草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

夏野菜総まとめ報告

2007-08-31 12:17:33 | 山の暮らし
 あれは、高山に引っ越ししてまもなく____
まだストーブも時々つけるような浅き春だった。
念願の自給自足の第一歩と、勢いホームセンターで苗(キュウリ1本、ナス2本、ミニトマト4本、トウモロコシ1本、インゲン1本、スイカ1本、メロン1本、ニラ)を買い込み、本で読んだ___耕さず、草取らず農法実践。
しかも肥料なしの全くの自然農法?というかほったらかし農法?
確かに、まわりの冷やかな視線は感じてはいたが、、、、


朝晩の寒さに、早々とキュウり脱落。
なぜか続いてメロンとトウモロコシ脱落。
成長半ばで、いつの間にか消えてたナス1本とミニトマト1本。


さて、決算。

 ミニトマト7,8個___皮が少々硬いものの、酸っぱさの残る自然の味で評価3。
 ナス1個___買ったナスと一緒に調理したため不明だが、実をつけたことで評価2に。
 ニラ___花が咲いて、花器に飾ってかわいらしかったので評価3。が、口には入らなかったのでやっぱり厳しく評価1に変更。
 インゲン5本___茹でてサラダにしたが、硬くて硬くて噛み切れず、が、がんばって実をつけたので評価2。じゃやっぱり甘いか!評価1に変更。
 そして、期待の星のスイカ一個___「どうなったら収穫するの?」「蔓のひげが消えたら」「叩くと鈍い音がいいぞ」
毎日、毎日、もう少しもう少しと待って待って待って、、、、
うんうんなかなか立派。こだまスイカ?っていう人もいたけど、だいぶん大きくなった。叩いてみる。「ドゥーン、ドゥーン」、音もOK。
今がまさにその時!
と、思い切って、パーーーン。
「えっ!ちょっとぉー」赤味が足りないような、種もまだ白いのがある。
????
早まったかな?でも、もう切っちゃったんだし、、、、、
で___食べてみたら____素人にしては、初めてにしては___と多少身びいきで評価は4。


 ちなみに、この評価、私は5段階で付けたつもりだけど、、、、、皆さんの頭の中では10段階中?



    <続き>
         実は、まだ続きがあるのだ。
         さつまいも4本が残っている。
         それに、、、、芽がでたジャガイモをとりあえず、植えちゃっています。
         それと、、、、穴を掘って生ゴミ入れていたら、なんだか勝手にいくつか芽が出てきちゃっています。ただいま成長中。カボチャ?

           くっくっ  秋が楽しみ。

 








かわいいお客さま

2007-08-29 17:28:55 | 山の暮らし
 今日は、遠方からかわいいお客様が来てくださった。

ぎゃらりー「草の葉」のオープンの時、ピアノコンサートをしてくれた私の友人が、お友達を連れて、鎌倉から4時間半かけて車で来てくれた。

お友達はフイリッピン人で、かわいい娘さん(東京方面では、学校は9月3日に始まるそうで、まだ夏休み)連れ。

笑顔の可愛いモニクから素敵なお土産を頂いた。
様々な色の布をパッチワークした上に、フイリッピンの生活様式を現した布をアップリケのように縫いつけ、またその上から、一つ一つ丁寧に手縫いのステッチをかけてある。
その色遣いもさることながら、動物や鳥たちのユーモラスな様子が、いかにも南国的で楽しい布絵だ。

ベッドやソファに置いてみた。
その周りがパッと明るくなる。
これを見ていると、これから寒くなる高山の生活も乗り切れそうに思える。

  Thank You

私の散歩コースを案内。
マリヤとモニクは、様々な野の花に目を輝かせ、歓声をあげる。
ママのマリヤは、茶道を習っているというので、「茶花」を連発。
六本木では、ススキの束が1万円するというので、少々パニック状態で、ミズヒキやアザミ、ススキを、、、、、
あっ!野ウサギにも遭遇。
思わず駆けだすモニク、のうさぎゆうこは、ピョンピョンはねて草むらへ、、、、、ざ・ん・ね・ん。


