続・緑道公園を新宿方向へ散歩して
大分、リハビリが楽に続けられるようになりました。
本来が野人で、野に山に歩き回っていましたので、回復も早いようです。
でも、このたびの入院には閉口しました。慎重に、ゆっくり回復するよう努めます。
さて、先日は緑道を笹塚方面に歩きましたので、今回は反対に初台方面(新宿の一つ手前)へ歩いてみます。
ヤブツバキ(藪椿)、ツバキ科 日本原産の常緑樹。通常ツバキとも呼ぶ。
冬に咲く花の代表。万葉集にも出てくる日本の代表的な花で、昔はサクラよりも珍重されていたようです。
「つばき」の名称は、厚葉樹(あつばき)、または艶葉樹(つやばき)が訛ったとされています。
ツバキの花はサクラと違い、花弁が個々に散るのではなく、丸ごと落ちる。
それが首が落ちる様子を連想させるために入院している人のお見舞いにはタブーとされています。
また、落馬を連想させるとして、競走馬の名前には避けられています。
サザンカ(山茶花) ツバキ科の常緑樹
秋の終わりから、冬かけての寒い時期の花です。
この写真の木は、すでに花が終わった後のようです。
サザンカの名は山茶花の読みである「サンサカ」が訛ったものといわれています。
この名前から、童謡が思い出されます。
♪ さざんか さざんか 咲いた道
たき火だ たき火だ 落葉たき ・・・ ♪
(あまり書くと著作権とやらに引っかかるのでやめておきましょう。)
キンモクセイ(金木犀) モクセイ科の常緑小高木樹、
単にモクセイという場合はギンモクセイを指すようです。
庭木としてよく植えられています。秋には小さいオレンジ色の花を咲かせ、芳香を放ちます。
匂いはギンモクセイよりも強いようです。
甘めでしっかりした香りがあることから、汲み取り式トイレの悪臭除けに植えられ、その匂いを緩和していた由。
カツラ(桂) カツラ科の落葉高木。
街路樹や公園樹に利用されています。
高さは30mにもなります。
落葉は甘い香り(醤油の良いにおいに似ている)がするそうです。
材は香りがよく耐久性があるので、建築、家具、鉛筆などの材料に使われます。
また、碁盤や将棋盤(カヤが主流だが)にも使われています。
ニセアカシア(偽のアカシア)
明治のころ輸入されたのはみなこのニセアカシアだそうです。
札幌や大連のアカシア並木も、歌に歌われているアカシアもみなこの偽アカシアです。
用途は街路樹、公園樹、砂防・土止めに植栽など。
樹高は20~25mになり、幹には鋭い棘があり扱いにくいそうです。
初夏、白色の総状の花房を垂れ下がらせます。
花の後には平たい5cmほどの鞘に包まれた4~5個の豆ができます。
材は耐久性が高いため、線路の枕木、木釘、木炭、船材、スキー板などに使われています。
ハナミズキ(花水木) ミズキ科の落葉高木。別名、アメリカヤマボウシ。
ハナミズキの名はミズキの仲間で花が目立つことに由来します。
花期は4月下旬から5月上旬で白や薄いピンクの花をつけます。
私の大好きな花です。
秋につける実は赤い。庭木のほか街路樹として利用されています。
日本における植栽は、1912年に当時の東京市長であった尾崎行雄が、アメリカワシントンD.C.へ桜(ソメイヨシノ)を贈ったとき、その返礼として贈られたのが始まりだそうです。
今年、その寄贈100周年を記念して、再びハナミズキを日本に送る計画が持ち上がっているそうです。
ツバキ(椿)
ツバキとだけ書いた名札がぶら下がっていましたが、ユキツバキ(雪椿)ではないか。雄蕊の花糸は黄色です。
雪の地域にも適応する変種で、ヤブツバキに比べ、枝がしなやか、花弁が水平に開く、等の特徴があります。
その他、小型の花をつけるワビスケ(侘助)などもあります。
イガモクセイ
花はキンモクセイほどは強くないが甘酸っぱい匂いがします。
私の家の築山にも植えてありました。
仕事一途であった父がこのような花を愛でていたかと思うと、ほほえましく大変懐かしい気がいたします。
幹は淡灰褐色。葉は楕円形で先端は急にとがり、縁にはあらい細鋸歯があります。
よく、登って剪定していましたが、この葉のイガには閉口でした。
花は9-10月ごろとか。
タブノキ(椨) クスノキ科の常緑高木。 イヌグス・タマグス・ヤマグスとも。
若い枝は緑色で、赤みを帯びています。
葉は枝先に集まる傾向があり、葉は長さ8-15cm、倒卵形。
花期は4-6月。黄緑色であまり目立たない花を咲かせるそうです。
各地の神社の「鎮守の森」によく大木として育っているそうです。注意しておきましょう。
枝葉は乾かして粉にし、線香や蚊取線香の材料(粘結材)に用いるそうです。
ヤマザクラ(山桜) バラ科の落葉高木。
日本の野生の桜の代表的存在。
葉芽と花が同時に開くので、これがソメイヨシノと区別する大きな特徴です。
同じ場所に育つ個体でも一週間程度の開花時期のずれがあるため、ソメイヨシノのように短期間の開花時期に集中して花見をする必要はなく、じっくりと観察できるそうです。
このような多くの種類の木に取り囲まれていますので、これからは折々に花を愛で、味わいながら余生を楽しみましょう。
こんなことを言う年になりましたか。トホホ・・・