い天気の昨日、
長野、東御市の湯の丸高原にある、
東籠ノ登山と西籠ノ登山に登ってきた。
高山村主催で、一昨年の尾瀬に続いて2度めの参加になる。

体力に自信のある方という触れ込みだったし、
2つの山の縦走というので、
多少不安はあったが、
なんのなんの楽しく登山ができた。
これも、
週の半分はやっている1時間のウォーキングと、
毎日のメグの散歩の賜物か。
アップダウンの多いココで鍛えられた?
老若男女30人ばかりの中で、
健脚ナンバー1と先導者に言われ、
少々、自信。


途中、彼方に富士山を仰ぎ、
足元にイワカガミの群生を愛でる。
2200mの頂上は360度のパノラマで、
雪をかぶった北アルプスの山々が、「よく頑張ったね」と迎えてくれた。

みんなみんな良かったけど・・・・

山登り、何が一番いいか___って。

頭をからっぽにして、
一歩一歩、ただひたすら前へ、前へ。
ワタシの場合、ソレかな?

山から下りたあとは、
池の平湿原を、ゆったり歩く。
達成感に満ちた心と体にハルゼミの声が心地よかった。



 




                   ::::




母は、若い時から登山が趣味だった。

休みのたびに、連れられて登らされるのが、
幼いころは、ただただ、きつくて苦痛だった。
中学生くらいになると、さすがになくなり、
ワタシは、しぜんと山登りというものから離れていった。

大人になって、
キャンプくらいのアウトドアはしたものの、
もともと運動が嫌いなワタシなので、山登りは、無縁。
ココに移り住んで、ウォーキングを始めたせいか、
ここ数年は、山登り的なものを何度かし始めたというところか。

母はというと、
その間ずっと登山を続けていた。
80を超えた今は、
さすがに、海外や遠くの山というわけにはいかないが、
ちょこちょこ登っているようだ。




                    ::::




今回、石ゴロゴロの山、しかも急坂だというので、
登山靴や、登り方、下り方など、
事前に、母にアドバイスを受けた。

夜、「どぎゃんだったね」と電話が入る。
「うん、よかったよ」とワタシ。
「よかったろう。山登りはよかもんね」と、母のうれしそうな声。
「始めるとがちょっと遅かばってん。
いろいろ初心者コースのサークルもあるけん、楽しみなっせ」と、いっそう声が弾む。


年を取って、ちょっぴり山登りに興味を持った娘に、
老いた母は嬉しい様子。



     
          母も、ワタシも「つながり」を感じたその夜だった。
          たぶん・・・・
      
     













舟を漕ぐ

2014-06-15 05:00:43 | おでかけ
 



前橋で開催中の外丸治さんの個展を観てきた。
若き彫刻家だ。


ここ数年制作されている、彫って、岩絵の具で彩色したお面を中心に、
削って、拭き漆をかけた皿やスプーンなども。
枯れた枝に彩色したものや、
枝そのものを舟に見立てた作品は、
また、新しい境地か。



        枝が揺れる
        精霊たちがうごめき出す

        森はあたたかいのか
        森はやさしいのか

        行ってみるのも悪くないのかもしれない

        だが
        森に行くには
        この川を渡らなければならない

        そこへ 一艘の五色の舟
    
        思わず乗り込み 舟を漕ぐ
        一生けん命 漕ぐには漕ぐが・・・・

        なかなかたどりつけない

   
        木々の間から顔を出した
        彼岸の精霊たちが
        ニッと笑って 手招きする

        そっちの水は苦いぞ
        こっちの水は甘いぞ
    




沼田探索

2014-06-13 16:25:46 | おでかけ
  



久しぶりに沼田へ。

大和屋ができたらしい。
別荘のSさんに教えていただいた。
これで、高崎まで行くことも無いかと、まずは珈琲豆を買いに。
沼田のちょっと外れ?のソコは、
少し分かりづらく、ナビに入れても迷った。
こじんまりした店内から見える景色は大きく広がっていて、気持ちがいい。
相席が、なんと高山の方だったので、
おしゃべりに花が咲き、予定より随分ゆっくりさせていただいた。
豆は、
せっかくだから、「尾瀬」という銘柄にしてみる。

