草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

Miracles happen every day

2012-03-31 17:29:26 | 山の暮らし
予報通りの、雪まで伴った荒れた天気で、
ワタシは、チョコレートを食べながらDVD観賞。
『フォレスト・ガンプ 一期一会』

You make your own destiny,
You have to do the best with what God gave you.








その合間にも横目でチラチラ、薪小屋が気になる。
降り始めから、横殴りの雨にハラハラ。
そのうち、ゴウゴウと強風がビニールを巻きあげる。
ああ、やっぱり。
留めていたものなんかすぐに外されて、
あらあら、スカートを広げたようにヒ~ラヒラ。
裏側に至っては、見るのも怖いワ。

ビニール対策、何の役にも立たなかった?!



Life is like a box of chocolates.
You never know what you're gonna get.



まあ、やってみないとわからないからね。。





             Miracles happen every day.

              昨日は、今年初めてウグイスの声を聴いた。
              明日は、もう4月。

浅知恵

2012-03-30 18:25:41 | 山の暮らし




時、すでに遅しではあるのだが、
せめて少しでもと対策を講じた。



太陽の光は歓迎で、雨には当たらないようにと考えた末、
ビニールハウスなどに使うコレを前面に垂らすことに。
明日は雨だというので、急いでやらねばと、
朝早くに、「農家の専門店ア○キ」で、15000円余りを投じて。
薪の間に挟みこんだり、パイプに巻きこんだりしたが、
どうもうまくいかない。
しかも、裏側なんて風が吹けばヒラッ~
これじゃ、間から雨がジャンジャン。
いつまで持つやら。
というか、気休め?








              う~~ん?
              4時間かかって、
              脚立から落ちて打撲、脛を擦りむいて、
              花粉症で鼻水ぐちゅぐしゅ、目玉ごりごりかゆくなって・・・・

              もしかして、徒労?!








OH!!!!

2012-03-29 17:26:55 | 山の暮らし




OH!壮観!!
小さな母屋の何倍もある薪小屋勢ぞろい。

ふくふくふく・・・・
薪で満杯になったこの景観ほど
幸せな気分はないもんだ。

昨秋、わが村の放射線量が高いと知った時、
心配で一等尋ねたのは、この薪のことだった。
群馬県の答えは、「いや、屋根のある小屋のものは大丈夫ですよ」

大ショックは受けつつも、
暗闇の中のわずかな光であった。




            ::::




昨夜は、村主催の除染実施住民説明会であった。
予想通り、戸数20軒余りの我が集落のみが対象区域となった。
良かったというか残念というか。
計画に入ったばかりで実施は、まだまだらしいが、
それにしても、ごくごく簡易除染になりそうだ。
まあ、いろいろ事情もあるようだが・・・・こんなもの?!


というか、
それより切実なことが!

半月前、薪ストーブの灰を
車で30分以上離れた、村が共同で運営している中之条町の衛生センターまで、
各自搬入するようにとの通達があった。
事故前は、もちろん、畑や庭に。
そして、事故後は、村はゴミと一緒にと言っていたのだが。
ん、ん?
どうも、嫌な予感。
それで、
村に放射線物質測定機が入ったと聞き、
早速、測定してもらったところ・・・・・


があああああああああ~ん

な、なんと、1kgあたり2000ベクレル近くの放射性セシウムが!!


多少は、出るかとおもったが、
事故以前のものだし、野ざらしではないしと、
ちょっぴり安心?していた。



村は、
焼却灰さえ、畑に撒いたりせず、衛生センターに持ち込めば、
(国の一般ごみの埋め立て基準が8000ベクレルだから)
使用しても構わないと言うのだが・・・・
灰処理の際には、いくらか灰を吸い込むわけで。


ああ!!ショック!!!




暑さにクラクラの夏の日差しの中にあっても、
寒さにブルブルの冬の寒風の中にあっても、
この5年間、
時間と労力と、おカネもかけて、
汗水垂らしてこつこつ貯めたこの薪たち。
5,6年分もあろうか。
ああ!愛しい愛しい
我が家の一番の財産なのに・・・・


この大地が、
本当に汚染されたんだと改めて認識させられた。

この膨大な薪を泣く泣く処分し、
市販の薪となると、一日4,5000円分が必要となる。
しかも1年の半分は薪ストーブ生活。
こりゃ無理だ。
しかも、40ベクレル(濃縮されて8000ベクレル以下ということで)までの薪は流通可のようで、
それじゃあ、我が家の薪よりずっと高汚染薪が店頭に並んでいたりもするわけか。
ああ!だったら、石油ストーブに?
いやいや、
小さな家とはいえ、薪ストーブだったからこそ、
外が-10℃以上にもなる凍える冬でも、
起きた時に屋内が15℃前後に保たれて、
寒さに滅法弱いワタシでも生きてこられたわけで。

ああ!それこそ死活問題だ。


穏やかな時間と空間の中で、
淡々と残りの人生をと、ココにきたのに・・・・
ホントに、ホントに、
なんてことをしてくれたんだろう。
やり場のない怒りと悲しみが湧き上がる。





           今、青空のもと、
           ワタシと向き合う薪たちは、
           何事もなかったかのように、ただただ黙っているだけ。
           されど、
           ワタシはそこに何を探すべきなのか?

