こないだの日曜日は、
「映画を観て話しませんか? 節電・原発・これからの暮らし
『ミツバチの羽音と地球の回転』上映会 in 和光」で、
20数年ぶりに、TVやDVDなどでなく映画を観ました。
上映会については、
http://www.ksyk.jp/honeybee/にあります。
「『ミツバチの羽音と地球の回転』上映実行委員会 in 和光」として、
NPO法人わこう子育てネットワーク(パパ組)を中心に、
和光市民の有志の方々が、自主上映会を行ってくださったのでした。
委員会代表の方の思いには、
「『つぎの羽音』はあなたから...
...これからのエネルギー利用について、...これまでの暮らしをあらためて見直す一つの材料として、上映会を開催し語り合う場をもうけようと、和光市内の子育てパパ&ママが動き出しました。
まずは観て、自分の思いを語ってみる。そんな『ミツバチの羽音』のような小さな動きが、持続可能なエネルギーを促すきっかけとなり、また、対話のある地域づくりにつながればと思います。」と。
「ミツバチの羽音と地球の回転」の映画は、
http://888earth.net/です。
一応、核開発について、
(→”原子力の核を知る1”)など、
最低限ぐらいは知ってから観たのだと思います。
そうでないと、原子力発電所の何が問題なのか、
埋め立てと温排水による、環境と生活への影響だけに抑えている?この映画だけでは、
私は、分からなかったと思います。
色々思うところはあるのですが、エネルギー政策などに限らず、
個々人が状況を理解して判断して、自己で責任をもって行動するというトコが、
映画に出てくるスウェーデンの方々ができて、
我々があまりできていないことが、やはり大きい気がします。
安全は誰かに判断してもらうものではなく、自分で判断するモノですよね。
大人(親や先生...)の言うことは信用して、
言うことに従う子が良い子?では、
社会に出るまで、自分の考えを持ち表現することは、ほとんどできないですよね。
映画の中で、電力会社や国の人も出てくるのですが、
核(原子力)開発がやりたいようには、全然みえないです。
大人というか組織というか上部というかの下で、
自分の考えでなく、その自分の立場にきちんと従い行動する人が、
仕事のできる人?といわれるような気がするのです。
1人の人で、私的な意見と公的な意見が異なるのは、異常なことのハズですが。
私には、日本では、半世紀近くもの間、
核(原子力)開発は、やりたいと思う人がいないにもかかわらず、
方針転換して、エネルギー政策や国際関係を調整し直すと言い出す人が、
誰もいなかっただけというか、大きな大きな問題になっているように、思えます。
核開発に限らず、社会保障その他、
変えられなくて長年問題として積み上がってきているものが、ありますからね。
そういう意味でも、私も、若い人たちの羽音に気づかないとですよね。
もひとつ、
スウェーデンのオーバートーネオは、エネルギーだけでなく産業に対して、
技術や資金などは、生活とは切り離して、世界中から集めるような、
北欧らしい?とても合理的な考え方なのだと感じます。
対する?日本の祝島は、義理人情の人間くさい?、
自給自足的な、日本の地方らしい?考え方なのだと感じます。
これを並べたのも映画の意図だと思うのですが、
私には、国民というかの生活背景や価値観が違いすぎて、
日本でスウェーデンの真似は、できそうな気がしませんでした。