草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

受難は続く。。

2008-03-31 15:42:21 | 山の暮らし
 皆さん、ご心配おかけいたしました。
数々のお心遣いにも感謝いたします。

めまい止めと精神安定剤の薬のためか、症状はだいぶん落ち着いています。
なんと、その後、お会い、お話を交わした方々(同じ年代)の8割近くが、ワタシと同じ症状を経験したということでした。
めまいもはもちろん、
動悸も、
息切れも、
手足のしびれも・・・・

びっくり!

総括すると・・・・
どうも___


    更年期の症状のようです。


しかも、そのほとんどの方は、病院にもいかず、薬も飲まず、どうにか乗り越えたとのこと。
びっくり!!
皆さん、お強いんですねえ。。

ワタシの気弱さを再認識。
体は、着実に老いに向かっているんですねえ。(あたりまえだけど・・・)
ということで・・・・・

まあ、しばらくは、いろいろな体の変化に付き合っていくしかないようです。




自分が望んだ田舎暮らし。
きも~ち良く、きら~くに暮らしてきたつもりだったけれど、
大小、様々なストレスはそれなりにあったようで、(コレも、あたりまえだけど・・・)
シスターMの進言で、ここ数年の心配事を書き出してみたら、大きいと思われるものだけでも10個ほどありました。


それを認識したうえで、生きていくということ??

体のほうも、老いを受け入れて・・・


生きていくということは・・・・
   なかなか難しい。




    ::::



ところで___
今年は、スギ花粉は少ないのかと思っていたら、
なんと、それは入院していたからであって、
退院後は、すぐさまソレはやってきて、
ここ数日はヒドい。

高山移住にあたって、
冬の寒さ(薪確保も含む)とともに当初の懸念の双壁が、コレだった。
どこを向いても杉、すぎ、スギ、SUGI・・・・・
四方八方、杉に囲まれている。

村人Mさんによると、
どんぶり一杯、スギ花粉を食べると治るらしい???




  今日は、午前10時ころまでは、花びらのような雪が降っていた。
  積もるかと思ったら、春の雪はすぐに溶けた。

  春の日が、戸外へ誘いかけるが、その手には乗らないぞと
  シューベルトのピアノソナタを聴いて過ごす。
  精神安定剤のせいか花粉症のせいか、まぶたが重くポーッとしてしまう。

  内田光子さんの音がとても心地よい。。
  
  

  

居候

2008-03-24 16:39:38 | 山の暮らし
 本日、高山移住1周年。


2月25日の最初のめまい発病から1か月。
度々、早朝発作での救急車要請、そして、入院。
やはり、夜、布団に入ってからの不安が大きいこともあり、
このところ、Kさんか息子Dが泊まってくれていた。

が、メグと一心同体のKさんにすれば、
___なにしろ、生まれた時から、同じ部屋でずっと一緒に寝ていたのだから、___
自分だけ高山に泊まるとなると、メグのことが心配らしく、(もちろん、我が家には入れられません)


ついに____
昨日、ホームセンターで犬小屋を購入、メグの高山居候を決意したようだ。

さすがに、昨夜しばらくはフンフン言っていたが、
今朝散歩し、Kさんの出勤後は、ず~と、静かに犬小屋に。
(まあ、ワタシも外に出ないし、かまってあげないからね)

肌身離さず持っていた布団を入れてやったからか、
やや窮屈かなと思った犬小屋だが、
どうにか気に入った様子??


今まで、鎖でつなぐこともせず、放したままの生活だったわりには・・・・
そして、たまに、高山に来た時のあの暴れ放題だったことを思うと・・・・

ホントに、おとなしくしているので、まずはホッ!





    それにしても・・・・
    眠い!
    入院時、処方された精神安定剤は、四六時中眠っていた状態だったので、
    退院後のかかりつけでは、軽いものに代えてもらったはずだが。
    夜、眠れないと困ると思い、なるべく昼間は起きていようと思うが、
    動悸、息切れ等は確かに収まり、気持ちは落ち着いているものの、
    なんだかポーッとしている。
    シューベルトのBGMのせいかと、
    ボブ・ディランやニール・ヤングにしてみたが、
    やっぱり眠い!
    一日に4回も服用しているからか、
    眠い!眠い!
    そして、思考力もなし。