こんなこと

2012-03-24 05:28:05 | おでかけ



きのうのこと


会わねばらぬ作家さんに会えるかと
訪ねたギャラリーで
予約外の食事の席で隣り合った方の
何分の一かを伺い
ワタシの半分を話してしまって
心強い情報と出合う
その方の職場に案内して下さり
やってみたいと思っていたライアーと出遇い
豊かな言葉を贈られ
ワクワク楽しい店と
おいしい店も教えていただいた



初めてあってお友達?になったその人は
シュタイナーを取り入れた保育園の園長さん



会わねばならぬ人と会えなかった昨日の
不思議な不思議な4時間

ひなた

2012-03-20 15:32:05 | 山の暮らし



戸外は6℃。
風もなく穏やかな日向で、
長男に譲るため車を掃除した。
簡単な昼食をはさんで3時間ほど、
丁寧に、でも急いで。
ずっと、二重のマスクをかけて。




                ::::




春を待つ気持ちが、若し苛立ちに変わるようなことがあったら、暦の前に立って日数をかぞえるよりも戸外へ出てみるがいい。
と勧めたのは串田孫一。

今年の春はなかなかやってこない。
串田は、
まだ寒い日があるに違いない。それは確かに賢明な予感であるが、とも角戸外に出てみることである。春の予告をその儘信じて徐々に活動を始めたものを必ず見附ける筈である。
と続ける。


戸外に出てみると、
確かに、
ぽさぽさとした黄緑が遠慮がちに顔を出し、
小さな鳥たちがあっちこっちと枝を渡ってゆく。
雪の下に、森の中に、
じっと息をひそめていたのか。


ああ、そうだ。
そうなのだ。


遅いとはいうものの、
春はとにかくやってくるのだ。
だが、
長閑なそれまでの春とは違うのだ。

外したマスクを見ながら、
暖気に一瞬緩んだワタシの身が固くなる。

春を待っていたはずなのに。




            

        清らかな春を取り戻すのは、何十年後?
        いつまでも、いつまでも日向に居続けたい。
        でも、
        たぶん、そんなワタシの姿はもうないだろう。

        少し、風が出てきたようだ。。





防災無線

2012-03-16 12:59:08 | 山の暮らし



付きました。


高山村の各家には、防災無線とやらが付いている。
朝、昼、夕と一日3回、お知らせが流れるようだ。

5年前、越してきた時、
もちろん、すぐに取りつけていただいたものの、
ココが、ちょっとへこんだところにあるためか受信せず。
もっと大きなアンテナを付けなければないないといわれた。

えっ~
こんな小さな家に大きなものをくっつけるんじゃ。
同じく移住組数人に聞くと、
納税の知らせやら、
どこそこの犬が迷子になったとか、
大したことは言わないよ。
しょっちゅう、うるさいよということだったので、
まあいいかと断った。


ところがだ。


村所有の木を切ったからあげるとか、
放射線に関する講演開催とか、
回覧板や広報は使わないで、
結構、重要な知らせもあるようだ。
これは、これは・・・・

で、
ついに、このおっきなものを。





     早速、
     お昼のお知らせが流れた。
     ガレキ焼却受け入れの説明会開催のニュース。

     あらあら、
     大切だワ。。




うぅ~ん・・・・どうしよっ

2012-03-09 09:51:07 | 山の暮らし
 



困った、困った。


人生最後の車は、コレにしようと思っていたものがある。
今の車は、その一台前のつもりだったが、
予定の年月を全うすることなく手放すことになって、
さあ、どうしよう。


昨日、
その目当ての一台を見に行っては見たものの、
やはり・・・・
2年半前、
17,8年乗っていたラウンドクルーザーが、
大きすぎ、維持費がかかり過ぎで、乗り換えたはず。
なのに・・・・
当然、コレも同じようなもの。

週何度も、前橋まで下りて行っている生活では、
やはり・・・・まだ時期尚早か。

じゃあ、今と同じスイフトで凌ぐとするかと。
ところが、あら、あら、あら、あら。
ショックのなんのって。
「スイフトは、モデルチェンジして、もうマニュアル車は無くなったんですよ」
ふーっ。
最後の砦だったのに。



