府中の大国魂神社あたりを散歩して
京王線府中駅から、南北へ真直ぐ立派なケヤキ並木が通っています。
大国魂神社への参道です。
今日は京王線の府中駅から南へ歩きました。
歩いたコースは、地図の赤線です。多分3kmくらいか。
その、ケヤキ並木の途中に「ふるさと府中歴史館」があり、寄ってみました。
4月18日から5月6日の間、『くらやみ祭』が行われるようで、その準備の様子が垣間見られました。
なんでも、府中最大の祭りで、中でも5月5日の神輿渡御は、都の無形民俗文化財で、
古くから伝えられている武蔵国の祭りだそうです。
パンフレットの写真を転載すると、
暗闇の中で神輿が暴れたそうで、ときにはけが人も出たそうです。
また、府中市は甲州街道の4番目の宿場町で、
府中宿は大国魂神社を中心に、東側が新宿、西が番場、南北に本町があり、その角に高札場(札の辻)があったそうです。
この高札場は五街道でも、ここだけが現状を保っているそうで、貴重な存在です。
この度は見ることができませんでしたが、次回は是非伺います。
「歴史館」のパンフレットによると、
「・・・宿場には旅人と荷物の人馬による継ぎ送り業務を担う問屋場が置かれ、
要人のための公用宿泊施設として本陣、脇本陣が用意されていました。
また、・・・府中宿には旅籠屋が大小合わせて29軒、
一膳飯屋、茶屋、菓子屋、髪結い、湯屋、質屋、荒物賞等々58業種142軒の商家があったことが記録されていて、
三町の人口は2,762人となっています。
旅籠屋の数でいえば甲州街道では八王子の横山宿に次いで2番目に多い軒数です。・・・」
そして、更に歴史館には、古銭に入った甕やその説明パンフがありました。
パンフ『常滑焼大甕に入れられた多量出土銭』によると、
「・・・(ケヤキ並木通り西側あの宮西町で発掘された)2基の大甕は
地面に穴を掘って甕を正位に据え、多量の銭を満杯に収めた上に
片岩を丸く加工して作られた蓋石が被せられた状態で見つかったもので、
2基は約4.5m離れていました。
この甕の中には総数60,026枚の古銭が納められていたもので、
もう1基の甕から出土した90,427枚を合計すると総数15万枚という膨大な量です。
納められた銭種は永楽通宝などのいわゆる渡来銭で、その大半が中国で作られたものですが・・・
この銭と甕が15世紀前半以降に埋められたことがわかります。 ・・・」
さて、今のお金にすると、いくらぐらいなのでしょうか。
よく解らないが、3~4000枚で1両らしい。
すると、15万枚は30~40両くらいか? 鬼平で読む金高では大した金額ではなさそうだが・・・
そのうち、調べておきましょう。
さて、ようやく歴史館から出て、すぐ前の大国魂神社にお詣りしました。
お参りするのは、始めてです。
左側には鼓楼がありました。太鼓をたたいて時を知らせたようです。
大変珍しいものです。
本殿横には、東京の地酒がズラリと奉納されていました。今日は見ただけです。
それから、東京競馬場の方へ参りました。
途中、馬霊塔があり、歴年の王者らしき名馬の墓が並んでいました。
私には無縁で、それらの生前の様子は解りませんが・・・
そして、安養寺にお参りして、東京競馬場前に出ました。
立派な建物です。競馬場正門前駅から、真直ぐの歩道橋も出来ていました。
駅前には、金色に輝いた馬の像が建っていました。
今日は、競馬はお休みらしく、超閑散でした。
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