両手にいっぱいの野の花を、大事に大事に抱えて帰って行った。
短い時間だったけれど、楽しかったようで良かった、良かった。

  可愛い笑顔
   ありがとう

 See You Again

夏の終わりのドライブ

2007-08-27 18:14:38 | おでかけ
 夏休みで帰省していた娘とおでかけ。

 伊香保グリーン牧場内にあるの原美術館で開催されているコレクション展に、彼女の学校の教授の作品が展示されているということで、戻る前に是非、見に行きたいということだった。
終わりゆく夏休みを惜しむかのように、牧場内は子供づれでいっぱい。
最後にきたのはかれこれ20年前くらい。時は経っても、動物たちと戯れ、歓声をあげる子どもらの姿は同じだなあ。
昔に戻って、しばしヤギや羊たちと触れ合う。
そして、奥まった場所にある目的地へ。
美術館のほうは人もまばら。
「つくるもの、つくるきもち」と題された現代美術のそれらの、テーマや制作の背景、手法の違いの中に立ち現れる表現の面白さを興味深く鑑賞した。
美しいものに触れるということで、美術館巡りは大好きなのだが、、、、、それにしても入場料が日本は高いなといつも感じる。
美術にしても、音楽にしても、芸術は一部の人たちのものではないはず。
普段の生活の中で、気軽に見たり聞いたり触れたりできるようであってほしい。

その後、伊香保温泉から榛名湖をぐるっと。
ここもやっぱり人、人、人。
でも、盛夏のような賑わいとは一味違って、、、、

そして、山を降りて「はるな工房」さんへ。
一つ一つ手の込んだ作品___大きなテーブル、座卓から、小さな箱ものまでが並んでいた。おっと忘れちゃならない梅干しも、、、、
作家さんたちは、暑い中、ひたすら作品制作中。
私は今夏最後?のかき氷を食べ、体が冷やされリラックス。____先輩ギャラリーオーナーとあれこれ話してつい長居(3時間余り)。
その上、帰り際には、たくさんのお土産まで頂いた。

また、山道をドライブして、帰宅。


  今夜のメニューは___ 
   明日戻る娘の大好きなシチューにしよう。



 

懐かしのフォークソング

2007-08-26 16:12:24 | 山の暮らし
 昨夜は、ディナーを食べながらライブを堪能。

近くのレストランで、月に1回「アコースティックライブコンサート」が開催される。
出演者は私と同世代____ということは____フォーク。
今回は、吉田拓郎、泉谷しげる、南こうせつに高田渡、、、、圧巻は河島英五の「天秤ばかり」。
懐かしい曲ばかりで、つい一緒に口ずさんでしまった。

昔から、歌うことが大好きで、小学校から高校までは合唱部。
大学時代は、軽音楽部や、バンドでPPMやは赤い鳥をコピーしていた。
でも、それ以来、ほとんど歌うことはなくなり、今では声が全くでない。
それに比して、同世代の出演者のおじさんたち(失礼!)のなんと伸びのある艶のある声であろうか!
いつもいつも歌っているらしい。
トークもとってもとっても面白かった。
   たっぷり笑った!笑った!

 

  気持ちよさを抱えたまま外に出たら、きれいな月がぽっかり。

 好きなことをやるって若々しい!

    私も歌ってみるかな。
    小さな声で????恥ずかしいから____

    ここでは、どんなに大きな声を出しても聞こえないよって?!





吾亦紅

2007-08-24 17:13:14 | 山の暮らし
 季節は少しずつ動いている。


暑い暑いと騒いでいたが、処暑を過ぎ、なんだか今までとは違った風のそよぎ。

散歩の山の道には「のこんぎく」や「みずひき」が咲き乱れ、その間から「つりふねそう」や「つりがねにんじん」が顔を出す。
足もとには小さなかわいい「げんのしょうこ」。
そして、見上げたそこに、「すすき」や私の大好きな「吾亦紅」が風に揺れている。

ハッとするくらいきれいな青の大きなトンボが眼前を横切る。20cmもあるだろうか?

