草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

珍客あり。

2008-08-29 10:47:39 | 山の暮らし
 ほの暗くなった昨夕、来客あり。


それは、雨の降りしきる中、突然の来訪であった。
トイレを借りに?
あっけにとられた家主は、眼だけキョロキョロさせながら、
ただただ座ったままで、凍りついている。


キョトンとしているメグをしり目に、
改装中の家の中のあちこちに、
さんざんおしっこを振りまいてお帰りになった。
その間20分余り。


そういえば、
前にも、一度、こんなことが・・・・
同じ方かしら?




   ::::



もしや・・・・


今朝の散歩の途中、寄ってみたら____
やっぱり!
ポチ脱走。。。。
そして、
飼い主の新居の玄関前につながれているポチ発見。



   ::::



途中にお寄りくださったのかしらねぇ。



最近のメグは、ポチのところに行っても、
どういうわけか、近づきもしないばかりか、
顔をあげて目を合わせることもない。

そっけないメグの態度に、
ポチとしては、少し寂しい思いをしていたのかしら?





    あの雨の中、
    2,5kmくらいの道のりを、せっかくおいでくださったのに
    何のお構いもせず、失礼いたしました。。






うふっ。。

2008-08-23 15:50:26 | 山の暮らし
     うふっ


   だれもしらない  
   どこかのどこか
   やさしいかぜがふいてきて
   ほっぺをそっとなでました
   やさしいかぜはどこからきたの?
   とおいとおいそらからよ
   うふっ  
   ちりちりちり
   ちりりりり
   すずのねいろは おそらにきえた
   だれもしらないどこかのどこか
   ふしぎなおはなのおくりもの
   うふふ

       ___あさひはつこ___




   ::::


うふっ。

一日中降ってる冷たい雨は、
少々、申しわけなく思ったのか、
昼下がり、ほんわかうれしさ届けてくれた。
わくわく、
素敵なお客様。

わくわく、わくわく・・・・
うふふ。。





寒くなりました。

2008-08-22 19:09:33 | 山の暮らし
 長袖の上に、カーディガンまで羽織って、
今日もデッキで読書。と、決め込む。

が・・・・
ものの3分もしないうちに、
家の中へ逃げ込む。

寒い、寒い。
残暑なんて押しのけて、
一気に秋が飛んできた。



仕方がない。

日差しがないとはいえ、
近頃、急速に衰えた視力には、戸外の自然光のほうが、
ずっと、活字も見えやすくていいのだけれど。

ガチガチ震えをおさめるために、
あったかなカモミールティーと、ビスケットを用意して・・・・

甘党とはいえ、ビスケットって、あまり好きなほうではないのだが、
なぜか、この寒さには、ビスケットが食べたくなった。



   ::::



そういえば____
フランス好きの森茉莉さんが、
パンと紅茶とビスケットだけは英国に限ると言ってたっけ。
彼女のいう、厳しいビスケットの条件は満たしていないものの、
そんな固くはないが、噛むと細かな粉が少しは胸や膝にこぼれはするし、
ほのかな牛乳の香はするし、
一応はイギリス製だし、
で、
今日は、ウェッジウッドのストロベリービスケットで良しとしよう。




      ちなみに、
        カモミールティーのほうは、
        今初夏、「薬王園」で摘んだカモミールを乾燥させたもの。
        おいしかったあ。




ゆく夏

2008-08-17 17:16:07 | 山の暮らし
 周りの景色がかき消え、
寒い一日だった。


ザアーッと物凄い雨は、一瞬にして暗闇を作り、
入れ替わった一面の霧は、長く静寂を作った。



   ::::



普段なら、日中、暑くて外になんて出ていられないのだが、
今日は、長袖2枚を着こんで、
気持ちの良いデッキで、読書。
コレからくる季節に備え、犬小屋リフォームとなり、
いつもの場所から移ってきたメグも、隣でくつろぐ。

4時間余り、本を読んでいたワタシは、
すっかり体が冷え切って、
メグも、安眠どころか震えている。
そして、
ゆく夏を想う?



   ::::



もう、
ススキの穂が顔を出し、
大小、様々な色のトンボが飛び回り・・・・
夏が立ち去りたがっている。




    八月というのは
    享けつがれた果物だ
    新鮮で
    爽やかである
    だが要するに
    誰がくれたか
    誰にやるのか
    覚えてはいない
    受取人のいない
    手紙のようなものだ
    配達人が帰ってゆくと
    人はたれかが(たしかに多くの人が)
    不在であることを思い出す
    そのとき雨の中で
    もう一つの雨が成熟する