    少しづつ、普段の生活に戻らなきゃと思っているのだが・・・・

ふきのとう

2008-03-22 13:21:16 | 山の暮らし
 約1か月ぶりの朝の散歩


昨日の大学病院検査後、体があまりにも大変で、高山まで帰るのもおぼつかなく(送迎の運転は息子Yだったが・・・)、
以前住んでいた時のかかりつけの医院まで。
栄養剤の注射をしていただき、今までの経過を聞いたうえで、
毎回飲む薬、夜だけ飲む精神安定剤、めまいがひどくなって救急車を呼びそうな時の薬と、細やかに説明くださった。
そして、M医師は、いつもの穏やかな口調で、
「大丈夫ですよ。心配ないですよ。」と。


やはり、かかりつけの医師は安心できる。
歩いてでも行ける。いつでも見てくれる。自分のことを知っていてくれる。
その点、ここ高山は、開業医さえいない。
病気の時の不安は大きい。

へき地移住にあたっては、
年老いて、、車の運転ができなくなったらとか、病気した時はとか、
多少、不安はあったものの、
長年の夢だった田舎暮らし_____
まあ、先のことを考えても仕方がない、
その時はその時だと、思い切ったのだが・・・・

こんなに早くに病気?で困るとは思ってもいなかった。



昨夜も調子が悪く、
今朝方、精神安定剤の効き目が切れたころ、目が覚め、
布団の中で、数回クルッと目が回ったが、
自分の気持ちを落ち着かせ、ゆっくり起きあがった。

朝、泊まっているKさんがメグの散歩に行くというので、
思い切って同行。
もちろん最短コース。


なんと1か月ぶり。

色のなかった世界に、
いつのまにか、また芽吹きの季節がやってきていた。
黒々と整然と耕された土。
黄色や紫、桃色、緑の草や花。
それは、まだまだ、ほんの僅かなのだが、
確かに、季節は巡ってきていた。






     24日で、ちょうど高山移住1周年。
     2年目も、そして、これからも、
     ここで暮らせるだろうか。

     あちこちに顔を出したふきのとうに問うてみた。。。

三たびの救急車、再びの入院

2008-03-20 21:21:27 | 山の暮らし
 どうも、体調の回復がイマイチでありましたが・・・・

3月17日、朝5時ころ、先のめまいと同様な事態で、三たびの救急車要請。
そして、再びの入院となりました。

今回の病院は、ホテル?と見間違えるくらい設備の整ったところで、
静かで清潔で快適に過ごせたので、もう少し、滞在したいようにも思いましたが・・・・
静かに寝ていると早く治るというものでもないらしく、
また、その後の大学病院での精密検査もあることですし、とりあえず今日退院しました。


とうとう精神安定剤の投薬となりました。




     ということで、明日のぎゃらりー「草の葉」の営業は、
              午後2時から(それまでには、帰宅できると思うので)とさせていただきます。
              が、お越しいただく予定の方は、念のため、事前にお電話くださった方がよろしいかと思います。
              しばらく、ご迷惑おかけいたしますが、よろしくお願いいたします。


入荷のお知らせ

2008-03-16 15:22:40 | ぎゃらりー「草の葉」
 マクシム・フェドートフの演奏を、初めて生で聴いたのはいつだっだろう。


体調の回復が今ひとつ。
穏やかな春の昼下がり、
ポーッとソファに座ったまま、久しぶりに、彼のパガニーニ「24のカプリス」をCDで聴く。

やっぱりいいなあ。。
卓越した技巧はもちろんだが、音楽性のなんと素晴らしいことか。
美しく、力強くも繊細な1つ1つの音が、深みのあるパガニーニを表現している。



       ::::


甲斐工房の木や、竹のカトラリーが届きました。
山あいの純朴な自然に囲まれた工房で、長く丁寧なお仕事をなさっています。
以前から愛用し、その使いやすさはすでに実証済み。
是非、多くの方に使っていただきたいと、
このたび、定番で取り扱わせていただくことになりました。
ワタシが、ヨーグルトやシチュー用として使用している、
ちょこっと「つの」が出ているスプーンは、右利き手用。
左利き手用もお取り寄せできますので、お申し出ください。
お求めやすいお値段です。
ご自分用にはもちろんのこと、
ご結婚や、ご出産祝いに、
スプーンやフォーク、サラダサーバーなどを取り混ぜてのプレゼントはいかがでしょうか。
素材は木と竹。
お好みはどちら?




