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新燃岳(しんもえだけ)噴火

2011-02-11 | 日記
新燃岳(しんもえだけ)噴火が騒がれています

下の写真は、鹿児島空港辺りから展望した噴火前の霧島連山の画像です。


日本列島には108の活火山があります。
108ケとは・・・正に四苦八苦(=4*9+8*9)を取り払う除夜の鐘にあやかりたいですね。

そして、世界の活火山の7%が、面積で0.25%の日本にあるそうです。
ということは、平均して28倍も多い火山大国ということになります。

今年、1月19日以来噴火している新燃岳もその活火山の一つです。

噴煙は3000mものぼり、火山灰や小さな噴石が降り注いだそうです。

気象庁の定義によると、
活火山とは「概ね過去1万年以内に噴火した火山及び現在活発な噴気活動のある火山」だそうです。
 
今回の噴火は、江戸中期の享保の噴火以来だそうで、約300年ぶりです。

その時は一年半も続いたそうですが、同じ轍を踏まないで簡単に済むことを祈ります。

下の地図でもわかるように、新燃岳(1421m)は、韓国岳(1700m)と高千穂峰(1574m)の中間付近にあり、山頂には直径750メートルの円形火口があり、その中央には湖もありました。


鹿児島県と宮崎県境を辿って断面図を作ってみると、


いずれも、月の表面のように噴火の跡が生々しい、険しい山々とのようです。

国土地理院の「電子基準点におけるGPS観測結果によれば、・・・」
下の図にある三角形の基線の距離は、1月26日の噴火直後から縮む傾向にありましたが、2月1日以降、ほとんど変動が無いそうです。


素人目には、山塊全体が火口に向かって絞り込まれていたようですが、噴火で息抜きが出来た直後は落ち着いてきたようです。
大自然の一寸した鼻息も、人様にとっては大変なトラブルになりますネ~!

一寸おかしい! 
絞り込まれたために噴火したのではなく、噴火したからしぼんだのでは?
そうでないと、噴火の予知は簡単に出来るはず。訂正します。


 昨年は、口蹄疫で苦労し、ようやく牛を出荷できるまでになったと思ったら、今度は噴火と鳥インフルだそうですが、ついていませんね。
同情いたします。

二次災害も怖いそうです。

軽くて治まることを祈るのみです。







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