草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

中之条ビエンナーレ2013 お知らせ

2013-06-21 09:43:04 | ぎゃらりー「草の葉」



やってきました。
今年は、中之条ビエンナーレの年です。



先日、
実行委員の方がパンフレットをお持ちくださった。

9月13日から一ヶ月間、
国内外のアーティスト100人ほどの作品を
中之条のあちこちで見ることができる。
作品もさることながら、
眠っていた場所、モノが、
その時だけ、うっすら目を開ける。
その時間がなんとも・・・・好き。
作品と風景、場所、モノ、そして人の融合。


パンフレットの必要な方はお申し出ください。




         あっ!
         その前、8月には我が村の「みどりの村」で、
         なんか、楽しいイベントをやるみたい。。
         こちらも、たのしみ。。



淡々と生きていけたら・・・・

2011-05-29 10:47:08 | ぎゃらりー「草の葉」
茨木のり子さんの詩集で知った言葉がある。



    ___絶望の虚妄なること まさに希望に相同じい___


26歳で夭折したペティーフィ・シャンドルというハンガリーの詩人の言葉だという。

茨木さんは、
   絶望といい希望といってもたかが知れている
   うつろなることでは二つともに同じ
   そんなものに足をとられず
   淡々と生きて行け!
   というふうに受けとって暗記した

そうだ。




             ::::





人生も半ばをとうに過ぎてから始めたぎゃらりー草の葉、
昨日をもって閉廊いたしました。
4年間のご愛顧ありがとうございました。

風の気配、鳥の声、緑深き山々、青い空、流れる霧、雪の包容、、明るい月、草の匂い、水の流れ、雨の音、炎のやさしさ・・・・・
そして、在るのは静けさ。
今後は、
イベントやコンサートのスペースとして、
お使いいただけたら幸いです。








          
         バッハやモーツァルトのオルガン曲を聴きながら、
         もういちど、呟いてみる。


   ____絶望の虚妄なること まさに希望に相同じい____


          
         
             

ぎゃらりー「草の葉」 ご挨拶とお知らせ

2011-05-28 18:02:32 | ぎゃらりー「草の葉」
                  しばらくの間、この記事をトップとさせていただいております
        






桜には、
パブロ・カザルスのチェロがよく似合うと思う。




           ことしも生きて
           さくらを見ています
           ひとは生涯に
           何回ぐらいさくらをみるのかしら
           ものごころつくのが十歳ぐらいなら
           どんなに多くても七十回ぐらい
           三十回 四十回のひともざら
           なんという少なさだろう
           もっともっと多く見るような気がするのは
           祖先の視覚も
           まぎれこみ重なりあい霞だつせいでしょう
           あでやかとも妖しとも不気味とも   
           捉えかねる花のいろ
           さくらふぶきの下を ふららと歩けば
           一瞬
           名僧のごとくにわかるのです
           死こそ常態
           生はいとしき蜃気楼と

                ____茨木のり子「さくら」___





穏やかな時間と空間の中で、
淡々と生きていけたら・・・・

そんな思いでココにやってきて、
なんと、もう5回目の春を迎えています。

美しい景色の中で、
美しい人たち、
そして、美しいものたちとの出会いを楽しみに始めた
ぎゃらりー「草の葉」ですが、
このたび、諸事情により、閉じることにいたしました。

たくさんの方や作品とのうれしい出会いは、
「草の葉」があったればこそ。


楽しい時間を有難うございました。



これからも楽しいことを探しながら、
残りの人生を歩いていきたいと思います。
その一つ、
コンサート等のイベントは開催するつもりでいます。
皆様からの楽しい企画、お待ちしています。






           ::::