        ____安東次男____




確かに、夏は立ち去りたがっている。
短い夏が、立ち去りたがっている。
ワタシの好きな夏が・・・・


「白くま」考

2008-08-16 11:16:05 | 山の暮らし
 夏はやっぱり・・・・


ふるさと熊本の、
アイス大大大大大好き妹から、
アイス大大大大好きワタシのもとへ、
「氷白くま」が送られてきた。


___夏になると、熊本に帰りたくなる。
   そして、「白熊」が食べたくなる。___
以前、書いたブログを読んで?



何十年も前、熊本にいた頃良く食べていたなあ。。
受験生時の夏期講習の帰りには、必ずと言っていいほど同仁堂の2階で。
記憶に間違いがなければ上通り、下通りの洋菓子店スイスにもあったような。
高さが17,8cmもあろうかと思えるかき氷の山。
その頂には、ミルク色の練乳がたっぷりかかっていて、
5合目あたりはあずきに、缶詰のミカンやサクランボ、パインアップル。
山頂を崩しながら食べると、
ふわっと雪のように柔らかい氷が口の中で溶ける。
シロップの味がなんとも言えない。
次に、麓を掘ってみる。
あるある。
隠れていたあんことともに、ここにもとろ~り練乳。
クッ、お・い・しぃ。
途中、冷たさで頭がキーンとなりながらも、
最後の方はシャーベット状になったものをすくって、完食。



その「白くま」のカップ入りを、こちら群馬でも見つけたのは、
数年前の生協の共同購入。
その時の感激といったら・・・・
それからは、毎夏、ちらしに載ったときはまとめ買い。
というので、今年も冷凍庫にはたっぷり。
その上、今回送られてきたので、
どうしても、冷凍庫には入りきれない。
他の食材はほとんどなくして、アイスのみと言ってもいいくらいにしても。
これはもう、1日に2つも3つも食べるしかないだろう。
(冷たいものは控えていたのにぃ____まあ、いいか。今だけ目をつぶって)


送られてきたのは、本場鹿児島品。
やっぱり、豪華!?
フルーツの種類の多さに加え、金時も。
その上、なんと芋ようかんまでくっついている。
味のほうもより濃厚かな。
生協のものは、福岡品だった。
これは、これで美味しいんだけど。
スティック状のものもスーパーなどで見たことがあるが、
やっぱりカップだな。
なんといっても本家「かき氷白くま」に近いもの。




「白くま」の名の由来はいろいろあるようだ。
ワタシは、単に白いからだと思っていたが・・・・
白いかき氷の上に、フルーツやらあずきを乗せたその姿が、白熊の顔に似ているからだとか、
最初(1930年代)にかき氷に、練乳をかけて発売したとき、この練乳缶が白熊のマークだったからだとか。
いやあ、それにいても、びっくりしたのは、
世の中に、「しろくま同好会」なるものが存在しているらしいということ。




一度食すると、かき氷好きをとりこにしてしまう、この「白くま」。
歴史も古く、ただものではないな。
九州人の食文化の一つとして、末長く残ってもらいたいものだ。





      送られてきたものの中に、白みつ以外に、イチゴや抹茶味のもあった。
       画像右端が生協品。
       





お茶をどうぞ・・・・

2008-08-15 11:05:06 | 山の暮らし
 おはぎを作った。

エヘッ、
生協の簡単「手作りおはぎセット」で。
国内産もち米+うるち米は、水を入れ炊くだけ。
北海道十勝産小豆は、煮てあるので、手でもみほぐした後、鍋に入れて練るだけ。
あとは、焚きあがったご飯をすりこぎでつぶして、10個分に丸めて、
ふきんの上で広げた10等分したあんで包むだけ。

ウーン?
あんもごはんもちょうどのはずだけど・・・・
甘いモノ好きのワタシが、途中でちょこちょこつまみ食いしたせい?
すこーし、ご飯がのぞいてる。


さあ、お茶にしよう。




     ここでただいまを云い続けよう
      おまえがお帰りなさいを繰り返す間
       ここへ何度でも帰って来よう
        ここで熱いお茶を飲もう
         ここで一緒に座ってしばらくの間
          涼しい風に吹かれよう

             ____谷川俊太郎____
 

おかえりなさい

2008-08-13 18:56:36 | 雑感
 


ひがしへにしへ
きたへみなみへ
ひとびとがかえっていきます
にほんのあちこちできこえる「おかえりなさい」


ワタシはどこへかえりましょう?
ワタシはもうすこしここにいることに

アナタはどこへかえります?
アナタをおもうものたちがいます


かぜがうごいて
ゆりのかがとどいて___

   「おかえりなさい」




入荷のお知らせ

2008-08-11 16:21:34 | ぎゃらりー「草の葉」
 大変お待たせいたしました。
森下彰太さんの器、やっと届きました。
お願いしてから、何と1年。
でも、待ってて良かった。____そんな作品ばかりです。

白(薄ーいグレイ)と黒(鉄色)。
丸みを帯びたシンプルな形。
飽きがこない上に、どんな料理も受け入れる度量あり。
土の温かさ、そして、作家の温かさが伝わってくる。
そんな器たちです。