耳を澄ますとかすかに聞こえる虫の声。


     夏の終わりは何となくさびしい。



スリッパ

2007-08-22 15:45:13 | ぎゃらりー「草の葉」
 Heart05さんのスリッパ来ました。


 ぎゃらりー「草の葉」の主部分は土間である。
本当は、本当の土間=土を希望していたが、予算の関係上、タイルの土間になった。
設計者としては、もちろん、「土間なんだから土足使用だろ」と、いうことらしいが、、、、
まあ、できればそのほうが良いと思うが、、、、
なにしろ掃除が大変になりそうなので、、、、
現在のところスリッパ使用にしている。

 そのスリッパだが____
なかなかコレというのが見つからず、とりあえずありあわせのものを使用していて、いつも気になっていた。
ひょんなことから、ハンドメイド雑貨のHeart05と知り合い、センスの良い室内履きも作っていらっしゃって、、、、
ギャラリー用をお願いした。
本当は,生成りなど優しい自然な感じ(Heart05さんの作るものは、どれもナチュラルな感じ)が良かったのだが、、、
なにしろ、お客様対象なので汚れが気になるし、黒のキャンヴァス地で____
 

  素敵なものができました。
早速、今までのものと入れ替え。これで一安心。
汚れたら、洗濯機で洗えるし、
使うほどに、また味わいがでそうで楽しみ。

ケヤキ

2007-08-19 18:37:30 | 雑感
 20年間一緒に過ごしたケヤキが切られてしまった。

 以前、家族で住んでいた家には、庭の真ん中に大きな大きなケヤキがあった。
9歳くらいだった長男が、「森のようにして」と言った一言で、小さな庭は広葉樹がいっぱい植えられた。
そして、20年間で本当に森のようになった。

 小さな庭は、季節ごとにいろんな表情を見せてくれた。
若葉のころはそれはそれは美しかった。ケヤキの淡い黄緑の葉っぱに陽光がふりそそぐ様を、2階の窓から良く眺めていた。私の一番好きな光景だった。
ケヤキの下は、歴代の我が家の犬の居場所だった。夏には、小高くなっているその場所に、ケヤキは大きな優しい木陰を作ってくれた。シャラは毎年いっぱいいっぱい白い花を咲かせ、あたり一面甘い香りを漂わせた。
秋の紅葉もきれいだったなあ。カキやクリ、ビワ(実はみんな少しもならなかったが)、カエデにコナラ、いろんな形、色の葉っぱがぱらぱらぱらと落ちる頃は少しセンチメンタル。
すべての葉っぱが落ちた冬の昼下がりは、子供たちとカサカサ落ち葉を集めて焼き芋したっけ。
 

 木たちを高山に持ってくるには、お金がかかりすぎ泣く泣くあきらめたのだった。
 7月のある日、「人が住まなくなって手入れが大変だから、ケヤキを切ってもらった」と、Kさんから告げられた。
住まなくなっても、木たちはずっとずっとそこに在ると思っていた私は、とてもショックだった。
見たくない気持ちを抱えながらも行ってみた。
誰も住まなくなった家の庭。
ついこの前まで住んでいたのに、なんだかずっと昔だったような、、、、
草はなく、きれいに手入れされてはいたが、、、、
シーンとして、そこだけ時間が止まったような、、、、
一瞬、ケヤキの切株あたりで、ワイワイガヤガヤ聞こえたような気がした。

やはり、、、、、
見てはいけないものを見たような気がして、車から降りることもせずに急いで通り過ぎた。
   なんだか無性にさびしかった。

   ケヤキの下には、確かに家族が一緒にいた。
    
   
   



       いのち   
                 けやきだいさく


     わたしの しんぞうは
     たくさんの
     ことりたちである
     ふところに だいて
     とても あたたかいのである

     だから わたしは
     いつまでも
     いきていくのである
     だから わたしは
     いつまでも
     いきていて よいのである
   
           __くどうなおこ__




  

    今日、切られたケヤキが、高山にきた。
    高山の厳しい冬を過ごす私を温めてくれるために、、、、

         ありがとう

 

 

観光スポットめぐり

2007-08-18 18:04:40 | おでかけ
 今日は高山は久し振りの濃霧。暑さも一段落。


帰省中の娘と高山周辺の観光スポットめぐり。
川場村の「田園プラザ」「渓山荘」
高山村の「ロックハート城」
月夜野の「びーどろパーク」
それぞれ我が家にとても近くて、朝9時に出発。、時間に余裕をもってゆっくり回り夕方には帰宅できた。