つきましては、閉店セールを行います。
5月いっぱいまでの予定ではおりますが、
作品がなくなり次第、終了とさせていただきます。ご了承を。
なにしろ、小さなギャラりーですので、
いっぺんに並べることができません。
作品は随時補充いたしますので、
期間中、何度でも足をお運びいただければ幸いです。
また、私物や備品もお譲りできるものもございます。
お気軽に声をおかけください。
申し訳ありませんが、返品、お取り置きはご遠慮ください。
尚、ささやかではありますが、
売り上げの一部を
このたびの東日本大震災被災の義援金とさせていただきます。



     ぎゃらりー「草の葉」

      水、金、および第1,4土曜日(5月7日、28日の予定)
      尚、日曜日(8,15,22日)も事前にご連絡いただければ開けます。
      11:00~16:00
         ℡0279-76-7003

 


          5回目になる高山の桜も、もうすぐ・・・・
          ワタシも久しぶりにチェロを取りだそう。。











アイヌモシリ

2011-05-23 10:03:36 | ぎゃらりー「草の葉」




今回のツァーの一か所に、
「草の葉」を選んでくださったヤーマンシンゴさん。

アイヌモシリを基調に、
静かに、高らかに、自然との共生を謳いあげる。


静かな、ただただ静かな窓外の景色。
木々の様々な緑は軽く揺れ、
並んだばかりの苗の間に、
ぽつぽつと雨が落ちていく。

ワタシは、
ギャラリーの名の由来である、ホイットマンの『草の葉』を思い起こしていた。


___「自分自身」を私は歌う 「人の自主」を私は歌う___



ああ、ここにも・・・・




夜が更けて、
ダウンジャケットを何枚も重ね着した大柄な彼と、
ギターと重たい荷物をも乗せたバイク。
ググググガーと、音だけを残して、
霧の中、すぐに見えなくなった。




    
       ありがとう。
       また、いつか。。


       自由と生命の讃歌を。


   












「草の葉」 ライブのお知らせ

2011-05-22 20:04:59 | ぎゃらりー「草の葉」
          

   





ちょうど4年前、
ぎゃらりー「草の葉」がオープンした。
大勢の人を招いたオープニングは、
高校時代の親友、Nのピアノコンサートだった。
そして、
ギャラリーを閉じるのが、また5月。
再び、鎌倉から駆けつけてくれた。

今度の聴衆はたったひとり。
あの時より、
ずっと淡く、頼りない窓外の緑に戸惑いながらも、
バッハは、静寂の中に、しばし時を戻す。






           ::::





        5月22日(日曜日)午後2時より
        北海道在住のシンガーソングライター、
        ヤーマンシンゴさんのライブ(チケット1500円)を行います。
        天気がよければ、野外というのもいいなぁ。
    
        そのころには、きっと、
        河井酔名の言うように、
        「山のかがやきは
        空いっぱいにひろがっている」だろうから。。

        山の歓びのなかで、
        是非、シンゴさんの歌をお聴きにいらしてください。

明けましておめでとうございます。 そして・・・・お知らせ。の 変更。

2011-01-01 18:25:19 | ぎゃらりー「草の葉」



明けまして、おめでとうございます。


大荒れの天候との予想に反して、
これまでになく穏やかな元旦です。
先の見えない道ではありますが、
ゆっくり歩いていこうと思っています。

よい年でありますように。
今年もどうぞよろしくお願いいたします。





      ::::




今年も、恒例の
1月1日、午後1時から、
この集落の男衆新年会。
女である世帯主のワタシも例年通り出席。
そのあと、
家族5人がわずか4時間だけ揃う。
ホントに久しぶり。
夜はご馳走を。
賑やかさがなによりのご馳走。。





      ::::




さて、
新しい年のぎゃらりー「草の葉」の営業は_____
1月8日(第2土曜)となります。
尚、諸事情により
しばらくの間、第2、第4土曜日のみとさせていただきます。

常設作品についてのお問い合わせ、ご注文は、
常時、電話、ファックス等で承っております。
よろしくお願いいたします。
   


   