       ::::



確かな技術はもちろんのこと、
作り手のこころが表われているもの。
ぎゃらりー「草の葉」は、そういうものを扱っていきたい。


開け放した窓から入った春の風が、
安田さんの春色マフラーをやさしく揺らした。。。

春の味覚やってきた

2008-03-14 15:30:52 | 山の暮らし
 その名はパール柑。

郷里の新名物が、Hさんより送られてきた。
熊本の柑橘類は有名で、いろいろな種類があるが、これは初耳、初見、初味。

文旦の一種らしい。
厚みのある皮をむくと、淡い黄色みがかった透明の果肉がでてくる。
ピカピカしていて、まさにパール。
が、パールの由来は、風光明媚な天草のパールラインからきたらしい。

上品な甘みとサクサク感。

阿蘇の赤土リモナイトを使用し、葉面散布には、コラーゲン液や魚の煮汁などを使う有機肥料中心の栽培。

色も春色なら、
味もさわやか、春の味だった。

  
  病後、イマイチの体調もこれで良くなるかな。。。

入荷のお知らせ

2008-03-13 15:31:48 | ぎゃらりー「草の葉」
 春色届きました。

安田さんから「春」が届きました。
いつもながらの優しいやさしい色づかいと手触り。


藍の生葉のミント色は、ちょっぴり靄のかかった春の空色。
オーガニックウールの1枚は、淡いミルク色。
茜染は、静かで穏やかな春の夕暮れ色。
きれいなグレイは、なんと無彩色。
自然の色は、なんて美しいんだろう。。。


コルデールラムやゴドランドラムのふんわりした肌触りで、首にくるくるっと巻きます。
そのため、今回のものは、細めの幅で長いものが多く、お値段も手ごろ。



   春色は点数も少なく、また、展示期間も短いですので、
   是非、早めに、
   冬から目覚めた「春」に会いにおでかけください。





      ::::


昨日の早朝、午前2時過ぎ、目が覚めたと同時に強烈なめまいと吐き気で、
再び救急車のお世話になってしまいました。
また入院かと思いましたが、幸いそうならずに済み、ほっとしました。
今回のは、どうも、10日に耳鼻科で頂いた薬のせいだったようです。
前夜、床についてた時から、動悸がひどく、眠れなく、とても不安に思っていたら・・・・
やっぱりという感じで。
そのあと、各種の検査。
メニエールではないが、耳が原因のもので、繰り返し起こるものだということでした。
予防としては、日常、ストレスをためず気持ちを楽にしておくことらしい。
行く先々の病院で、必ず、「心配事、不安なことはないですか?」と聞かれたけれど・・・・
この高山での1年間の暮らしは、ほんとに気持ちの良いものだったんだけどなあ。
薪集めの大仕事や、厳しい冬もどうにか乗り越え、
高山生活にも慣れ、移住1周年の祝いでもやろうかなと思っていた矢先の出来事。。


どっと不安が押し寄せてきてしまい、
しばらくは、Kさんや息子Dに夜は泊まってもらいます。


入荷のお知らせ

2008-03-11 19:24:34 | ぎゃらりー「草の葉」
 アトリエM アールドヴィーブルさんの裂織の作品の数々が入荷いたしました。


いろいろな賞を取っていらしゃるアトリエMさん。
さすがに、しっかりした技術と丁寧さがうかがえる作品たちです。


ライナー類は、何も置かずとも、テーブルに一枚あるだけで素敵な雰囲気を醸し出す存在感ある色遣いです。
タペストリーとしても・・・

バッグ類は楽しい!
春の雰囲気のチェックは、なんともかわいらしい。
絹の着物地を織り込んだバッグは、とてもシック。年中、活躍しそうです。
そして、菜の花色のバッグ。おでかけが楽しくなります。


どうぞ、丁寧なお仕事ぶりをご覧になってください。




    尚、明日(水曜日)の営業は、都合により午後2時からとさせていただきます。

入荷のお知らせ

2008-03-10 17:24:07 | ぎゃらりー「草の葉」
 會田さんの木のモノ入荷しています。

トレイ、スプーン類は、やはり人気があり、売り切れたため、追加をお願いしました。
今回のトレイは、セン。
前回のサクラもいい味が出ていましたが、センは、上品で春らしい色合いです。
大きさは2種類。
スプーンは素敵ですよ。
手前の大きめサクラのスプーン____なんと、びっくり。
持ち手部分に手の込んだ細工がしてあります。
「ああ、な~るほど」
會田さんのユーモアと優しさを感じました。
大切な人にプレゼントしたくなります。
他のも1つ1つ手作りの個性ある表情。
どれも、長く大切に使っていきたいと思わせるモノたちです。