今回の一番の目的地は、「渓山荘」。
そこに行かれた方が、「ギャラリーも併設しているし、一度行ってみたら?」と勧めてくださった。
やはりココが一番良かったし、一番長くいた。
ペットと一緒に宿泊できるということで、ワンちゃん連れのお客様方が多かったが、宿自体がとても閑静で落ち着いた雰囲気に好感が持てた。
宿の庭はもちろん、周辺のロケーションも____すぐ近くの田んぼのなかにあるハスの池、それに、イワナの釣れる川など____
どれも素敵だった。
思わず参加したくなるような、いろんなワークショップも計画されている。


そして、ショップの品や、ギャラリーにある作品の数々は、私の感性と一致するものが多く、
「あれもいいな。これも欲しいな」と。

 

 ギャラリーオーナーとしての向学のための見学であったはずだが____

「同じようなもの持ってるでしょう!」という娘。
「う__ん、ちょっと違うんだよね」という私。
一応「くさのはカフェ」の準備の器、と称したものはともかくとして____ 
 
お客の側で購入したものがいくつもあった。
 先日行った、埼玉のカフェ併設ギャラリーでも私物を買っちゃったし、、、、、
 
 

いらっしゃーい。

2007-08-17 16:50:07 | 山の暮らし
 夏休みで、娘の友人がいらっしゃった。
桐生のおじさん宅へきて、横浜へ帰る途中に寄ってくださったようだ。
夜は、お盆休みで来ていたウチの家族と一緒に、庭?でお決まりのバーベキュー。
天体に詳しい友人のおじさんに、星の見方を教わった。
 
 白鳥座に北斗七星。

 満天の星空を見上げて、
それぞれに感慨にふけった?
夏の夜だった。



  <余談>
そういえば___13日の夜は、流星群を見るために近くにある県立天文台へ出かけた。
が、びっくりのなんのって!!!!
 すでに登り口からずらっーと車、車、車。上の駐車場まで行くことができず、ずっとずっと下に車を止め歩いて坂を上り、帰りはもちろん車が出られず、車は置いて、また歩いて自宅まで(翌朝、またまた歩いて車を取りに行った)。
 こんなに星を見にくる人がたくさんいるとは思わなかった。県外ナンバーも多く、朝4時まで開放されているため、寝袋持参で坂を登る人々も、、、、
ちなみにこの日は、10時過ぎまで天文台の芝生に寝転んでいたが、曇ってきたのであきらめて帰った。(その後、庭にテントを張って寝た長男は、夜更けて数個の流れ星を見たという_____天文台まで行く必要はなかった?高いところにある、周りに人家のない我が家で充分だった?)




 メグもお盆休みで数日我が家に滞在。
なにしろ、落ち着きのない犬で(まだ子供だから仕方ないのだろが、、、)、出来上がったばかりのデッキもガチガチ噛まれて、あちこち歯型がついたりささくれだったり、、、、メグに一日振り回されている?


 気分転換に___水が大好きなメグのため___川遊びに。


 高山は、いたるところにに川がある。

 最初に行った中くらいの川は、水はきれいだが少し流れが速く、あちこちにかけずりまわるメグが流されたら大変と、追いかけるのに疲れて早々に引きあげる。
 次の大きめの川では魚釣りをしていた方がいた。
魚がいるの?というくらい汚れていたので、川べりでアイスを食べただけで、これまた早々に引きあげ。
 最後に行ったのは、我が家からすぐ近くのキャンプ場あたりのせせらぎ。
流れも静かで、木立の中、ここ数日の暑さがうそのようにさわやかな風が心地よい。しばしのんびり。

 山のほうへ入ると、ヤマメなどのいる美しい渓流があるのだが、、、、、道が狭く急で、私の運転ではちょっと困難。
 
 高山には、まだまだ素敵な場所があるようだ。


    少しづつ知るのが楽しみ。





ぎゃらりー「草の葉」は夏休みはなく、通常通り水曜、金曜でやっています。が、、、、営業時間が、午前11時からとなりました。





花火

2007-08-12 18:25:13 | おでかけ
 
昨夜は前橋の花火大会


 私はもちろん?パス。


    写真撮影は、毎年欠かさず見物に行くOさんによる。(この日に合わせて帰省したOさん。テレビのない我が家にいつまで耐えられるか?)


