草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

季節は知らんぷり

2011-04-24 18:04:15 | 山の暮らし



久しぶりに庭に出る。


花粉やら(今年は、とんでもなくひどい)、放射線やら、
そして、
そのほかのアレやらコレやらで、
外に出る気がおきずの状態で。



庭を歩いてみる。


昨年、ドッサリ植えたニホンスイセンが、
ひょろひょろと茎をのばし、頼りない花をいくつかつけていた。
5本のツバキは、悲しいかな。
枯れ色に。
常緑樹であるはずのヒイラギもクリスマスホーリーも、
ナンテンもゲッケイジュも。
がっちがっちの凍土に、負けちゃったぁ。
葉を落としていた木々らは、そろそろと芽ぶきの準備。
淡い淡い幼い芽が、やっと顔を出したところ。
いっぱいの薄緑が、木漏れ日に深呼吸する日が待ち遠しい。
そうそう、草だけは、知らぬ間にぐんぐん、ぐんぐん。
水量のない南の小川は、例年通り、臭くキッタナーい。
でも、昨秋作った木道の、そのわきには、
ワタシの好きなあの小さな白い花が、咲き始めていた。
群生も間近。
湧水のたまりでは、カロカロ、カロカロ。
今春はなぜか、カエルも多いような。。

朝晩は、まだ薪ストーブをつけているとはいえ、
このころになると、
あれもこれもと、外回りが気になるのだが、
体の重い今日のところは、
今秋から使う分の薪を運びいれただけ。





        何もしなくとも
        時は流れ、季節は巡り、
        心重きワタシは
        置いてけぼり。


        Sさんのクリスマーローズと手作りケーキで、
        まあ、
        取りあえず、一服。




        
        








    
    
   
    

帰省

2011-04-01 15:40:25 | おでかけ
5,6年振りだろうか。
しばらく、熊本に帰省していた。





山は雄大、優しかった。
花は明朗、美しかった。
人は大らか、温かかった。










いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
いちめんのなのはな
・・・・・・・・・

無窮の菜の花に、
思わず、山村暮鳥の詩が口を衝いて出る。





        残し置く不安と
        行く先の不安を
        希望の色に埋めて、埋めて。

        いちめんのなのはな
        いちめんのなのはな