地図を楽しむ

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普天間基地周辺の地図

2010-03-25 | 日記
普天間基地代替施設移設先候補地の地図

先の自民党政権と米国が同意した「キャンプシュワブ沿岸部への移設」案を、今の民主党政権は修正しようとしています。

それは、地元住民が反対しているからとしていますが、多分、鳩山さん自身が、安保条約見直しを目論んでいるからなのではないでしょうか。
アメリカも海外の基地見直しを検討し始めている時期だけに、ゼロベースに立ち返って見直すことは賛成です。

下の図は、現在の普天間飛行場周辺の地図です。



上の図や下の航空写真に見られるように、基地のすぐ近くまで市役所や国際大学を含め、多くの民家が建ち並んでいます。
危険でもあり、騒音が大変でしょう。

米軍は基地の賃借料として年間61億円(一所帯平均16万円?)を土地所有者に払っているようですが、それでも、市として返還を求めています。




                     (宣野湾市のホームページより転載)


政府は、普天間飛行場周辺の、住民の危険性を取り除くために、

宣野湾市の米海兵隊普天間飛行場を、
1)、他へ移転するか、または全面廃止するか、
2)、移転するとなると、何処にするか
3)、最近は、普天間基地の継続使用案もちらほら・・・

下の図は、3/23の移設先の政府案の地図です。


(日経Web版より)

① キャンプシュワブ陸上案
② ホワイトビーチ沖合案
③ 徳之島の自衛隊基地使用案・・・県外案として一つはという意味か?
④ 普天間基地の継続使用案・・・これは、苦肉の策で
米軍部隊を普天間に残したまま、(臨戦時のために)
1) 訓練は自衛隊基地に移動(訓練移動)
2)  プラス+ 米軍ヘリ拠点も自衛隊基地に移動(機能移動)
3) そして、有事には普天間基地の使用を許可する。

しかし、いずれにしても、2014年には普天間基地返還完了の約束を日米政府は設けています。
宣野湾市の広報誌を見ても、跡地利用計画を検討しています。

さて、この問題は、鳩山政権の山場ですね。
これを何とかクリアーすると、
人気も持ち直し、夏の参議院選挙も上手くいくのでは・・・

そして、次に控えるのが
社会保障の全面改革と、北方領土問題では?
このブログでも、北方領土問題を遡って調べてみたいと思っていますが・・・