    



暑い!

2007-08-10 15:56:19 | 山の暮らし
 さすがの高山も今日は暑かった。

 インターネットの天気状況でみると気温は34度。
我が家の家の中の温度計で日中31度。
が、数値ほどは暑くはないような、、、、?

 家を建てるとき、エアコンはいらないとは思ったが、とりあえず、扇風機は用意しておいた。
だが、小さな家なのでじゃまになるし、がまんできない暑さではないし、まだしまったまま。
一番暑い今の時期、使わないとすれば処分してもいいのかな?
日が沈むとぐっと涼しくなるし、夜は、もちろん、全部閉め切ったままで休む。
夜中、綿毛布1枚では寒くて目が覚める。


      赤とんぼや黄色?とんぼがたくさん舞っている___
      裏のトウモロコシ畑の上に広がる「夏空」を見上げながら___
      アイス好きの私が、今日食べたのは___
      さて、何個?

静かな夏の一日

2007-08-08 16:32:03 | 雑感
 今日は朝から、なんだかやさしい空気?

 強すぎない夏の光と心地よい風。
一日、モーツアルトのピアノ協奏曲19番と20番を聴きながら読書___大江健三郎「恢復する家族」

_____いつまでも続くように感じられた家族の情景、その生きいきした勢いの恢復というものはもう決してない。それは過ぎ去ってしまった、という懐しさの感情のこもったペシミズムにとらえられることもある。


     最近、私もその思いにとらわれることが多々ある。

 が、そのあとに続く大江さんの言葉
_____しかしそうした家族の日々の変化のなかで、たえまなくなにものかが壊れているにしても、それと結んで恢復し、再生してゆくものへの思いもあるのだ。
 
 そして、さらに
_____それでも、きわめて長いレインジで見れば、なおかつあの後に恢復があった、自分らはみなそのような恢復のなかで生きてきた、と回想しうる時も訪れるのではないか?その長いレインジのものの見方を学ぶためにこそ、この世で生きている、とさえ感じることがときにはあるのだから、、、、、
 


  
 この前までで一面咲き誇っていたあのラベンダー畑、その時を終えたようだ。
ポプリ用にたくさんくださった。早速、デッキで、、、、風に乗ってふわっといい香り。
 午後には、秋に企画予定の作家さんの布___ご自分で紡いで染めて織った___その端切れの一つ一つをなぎ合わせた手提げが送られてきた。
やさしいやさしい風合い。

                                               
     日々の変化のなかで壊れても恢復し、再生してゆくもの___美しいものへの思い
     淡々と生きる___しなやかさと力強さ
       そんなことを思った

         サアーと通り雨のあった
          静かな夏の一日。
   
     
    
    

  

 

八月

2007-08-06 18:27:11 | 山の暮らし
 森の入口で 私
 木たちに挨拶を送る
 間近に立ち並んでいる木々には
 目の握手
 陰の奥行きをつくり出している木々には
 目の会釈
 歩きだしてもいいですか
 踏み込んでもいいですか
 真夏の緑に染めて
 木の間の道に
 織り上げられた木漏れ日を
 修道女のように纏わせてもらっていいですか

     太原千佳子「森へ」より____




  
  歩きだしてもいいですか
  踏み込んでもいいですか
 
 朝、森はいつも畏敬とやさしさをもって私をむかい入れる。


 八月の森を歩いた。

ひっそりとした森の木々の間から、車や人が見え隠れしてドキッとする。
避暑だ。
いつもと違った森に、少し心がざわつき足早に山道を下る。

木々が途切れ、正面に八月の朝日。
ほっと一息ついたところで、顔見知りのSさんに出会う。
「おはようございま~す」
なんだか、とてつもなく大きな声が出たような気がした。

やはり避暑で別荘にいらしていたSさん。庭とうちの中を見せてくださる。
手入れの行きとどいた庭。さまざまな木々や花々、野菜たちが静かに八月を過ごしていた。
センスのよいモノと、窓からの美しい景色を見ながら朝のお茶を頂く。