そして、楽しみにしていた茶筒も一緒に届きました。
とても人気があるものなので、入荷が遅れていましたが、
今回、3種の大きさで、私の好きなサクラで入荷しました。


   食事や器にやさしい、木のモノを
   お気に入りの一つにしてみませんか。。

2008-03-08 17:09:28 | ぎゃらりー「草の葉」
 庭の雪は、東の川沿いあたりに申し訳なさそうに残っているものの、
十日ほど家を空けていた間に、さっぱりと消えていました。


2月後半から『春のうつわとお雛様』を企画いたしましたが、
期間中入院というアクシデントのため、ぎゃらりー「草の葉」は、臨時休業。
知らずにおいでくださった方々には、大変ご迷惑おかけいたしました。
そして、退院したら、すでにお雛様の時期は終わっていました。
いろんなお雛様を見ていただきたかったのですが、残念です。
忍び足でやってきた春の日差しの中で、
サイモン&ガーファンクルを聴きながら、
今日、一日かけて、ゆっくりゆっくりとお雛様たちを片付けました。


来週から、通常通りの営業になります。
春に似合うモノたちも、次々とやってきています。
長い冬から、少しずつ目覚めていく自然とともに、
皆様のおいでをお待ちしております。



   :::

  佐川さんの
  春の花たちのポストカードもたくさん揃いました。


退院しました。。。。

2008-03-07 18:58:47 | 山の暮らし
 本日、退院。


前々日の吹雪遭遇が禍したのか?
季節によるものなのか?
はたまた年齢的なものなのか?
原因はよくわからないけれど、
それは突然にきた。

2月25日、午前、3時50分。
めまいで目が覚め、しばらく様子を見るが収まらず、
動悸を伴い、ますますひどくなる。
意識が遠のくようで、もうダメだと、
30分後くらいに、
電話のところまでどうにか這っていき、救急車を呼ぶ。

何の用意もできず、半分意識がない状態で運ばれたら、即入院。
初め、一日二日くらいかと思っていた入院は、点滴をしながら、なんと11日間続いた。
21年ぶりの入院。
出産以外の入院は初めて。
しかも最長となる。



  ::::


「まあ!なんで、あんたみたいなのが、ここに入ってきたの!
わたしゃ、びっくりしたよぉ。
わたしゃ、90だよ。もう、11年もここにいるんだよ。み~んなそんな年寄りばっかりだよ。
あんたは、若いんだから、元気になってココをでていくんだよ!」
入院当日、点滴をしている私の枕元にきて、そう囁いた隣のベットのTさん。

5人部屋の周りを見渡す。
Tさんのほかは、
痴呆がでているYさんとSさん。
Yさんはオムツ状態で、四六時中、おしっこと便の騒ぎ。
それに加え、日中、目を開けている間は、
「ごはんを食べていない」と食事の心配事の会話を、
「困ったな、困ったな」が口癖のSさんとの間で、
テープレコーダーの如く何時間も、何十回も繰り返す。
そして、家に帰りたがっている94歳のKさん。

点滴が取れた夕刻、トイレに行きながら、ほかの部屋をちらちら。
管に繋がれ、身動きもせず、横たわっている人たち。

次の朝は、亡くなった方の荷物が処分されていた。

100床くらいある病室、すべてが高齢者といっても過言ではないような。
私がたぶん、一番若い、それも突出して・・・・
高齢者がちらほらの外来からしても、まさに、老人病院。介護病棟。
Tさんからすれば、私の年代での入院は、まさに場違いだと思われたのだろう。
私は、とんでもない所に来てしまったのか。
「死ぬまで、わたしゃはココだよ。」というTさんの言葉を思い出し愕然とする。
が、救急車に運ばれたので、こちらで病院を選ぶわけにはいかず、
ここで、11日間、過ごすことになる。




相部屋のお一人お一人に繰り広げられる諸々の日々の出来事は、
本にでも書けそうなことばかりだった。
笑いながらも、
ホントはホントに切ない物語が。



普段の生活では知らずにいた世界を垣間見た。
こういう環境に置かれたことで、考えさせられた多くのことや思い。
入院中も、そして、今も反芻している。


    「お大事に」
    退院時、それしか言えなかった意味をも・・・・







救急車を呼びました。。。

2008-03-05 16:47:23 | 山の暮らし
 2月25日、朝3時50分、強度のめまいで救急車を呼び、そのまま入院。

本日、一泊の外泊許可がでて、10日ぶりに我が家に。
1日過ごしてみて大丈夫そうなら、明日、病院に戻って、明後日7日退院予定。


ということで、桃の節句も病院で。


   ブログを見てくださっている皆様、ご心配おかけいたしました。
   詳細は後ほどのブログにて。



    フーーー。。。