地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

ルノワール展を観て

2010-03-17 | 日記
ルノワール展を観てきました。

新しくできた、国立新美術館です。




勿論、独りではなく、友人(ルノワール展を観るのにピッタリの女性)と一緒ですが・・・

「地図を楽しむ」テーマですので、チケット裏面の案内図(下の図)を載せました。



乃木坂駅から外へ出ることもなく、そのまま館内に入ることができました。

シンプルに整理された、一見簡単な略図のようですが、案内は的確で、無駄がありません。これぞ、「案内図」です。

初めて館内を訪れました。下の写真はそのパンフレットの表紙です。



展示は、
①、 ルノワールの旅・・・「団扇を持つ若い女」(漢字の入った日本の団扇。たぶん、黒田清輝の「湖畔」が参考になったのでは?)、「アルゼリアの娘」「麦藁帽子を被った女」・・・

②、 身体表現・・・ふくよかな肢体の魅力が、如何なく表現されていました。これぞ、ルノワール!! 「岩の上に座る浴女」「椅子に座る女」「麦わら帽子の少女」「浴女」「水の中の裸婦」「水浴する女」「横たわる裸婦」「花飾りの女」「帽子の娘」「泉」「泉による女」「勝利のブイーナス」「勝利のビイーナスのソルト」「可愛い洗濯女」「ヴェールをまとう踊り子」「裸婦」の19点。一番印象に残った絵は「水の中の裸婦」でした。

③、 花と装飾画・・・「縫い物をする若い女」以外は印象に残っていません。もう大分疲れていたためでしょう。

④、 ファッションとロココの伝統・・・「りんご売り」「野原で花を摘む娘たち」「花飾りのある帽子」「赤い服の女」・・・

もう一度、今度は独り寂しく見に行きましょう。

ルノワールの絵は、圧倒的に豊満な体つきの若い女性が多いですね。
それと、輪郭が鋭利な線でなく、ぼんやりと、やわらかい線です。
背景はなお更です。

大変、楽しい絵画展でした。ちょっとジョギングして観にいけるところにあるのは幸せです。
これからも、チョクチョク覗き見に行きましょう。

先に、このブログで、「全国に、五つも国立美術館を造るとは、函物だらけで、けしからん」という感想を書きましたが、取り消します。