 思いがけず、落ち着いたゆったりとした時を過ごし外に出てみたら、いつの間にか八月の光は強さを増していた。


  続く森の散歩。
 山百合の香りが背中を押した。




     以前、ぎゃらりー「草の葉」で購入してくださった、沖澤さんのガラスのコップ。育てた庭の草花を挿してくださっていた。
    野の花が似合うね。
    ちなみに、私は、四角い口のこのカップに、少しの氷と冷たく冷やしたキュウリのスティックを入れて食卓に出してみた。
   用途は様々でいいと思う。手に入れた人の感性で、、、、それが作家の喜び

  
 













キャンプ

2007-08-03 12:29:59 | 山の暮らし
 やっと梅雨明け。


 散歩途中にある「みどりの村キャンプ場」は青や緑のテントがいっぱい。朝から、こどもたちのにぎやかな声。
みんな同じ帽子をかぶっているところを見ると、県主催の「冒険隊キャンプ」かな?そういえば、我が家も長男と娘は参加したことがある、、、、


 昔むかしの我が家の子供たちの姿と重なる。



 子どもらが小さい頃、我が家の夏の家族旅行は、宿泊費節約のためいつもキャンプだった。

キャンプ場に着くやいなや姿をくらまし、あたりをぷらぷら散策?何もしない。火のそばに陣取ってせっせせっせと薪くべだけはやっていた長男。
テントの設営、片づけから、食器洗いまで一生懸命やっていた次男。
小さすぎて手伝い要員にははいっていなかった娘。




  あっという間に時が過ぎて____


 そろそろ三十路に届く長男は、今やどこに行くにも車にいつも寝袋が積んである。気ままな風来坊生活?なぜか、我が家に泊まる時も寝袋。????
 幼い頃の夏休み、一度だけキャンプでなくリゾート地のホテルに泊まったのが、一番良かったと大人になった今でも繰り返して言う二男は大のキャンプ嫌い。????
 二十歳になった娘、キャンプは友人たちと行くもの?___でしょうね。



  キャンプに行かなくなってもうどのくらい経つだろう?


いや、、、待てよ、、、もしかして、、、今の私の生活、毎日がキャンプのようなもの!?

再会!?

2007-08-01 12:00:20 | 山の暮らし
 たぶん再会!、、、、、まさか?


 高山にきてまもなくの頃、散歩の途中、野ウサギに出会った。
峠を少し降りたところ___三国街道、長刀坂___で、草を食んでいた。
びっくりしたのなんのったって!
一瞬、どこかで飼っているのが逃げ出したのかと思った。なぜか私はオロオロ。
「ねえねえ!ウサギがいるよ」  思いっきり誰彼に知らせたくってあたりを見回すが誰もいない。
「うん、落ち着こう」  じっと見ていると、なんと、私の足元まできた。ちょっと目が合ったとおもったら、すぐに後ろの森のほうへ帰って行った。
ものの数分だったのだろうが、、、、、この出会いは衝撃的で、その後、数時間、胸の高鳴りは収まらず。


 それからはそこを通る時に気にはかけていたが、もう会えなかった。


 が、なんとついに、今朝3か月ぶりに再会!?したのだ.
まさか、あの時のウサギではないだろうが、、、、いや、もしかしたらそうかも?場所も同じ。ウン、ソレにしておこう。

 いつもと同じ歩みで通り過ぎようとしたその時、視界斜め前方にさっと横切るものが、、、、、
「あれ、あれ?」思わず引き返す。やっぱり、野ウサギだあ。
相手も驚いて、木の後ろに隠れたつもり?
私は急いで写真をパチパチ。初めは遠くから撮っていたが、だんだん近づいてみる。少しも逃げる気配なし。そのうちウサギも落ち着いたのか、私との距離1mくらいのところでちょろちょろしたり草を食んだり、、、、、

 20分くらい写真を撮ったり話しかけたりしていただろうか?
ウサギの朝食見ていたら、早起きの私、しだいにおなかがすいてきたので____「さよなら、またね」


  で、画像は___いろんなポーズが30枚くらい撮れたが___相手も私を思い出したかのように、じっとみつめていたコレにした。

  


   のうさぎあさこ(くどうなおこさんばりに名をつけてみた)またね。