その後、
急いでパン屋さんへ。
ココが今日の一番の目的地。
お気に入りだった渋川のパン屋さんが、突然、店を閉められ、
これから、どうする?って。
ネットで天然酵母のパン屋さんを探したら、
沼田の奥?に鍵屋というお店を見つけた。
県の天然記念物だという、首が痛くなるほど見上げなければならない五葉松が、
デ~ン。
なんとも言えない懐かしさの漂う店内で、
店主が、400年にも渡るココの歴史を語ってくださった。
防腐剤を使用しないパンは、東京にも置いてあるそうで、
最近できた高山の道の駅にも置いて下さいなと、お願いしておいた。
さて、どうなるかな。

小一時間もお話していたようで、
あらあら、すでにお昼を回っていた。
近くに、
以前行ったことにあるお蕎麦屋さんがあったので、
十割そばをいただき、
またまた急いで、
最後のフランス菓子店へ。
これまた、Sさんのお勧め店。
同じ北毛地区に住むワタシより、
東京のSさんが、ずっとあちこちご存知。
洒落た外観で、一歩中に入ると、
それはそれは、綺麗なケーキがずらっと並んでお出迎え。
迷った末、
数個のケーキと何種類かのクッキーを購入して、帰途につく。







                早速、
                カール・ベームのモーツァルト『魔笛』を聴きながら、
                興味シンシンで、「オペラ」と名付けられたケーキを食べる。

                行ったことのないヨーロッパの街並みが、ワタシの頭の中に描かれ、
                「夜の女王」のロバータ・ピータースが、目の前で歌っていた。
                
              

虹が見たいな。

2014-06-08 05:28:21 | 雑感


雨は もう四日も降り続いている。

今ごろは きっと
あのころの笑顔を見せているに違いない。
今ごろは きっと
たくさんの言葉を溢れさせているに違いない。
否、
今ごろは もしかすると・・・・
どうしようもない悲しみと苦しみで
口をつぐみ 眼をみはり 足を止め
からだを硬くさせ 心を呻かせているかもしれない。

雨に濡れながら ブランコが揺れている。
ゆらりゆらり 揺れている。




              からだの中に
              深いさけびがあり
              口はそれ故につぐまれる

              からだの中に
              明けることのない夜があり
              眼はそれ故にみはられる

              からだの中に
              ころがってゆく石があり
              足はそれ故に立ち止まる

              からだの中に
              閉じられた回路があり
              心はそれ故にひらかれる

              からだの中に
              いかなる比喩も語れぬものがあり
              言葉はそれ故に記される

              からだの中に
              ああからだの中に
              私をあなたにむすぶ血と肉があり

              人はそれ故にこんなにも
              ひとりひとりだ

                  ____谷川俊太郎『からだの中に』____








                     ゆらりゆれる ココロから
                      ことんと希望が 転げ落ち
                       からころからころ 逃げてゆく
                        急いで追いかけ 拾いあげ
                         ゆらりゆれる ココロのうえ
                          ちいさな希望を そっとのせた


                     眼の前の山を
                     右から左へ 霧が流れてゆく
                     

                     虹が見たいな
                     幼き日に見た あの虹を・・・・







今初夏の異変?

2014-06-04 18:02:05 | 山の暮らし
  


先日のあのイノシシ出現から、
姿は見ていないものの、
毎日のように、足跡や掘り起こした痕が増えている。
困ったものだ!

モミジやナンテンの木の根っこがごっそり掘り返されていた。
ナンテンなんて、勝手口のすぐ脇。
こんなところまで、平気で出没するとは。
応急処置をしておいたものの・・・・

今までこんなことはなかったのに。
随分と厚かましいもんだワ。

というか、
だいたい、メグは何をしてるんだ!!
イノシシは夜、来ているのだろうが、
吠えもしない。
メグも甘く見られたもんだ。


何か良い対策はないものか。
今夜は、メグを放して置いてみようかしら。








                  ::::



この1週間ほどに3度も
クマ出没の防災無線が流れた。
しかも、そのひとつは、
なんと、
ワタシのウォーキングコース。
ウチのすぐ近く。
まだ明るい夕方6時半頃、県道だという。
まあ?!
ワタシ、これからどうする?



                   ::::


それに、
今年は、鳥の窓追突もなんだか多いような。
今までも小さな野鳥が、
ド~ンと追突して死んだり、フラフラ脳しんとうということは度々あったが・・・・
今朝は、大きな鳩が横たわっていた。






               そして、
               去年、初めて花をつけたオオヤマレンゲ。
               あんなに喜ばせてくれたのに・・・・
   
               悲しいかな。
               今年は、全く気配なし。
               WHY?