      ひとばんのうちに
      すべてのみちがきえてしまった!
      おおきなみちもちいさいみちも
      まっしろなゆきのしたに

      みぎもないひだりもない
      まえもなくうしろもない
      どんなみちしるべもちずもない
      どこまでもひろがるしろいせかい

      どこへでもゆけるそのまぶしさに
      こころはかえってたちすくむ

      おおぞらへつづくひとすじのあしあとを
      めをつむりゆめみながら

         _____谷川俊太郎「みち
」___

漆の季節

2010-11-29 13:57:24 | ぎゃらりー「草の葉」




 
寒くなると、なぜか漆が恋しくなる。

いくつもの
重なる手を感じるからだろうか。



いよいよ12月。
草の葉にも漆のものが揃いました。

漆器は手間がかかる?と思う方がおられますが、
とんでもありません。
早めに洗って、柔らかい布で拭き取ればOK。
熱いものをいれても熱くないし、丈夫で、
とても便利で扱いやすいものです。
また、使い込むほどに光沢が増し、
新しい色合い風合いが楽しめます。

椀や小皿、トレイやお盆、
お正月によいお重も。


お好きな一品を
大切に、永くいつまでもお使いいただけたらと思います。






        ::::





いつも、
この時期になるとクリスマスの飾りつけを。

ブルッフやチャイコフスキー、シベリウスの
ヴァイオリン協奏曲だけを聴きまくりながら、
霜月の高く青い空のもと、
一つ一つ思い出と一緒に
取り出し置いていく。





ぎゃらりー「草の葉」 コンサートのお知らせ

2010-11-14 11:47:13 | ぎゃらりー「草の葉」


    イベント終了まで、この記事をトップとさせていただいております


天田美佐子さんの歌と、
志村陽一さんのピアノの秋のコンサートです。

初夏にお二人でしていただき、
大変好評でした。
是非、今度は秋にという皆様のお声がありましたが、
お忙しい中、深まる秋に実現です。
そして、
なんと、微笑庵さんがお菓子を作ってくださることに。


装う山々に囲まれた中、
おいしいお菓子をお供に、
美しい音楽で、
ごゆるりと過ごしていただけたらと思います。



   日時  11月14日(日) 14時開演
   入場料 2500円(茶菓付き)
  


     尚、今回は、お席は30席とさせていただきます。
     ご予約はお早めにお願いいたします。

       



      満席につき予約締切ました。

入荷のお知らせ

2010-11-09 05:50:13 | ぎゃらりー「草の葉」



素朴な木の椅子。


昔の小学校で使われていたような
懐かしさ感さじる、木の椅子。
少し湾曲した座面は、お尻に気持ち良く、
また、
木肌やさしく美しく、
ただソコにあるだけでいい。

そんな木の椅子です。


座面は、
ケヤキの端材を利用して作られているため、
お値段がとてもリーズナブル。
ゲストチェアーに。


2脚のみです。

入荷のお知らせ

2010-11-08 11:11:56 | ぎゃらりー「草の葉」



加藤智裕さんと高塚和則さんの作品の取り扱いを始めました。


半磁器の加藤さん。
シンプルで洗練されたフォルム。
マットな白と鉄錆釉の黒。
料理に合わせやすい器だと思います。


木工の高塚さん。
桜やクルミを多く使った家具と小物類。
一つ一つ丁寧に手彫りされたコースターは、
ちょっとしたお菓子を載せてもちょうどいい。



どうぞご覧ください。

やがて、秋・・・・

2010-09-01 16:10:30 | ぎゃらりー「草の葉」


道端や庭には、ツリガネニンジンやノコンギク、
ゲンノショウコにミズヒキ、スズキも。


立原道造のいう___
夕暮れが親しげに話しかけ、
全てが不確かに揺らいでいる秋が、
やがて来るだろう。




    ::::




ぎゃらりー「草の葉」も、
秋を纏った作品たちが揃います。
お買い得コーナーも設けました。

芸術の秋。
個展、企画展、イベント等の
貸しギャラリーとしてもご利用いただけますので、
ご相談ください。