アハッ！

何が何でも今日で終わりにしたかった。
今日を通院終了記念日にしたかった。


１８０超えは昨年８月以来ないし、
その後、月に２、３度１６０になることがあったものの、
この３か月はそれもなし。
朝は１２０前後、夜は１００前後とすこぶるいい感じ。
前回１０月の受診時だって、
これでおしまいとなるかと思っていたのに、
「まあ、良いでしょう」と言いながらも、
「少し、不整脈がある」
「カルシューム不足ということもあるから、次回は骨密度検査を」
なんて言われて、
あ～あ～

受診のたびに検査ばかり。
四六時中、血圧のことが気になるのもストレス。
医師が何と言おうと、
「これで様子を見ることにします」と言い、
今日で終わりにするつもりだった。




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で、
数日前から、今日の日のことが気になっていた。
のは確か。
で、
昨夜、アヘッー
なんと、久しぶりに１６０が出てしまった。
そればかりか、眠れないのだ。
動悸がするし、身の置き所のない状態。
そう、
忘れていたアノ状態に。
精神安定剤を飲もうと思ったくらいだから、
たぶん、夜中にはもっと数値は上がっていたに違いない。
そんなこんなで朝を迎え、
当然、朝も１６０。
何度か測って１４０くらいにはなったが、
このまま病院にいけば、高いのは明らか。
これじゃ、
今日で終わりにはならないだろう。

で、
ワタシは、キャンセルの電話をしたわけだ。
「このところ調子がいいので、このまま様子を見たいと思います」って。
大きな病院だから、担当医でなく受付の人に。

アハッ、
受診せずに、自分で終わりにしちゃった。。




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急に血圧が上がったのが１年半前。
しかし、降圧剤を飲むと具合が悪くなる。
４度替えてもらったが、どれもダメ。
そのうち一度は下がりすぎて救急車で運ばれたっけ。
褐色細胞腫が原因ではと言われ、決定づけるために入院もした。
それならそれで、手術さえすればと思ったが、
反応が出なかったようで、
次はＲＩ検査。
嫌だと散々ごねたが、
「今度は倒れますよ」
「しないのならウチの病院では診られませんよ」と脅され、
泣く泣く受けたにもかかわらず、
結局は、断定には至らず。


とにかく薬を飲むのだけは嫌だったので、
それからというもの、
血圧に関する本を読みあさり、良いといわれるものはなるべくやってきた。
ウォーキングに足裏ツボ押し、そしてふくらはぎマッサージ。
それまでにも心がけていた減塩はもちろん、
そば茶や柿の葉茶、
毎日、嫌いな酢大豆も食べたし、コーヒーも断った。






　　　　　　　　　誕生日に娘から届いた谷川俊太郎の本、『質問箱』。
　　　　　　　　　そのなかに、
　　　　　　　　　心配は必要か?という質問に
　　　　　　　　　人間が心配できるのは、
　　　　　　　　　過去か未来のどちらかに限っていて、
　　　　　　　　　現在は心配できないんです。
　　　　　　　　　時間の観念のないキリンは心配しません、
　　　　　　　　　タヌキやオットセイもトンボも、
　　　　　　　　　生きている「このいま」しかないから
　　　　　　　　　心配しないんじゃないかと思います。　　　　　　　　　
　　　　　　　　　とあった。
　　　　　　　　　そうなんだよな～
　　　　　　　　　そうなんだけど、この「今を生きる」がなかなか難しい。
　　　　　　　　　人間だからこそなのだろうけど。


　　　　　　　　　この一年半の血圧騒ぎ、
　　　　　　　　　Ｋ病院との関わりは、なんだったんだろう。
　　　　　　　　　そして、これからは？
　　　　　　　　　という、過去、未来への思いはあるが、
　　　　　　　　　まあ、
　　　　　　　　　自分の体、気持ちだし、
　　　　　　　　　「このいま」を心に留めながらやっていこう。



　　　　　　　　　谷川俊太郎、とらやの羊羹、椿・・・・
　　　　　　　　　よくまあ、ワタシの好きなもの覚えていてくれたワ。
　　　　　　　　　ありがとう。。
　　　　　　　　　ミスマッチかと思ったけれど、
　　　　　　　　　今日は、
　　　　　　　　　どうしても、
　　　　　　　　　モーツァルトを聴きながら、コーヒーにしたかった。。

小さな発見

　

