林試の森公園へ散策
以前から行ってみたいと思っていた公園へ、天気もいいので、行ってきました。
総括すると、あまりにも珍しい木が多く、また広いので、今後、何回も行かないと、落ち着いて鑑賞できないような感じでした。
素晴らしい公園でした。
林業試験場の頃、仕事の関係で一度行ったことはあるのですが、そのころの記憶は全然ありません。
先ず、目黒駅から行人坂(大変な勾配の坂道)を下り、五百羅漢さんへ。
そこの大円寺には下の写真のような石仏群があり、説明板もありました。
「明和九年(1772)二月に江戸市街地を焼いた大火があり、火元とみられたのが大円寺であった。
大円寺では焼死した人々を供養するために、天明頃(1781~9)境内に五百羅漢像等を建立したと『新編武蔵風土記稿』は記述している。(以下略)
東京都教育委員会」
行人坂を下ったところに、「椎の木」と「太鼓橋」の朱色の説明板がありました。
それによると
「椎の木は(略)目黒区の木として指定されている。
椎の木は浮世絵師、歌川(安藤)広重(1797~1858)画の(安政4年)中にも描かれている。
水と緑に恵まれたこの夕日の岡一帯は、遠く富士の頂きを望む美しい自然の名勝として椎の木と共に親しまれてきた。」
目黒区内に椎の木が目立って多いようには感じていませんでしたが、これからは注意して見ることにしましょう。
さて、そこから山手通りを下り、羅漢寺にお参りしました。
ここは、元勤めていた会社のオーナー御夫妻が永眠されているお寺です。
生前、ずいぶんお世話になった方で、自然に頭が下がりました。
ここの305体の木像は都の指定文化財にもなっています。
その奥が、目黒不動です。
五色不動(目黒、目白、目赤、目黄、目青)の一つとして、古くから信仰されてきたそうです。
ここのスズカケノキ(一名モミジバ)は豪壮なものでした。
スズカケノキ(鈴掛の木) スズカケノキ科
実が鈴に似ていることからこの名前が付いたそうです。
威風堂々とした木ですが、それに可憐な薄黄色の花が咲いていました。
明治33年(1900)、目黒試験苗圃として発足し、その後林野庁の「林業試験場」になり、
それが筑波学園都市へ移転と共に、その跡地を「都立林試の森公園」に生まれ変わらせて現在に至っています。
園内には、初めて聞く名の珍しい木々が多く、はじめ丁寧に写真を撮っていましたが、その数が多く、
下調べをしながら、何回も訪れないとどうにもならないと気が付きました。
今日は、そのうちの2,3のみをメモることにします。
先ず、ナナメノキです。
説明板には
「暖地の山地に生え、高さ12mほどになります。
【特徴】 葉は楕円形で、先はやや尾状にとがり、ふちにはまばらに浅い鋸歯があります。
やや革質で表面にはつやがあります。実は直径約6mmの球形で赤く熟します。」
何回も観察しないと、この名前の由来を含めて、よくわかりません。
シナユリノキ
左がシナユリノキで右がユリノキです。
私にはチンプンカンプン・・・わかりません。
説明板によると
「(シナユリノキは)ユリノキに比べて、 葉は長さ約15cmとやや大きく、縁の切れ込みは深くなっています。
花はユリノキよりも小さく、花弁の長さ3~4cmで、外側は緑色、内側は黄色です。」
この違いも、チンプンカンプンです。
それに、まだ花が咲いていませんでした。
先日、代々木公園入口には、素晴らしい花が咲いていましたが・・・
そのほかにも、珍しい木に
チンタオトゲナシニセアカシア とバカ長い名前の木や
トチュウ
ヨコグラノキ
クロキ
カイノキ(湯島天神に もありました。孔子の木です。)
ユサン
アメリカトネリコ
・・・
ひとところ、地面一杯に白い綿毛のような ものが広がっていて、奇妙に感じ、
帰ってから、公園管理事務所へ電話で聞きましたら、「リュウジョ」という柳の木の一種の花が散ったものだと
丁寧に教えてくれました。
近くに柳の木があったかな~と疑問には思いましたが、これから何回も行って調べることにしましょう。
いずれにしても、飽きさせない公園でした。
そのうち、つくば市の林業試験場にも行ってみるつもりです。
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