 以前、私物で使用していたモノをご覧になって、興味をもたれた方も多かった蓋物。
ぽちゃっとした形がとってもかわいい。白2点、そして黒1点が入荷しています。
ワタシはクッキーを入れています。
 フリーカップは、以前のものとすこーし違った形になっています。
冬はホットミルク、夏はアイスコーヒー。
いやあ、花器としてもいい感じ。
 スープボウルやピッチャーはなんともおしゃれ。
 コーヒーカップはスープカップとしても。
 両手にふんわり収まるどんぶりは、サラダボウルとして使いたいな。
あっ!コレに花を入れてもす・て・き。

 

      ワタシは早速、平鉢に枝豆を盛り、ビールを!
      じゃなかった、麦茶を。
      (残念ながらビールが飲めません)
      (残念ながら枝豆は、我が家の収穫物ではありません。
       度々野菜を差し入れてくださるAさんから)






うっ・うっ・うーーん。。

2008-08-08 12:09:26 | 山の暮らし
 ブル、ブル、ウーーン。
朝、5時10分、エンジン始動。
静けさをかき消す音に、もしや・・・・
目の前の田んぼの上は、一面、白いもの。
オジサンもオバサンも、マスクに手ぬぐいのほっかぶり。
何も知らないメグは、の~んびり座って見物。

どうも、今年は農薬散布が多いような?
ワタシが遭遇しただけでも4度目。

高齢化に伴い、この小さな集落で稲作をされているのはYさんおひとり。
そのYさんの田んぼがウチの真ん前。



この地を初めてみたのは、夏の終わり。
青々と眩しさを増した稲が、空に向かって伸び・・・・
そして、秋には、夕日を背にした稲穂が美しかった。
懐かしい田園風景にほっとし、
その時のワタシは、こんなことには思いも及ばなかった。

敷地の下を湧水が流れている。
クレソンも自生していて、
おいしい水が飲めるかなって思ってた。
あるとき、突然
その周りの草が茶色に変わってた。




移住してみて、こんなハズじゃなかったというのはいくつもあるが____
この農薬や除草剤散布もその一つ。
とっても、とっても、とーってもお元気なYさん。
ワタシの数倍もお達者。
この分じゃ、
あと十数年はコレが続くだろうな。。




     「おはようございまーす」
      無農薬の玄米を食しているワタシが、
      作り笑顔で、その脇を通り過ぎた。。



      

疲れたア~

2008-08-05 20:46:07 | おでかけ
 昨日は、午前1時半に目が覚めてから3時間余り、
言葉に表せないくらいの具合の悪さだった。
再入院が頭をかすめ、
精神安定剤服用も思ったが、
ビニール袋を口に当てて呼吸することで、どうにか乗り切った。
夜が明けてからも、起きあがることができなくゴロン。
久し振りに家族5人が揃った前日、
バーベキューなんかしたのが禍したのか・・・・

昼過ぎ、
気分転換にもなるかと思い切って出かけた。

帰省中の娘をナビに、
以前から気になっているものを探しに、
北軽井沢経由で、片道90kmちょっとの小諸まで。
やっぱり、なかったあ~。
そして、やっぱり、疲れたあ~。


再び、体調が悪くなって3週間。
そろそろ、回復に向かって欲しいんだけど。。





    ::::



      
      ぎゃらりー「草の葉」は、都合により、
      明日6日(水)は臨時休業させていただきます。



     

みーつけたぁ~

2008-08-01 13:32:29 | 山の暮らし
 

やっぱり、ワタシには、
ギギギギーーー、ジジジジーーーと聞こえるんだけれど。
カナカナと聞こえるはずのヒグラシということらしいが・・・・
昨年同様、朝から晩までセミがうるさい。
昨夕、
涼しかったので、デッキで本を読んでいると、
明らかに向こうの森から聞こえるセミとは違った、突然の大音量。
驚いて顔をあげると、
目の前の今春植えたエゴの木の幹に、一生懸命羽を動かすセミがいた。
移植の時、土の中にいて、一緒に運ばれてきたのかな。


今朝は今朝で____
またしても、耳をつんざくセミの声で起こされた。
時計を見たら、何と、4時半前。
すぐに何事もなかったかのように、再び静けさが戻りはしたが、
もう、眠れやしない。
起きるしかない。
昨夜の寝付きの悪さで、もう少し眠っていたかったのにぃ。


散歩の道では、いくつものひっくり返ったセミのバタバタに出会った。
耳鳴りがするほどうるさいセミ騒音なのだが、
命はかなきを想うと・・・・・・・


   思う存分ないてくれよと声掛けた。。




      <オマケ>
       散歩中、こんなものも見つけちゃいました。
       まるで、プラスチックかなんかのおもちゃのような。