　　　　　　　　　　　　　　
縮めた体が
コチコチになる寒さが続いていたが、
本日、ほっとする陽気なり。

暖かさに気を良くし、
買い物も兼ねて、
いつものウォーキングコースの代わりに、
村の中心地まで歩いてみた。

といっても、
我が家からはあまりにも遠すぎるので、
一番きつい坂道はズルして、
下の平らな道までは車で。

郵便局までは数回行ったことがあるが、
○コープまでの歩きは初体験。

青い空を背負った白く輝く山々や、
田畑に残る雪に遠慮がちにある雑草を見ながら、
往復１時間余り。

健康のためなのか、
それとも、
単に、交通手段がないためかわからないが、
同じように、歩いている人も何人かいた。

小さなスーパーの品揃えの悪さにはがっかりさせられたが、
村の花はリンドウ、村の木はナラ、
そして、
我が家と中心地は標高が２００ｍほども違っていたなど、
知らないことが、まだまだたくさんあるんだぁ・・・・と。



　　　　　　　　
　　　　　　　　この村に移り住んで、この春で７年になる。
　　　　　　　　すべてが新鮮で、日々ワクワク、キラキラの時はとうに過ぎ、
　　　　　　　　このところは慣性の甘受？

　　　　　　　　たまには、
　　　　　　　　ウォーキングコースを変えてみるのもいいかも。
　　　　　　　　小さな発見もありそうだ。。

再生 ２

数ヶ月前から調子が悪かった、マランツのＣＤプレイヤー。
聴き始めの最初の数分の音切れ、カチカチカチカチを我慢すれば、
あとは、きれいに聴くことはできるのだが。
メーカーに問い合わせると、すでに修理期間が完了しているとのこと。
買い替えるには高額すぎて。
市販のクリーナーをかけると復活するし、
すんなりの時もあったりするのだが、
なだめすかしながらは、やはりストレス。
新製品が発売されたというし、
もう、買い替えるしかないかとは思いつつも、
聴きなれたコレに愛着はあるしと。

そんな時、
何気なく、ネットで検索していたら、
修理可能な店を発見。
おそらくピックアップの劣化だろうが、
直らない場合もありだと。
そこで、一縷の望みをかけ、
毛布にくるんで厳重に梱包し、広島まで送った。


そうして、
生まれ変わったＳＡ－１４が、戻ってきた。
結構な費用がかかりはしたが、
もちろん、その額では同程度の機種は買えないわけで。

ご老体ゆえ、
またいつどうなる、という危惧の念を抱かないわけではないが、
まずは、よかった。よかった。。




　　　　　　　　　　　今日は思いっきり聴くぞぉー。
　　　　　　　　　　　まずは、大好きな内田光子さんのピアノから。

バラの花束

いつの日も
花を贈られるのはうれしいもの。
一輪だってそうなのだから。
それが、花の束だったりすると、
しかも、それがバラとくりゃ、
「わっ！」


キリスト教、聖ジョルジュの日の
スペイン、カタルーニヤ地方では、
女性は老いも若きも、
男性から捧げられた
赤いバラを胸に抱いて歩いているとか。
「おお！」


なのだが・・・・


来るな、来るなと押し戻そうとするが、
無駄なだけ。
もうじき、無情にもソレがやってくる。
必ずやってくる。

いやでもソレを自覚させる花束。





　　　　　　　　　
　　　　　　　　　せめて、
　　　　　　　　　今日は
　　　　　　　　　水仙と、このバラの薫香を胸いっぱいに吸い込み、
　　　　　　　　　ひとときでも
　　　　　　　　　時間を止めよぉっと。。

穏やかであれ

　　　　　　　　　さあ　みんな
　　　　　　　　　用意はいいですか。
　　　　　　　　　新年の幕が上がります。

　　　　　　　
　　　　　　　　　初日が昇るとき。

　　　　　　　　　空には緞帳が下がっています。
　　　　　　　　　あのはるかな
　　　　　　　　　水平線のところすれすれまで降りていた
　　　　　　　　　古い緞帳が
　　　　　　　　　いま静かに上がって行きます。
　　　　　　　　　一年に一度の幕開きです。

　　　　　　　　　地球は私たちの舞台。

　　　　　　　　　そこに
　　　　　　　　　永遠の中から
　　　　　　　　　時間と空間を切りとって
　　　　　　　　　「日常」というドラマを展開いたします。
　
　　　　　　　　　人間は人間の装いをして
　　　　　　　　　けだものはけだものの衣をまとって
　　　　　　　　　魚は魚の位置について。

　　　　　　　　　　　　　　　＿＿＿＿「初日が昇るとき」石垣りん＿＿＿＿


新しい年は
久しぶりに穏やかに明けた。
風もなく暖かで。

楽しみ
哀しみ
苦しみ
この一年も様々なドラマが展開されるされるであろう。
だが、
できるなら、できることなら、
繰り返す日常に
こころ　穏やかであれとねがう。

　　　　　　　　　　　　　今年は午年。
　　　　　　　　　　　　　身内に年女年男あり。
　　　　　　　　　　　　　ぱっかぱっかと駆けてゆけ。

　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　画像はオリオン座の三つ星近くにある馬頭星雲だそうです。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いつものごとくＹさんからの贈り物。ありがとうございます。