そう、2年半前、
マニュアル車しか運転できないワタシの選択肢は2つ。
スイフトか、インプレッサだった。
安さのスイフトか、好みの色のインプレッサかで随分悩み、
前者をとったのだった。

うん、
じゃあ、仕方ない。
今回はインプレッサで。
と思ったら、あら、あら、あら、あら。
ショックのなんのって。
こちらも、モデルチェンジして、排気量は増すわ、
肝心の緑がなくなっているわ。



振り出しに戻ってしまった。



好みの色はなくとも、それでも唯一のマニュアル車のインプレッサにするか、
いや、もうこの際、思い切ってオートマ車を練習するしかないのか。
そうすれば、選択肢は広がるし、
それに、どうせ憧れのチェロキーもオートマ車しかないというし。
でも、オートマ運転怖~い。


ああ、思案、思案。
そのことが原因でもなかろが、昨夜は、一睡もできなかった。





                   ::::




Yさんの撮った、
大きく羽を広げた鷲星雲と2500億個の恒星が集まった渦巻き銀河。
久遠から放たれたこんな美しい光を見ていると、
ワタシの思案なんぞ塵芥で、考え込むに値せずといったところなんだけど・・・・

この美しい星たちは、残念ながら肉眼では見ることができず、
ワタシは、また現実に引き戻されてしまうのだよ。


      ああ、どうしよっ。。
 






              遥かな遥かなみちのりを光は旅してきた
              この私のもとまで
              あんなに遠くにあるのに
              星はいま私の心の中でまたたいている

              そうして私は覚えた
              かなえられぬと知りながら願うこと
              限りないものにむかって祈ること
              誰にも教えられずに ひとりで

                    ____谷川俊太郎「星の旅」___





    
      取りあえず、
      冷たい雨のこの日は、読書。。

春の雪

2012-03-05 17:22:04 | 山の暮らし



三月になった途端に、雪の日が多くなった。
昨夜からの雪は今冬一。
除雪車は本日3回も出動。
車のタイヤも埋まってしまい、
ワタシもエッサエッサと仕方なく雪かきを。
といっても、ほんの30分ほど。車の周りだけ。


そして、
ふんわかふかふかを見ていたら・・・・

馬場浩二さんの大きめのカップで、
濃いめのアールグレイに泡だてミルクをたっぷりと。



      ナルシソ・イエペスのギターが
      しきりと春を誘ってるよぉ~




            

椿が好き

2012-03-02 13:43:59 | 山の暮らし



椿が好きだ。

もう何度植えたことか。
そして、もう何本枯れたことか。

蕾の付いているのを買う。
あくる年に一輪か二輪、花をつける。
遠慮がちに。

そして、その次の年は____


昨年、白い一輪を咲かせた加茂本阿弥、
昨年、あんなにたくさん蕾をつけていておきながら、開きかけて散ったヤブツバキ、
今、蕾さえない。一つもない。
西王母に至っては、花を見ることもないまま完全に枯れている様子。

その他、それ以前の5,6本なんぞは、
その存在さえ・・・・


去年まで散歩していたコースの民家の道脇に、
どっと花をつけるヤブツバキの木がある。
ココに移住して以来、それを見るのが楽しみだったが、
例のアレで、もう散歩することがなくなって。

初めて見つけた時の胸の高鳴りを、今も覚えている。
いつか、
我が家のツバキも見上げるようなればいいなと。。



椿が好きだ。
寒さの中、きりっと、じっとした椿が好きだ。
潔い椿が好きだ。

矜持ある椿が好きだ。





             ::::




そういえば、
ヒイラギも、クリスマスローズも枯れたし、
ナンテンもソヨゴも実をつけず、弱々しく今にも枯れそう。
今冬の一段の寒さのため?
それとも・・・・
例のアレのせい?


ココの寒さは花木にも厳しいとはいえ、
周りの家々の庭先では順調のようだし。
我が家の敷地は元水田、粘土の水はけの悪さで慰めてくれるものの、
へこむのよね~


苗木が小さすぎるのかしら。
今度は、ど~んと大きいのを植えてみようかしら。




             ::::





Kさんに頂き、挿し木で大切にしていた冬咲きクレマチス、
春になったら、地植えしようと楽しみにしていたのに、
アリャ~
屋外に出しっぱなして、枯れてしまってた。
残念、残念。とっても残念。


Mさんに頂いた、なんだか分からない根の付いた緑の葉っぱ、
冬の間、屋内で花瓶に挿していたら、
ウヒャ~
なんと先日、小さな可愛らしい花を咲かせた。
嬉しい、嬉しい。とっても嬉しい。







              「どんどん増えるよ」と言われたので、
              鉢に植え替えてみようと思う。