くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

大きな絵の展示設営

2022-10-25 | デザイン建築の活動



無事に、4,095×1,820mmの絵の組み立てと、吊り上げができまして、ホッとしました。展示用の設備の無い狭いスペースなので、組み立て設置の手順も慎重に…の作業でした。

"ハムハウス" さんの半地下スペースで、"ぷるすあるは" さんのシンプルな展示と絵本の紹介が、10/25(火)から1ヶ月間ほど行われます。ライブペイントで製作された大きな絵を、これまでにない、横に立つような近い距離感で、細かいトコまで観ていただけます。

"[10/25-12/4] 作品&本棚設置「ぷるすチアキのアンダーグラウンド」@ハムハウス・大宮"
https://kidsinfost.net/2022/10/14/pulusubook-3/
"ハムハウス"_Twitter
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色見本帖とCMYK

2022-06-12 | デザイン建築の活動

未だ、たまに出番がある、30年前のCMYK色見本帖。奥にしまってるのでまだ使えてます。多少、紙の黄変やインク色の変化はあったとしても…。印刷されたカラーの、CMYK値のあたりを付けるのに使ってました。RGBのようにスマホではいかないようです。

久しぶりのデータ入稿対応で、PDFの普及で対応データ幅が広がったのかと思いきや、そうでもないんですね。ペーパーレスでRGBを前提のPDFのカラーを、オフセット印刷用のCMYKに最適化変換してくれる、アプリとかないんですかね。単純演算だと印刷用CMYKには向かないので、そこはAIさんで、墨ベタやインク量などオフセット印刷向きにCMYK値を判断してもらって。

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ドアのオシッコ対処

2022-02-26 | デザイン建築の活動

少し前に、とあるお宅の玄関ドアの補修と改良の作業をしていました。猫さんと暮らしているお宅で、その中に玄関ドアに向けてオシッコをする猫さんがいます。玄関ドアが木製で、通常の塗装がされただけのタイプのため、日々繰り返しのオシッコが塗装を染み通って、ドアの木自体が傷んでしまいます。2年ほど前に、傷んだ部分を削り取って再塗装をしたのですが、完全に防水できる訳ではないので、また同様に傷んでしまいました。

そこで今回は、ドアの傷んだ部分の補修再塗装に加えて、オシッコがドアに直接かかるのを防ぐように、プラ板を張ることにしました。プラ板は、オシッコへの耐久性と価格から塩ビ製として、カラーは選んでいただいた、ドア色に近い半透明のブロンズ色で、厚は1mmにしてします。


塩ビ板の横幅は、ドア枠の戸当りに当たらないサイズとし、縦幅はオシッコが越えない高さで、ドア意匠の凹凸への納まりに違和感の少ないサイズにします。約810mm×530mmほどになりました。これだけでは、勢いよくかかったオシッコが横方向へまわってしまうので、両サイドに返しとなる塩ビのL型アングル(10.5×10.5mmチョコ色)を強力両面テープで貼り付けます。下部側が短いのは、沓摺り(くつづり)を避けるためです。

この返しを利用して、返しの外側となるアングル部に、塩ビ板固定用のビスを留めます。塩ビ板上部の固定ビスは、アングルが無いので、止水と動きを考慮してゴムワッシャーを挟んで留めます。オシッコのかかる塩ビ板下部は、ビス留め無しです。


塩ビ板はドアに固定する際に、オシッコがドアへ回り込まないよう、塩ビ板の下部はドアより数mm下へ突き出します。さらに、塩ビ板の下部をオシッコがつたう際に、ドア真ん中側へ流れるよう、塩ビ板の下部は2mmほど逆山型に加工しています。


玄関ドアを閉めた状態だと、こんな感じになります。早速、新しく付いた何かを確かめに?、猫さんがやってきました。写真の猫さんは、玄関ドアにオシッコする猫さんとは別の猫さんですが…。

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絵画展用のランバー板

2021-10-13 | デザイン建築の活動

少し前ですが、絵画展「いろんなきもち だいじょうぶ。ぷるすあるは絵画展&高次脳機能障害って?」で、展示用のお手伝いと共に、展示用のランバー板を用意してました。会場の壁パネルがピン刺し不可のため、小さいサイズの絵を複数枚、代わりにピンを刺して掲げられるように、絵と壁パネルの間に吊るす板です。


ピンが刺しやすい材の中で、枠を組むなどの作業が必要無い12mm厚のランバーコア材として、そのままで表面の見栄えの良いシナ材を選びます。サイズは、車での運搬や搬入を考慮して、3×6板を1/2にカットした約910×915mmを基本単位としてます。切断面も気にならないので、木口用テープも省略してます。


このランバー板の裏面に、壁パネルのワイヤーフックで吊るための吊り金具を、2コ付けてます。ワイヤーのフックが、見えないよう隠れる位置に面付けするので、それに対応できるスガツネのAP型ハンガープレートを使ってます。

また、ワイヤーフックで吊った時に、構造的に壁パネルには密着はせず、どうしても浮いてしまいます。その状態でピン刺し作業をすると、揺れ動いてバタンバタンしてしまうので、それをできるだけ抑えるため、30mmのゴム足を四隅に付けてます。白色のゴム戸当りを利用しています。




会場で壁パネルのワイヤーフックに吊った様子です。まだ、壁パネルからの浮きを調整する前ですが…。掲げたい絵の枚数などから、写真のように、ランバー板を横3枚×縦2枚をくっついた状態に吊ります。ここに作家さんの方が、自らピンを刺しながら絵をレイアウトしていくので、一番上でも手が届く高さ、全体的には低めにランバー板を吊ります。


実際に、絵を掲げた様子です。こんな感じに、壁の面全体でイメージを伝える展示になりました。

「いろんなきもち だいじょうぶ。ぷるすあるは絵画展&高次脳機能障害って?」_ぷるすあるは
https://kidsinfost.net/omiya/
"さいたま市高次脳機能障害者支援センターについて"_さいたま市
https://www.city.saitama.jp/002/003/008/sennta-.html

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ドアクローザー修理

2021-05-02 | デザイン建築の活動

先月、知り合いの方が、ご自宅玄関ドアの、ドアクローザーが外れてしまったとのことで、ちょっと直しに行ってました。玄関は木製で、アーチ形状のガラスの欄間が付いてますが、年月を経て少し傷んできている感じでした。玄関ドアは、木製の枠に木製ドアを取り付けてあり、ドアクローザーは後付けされたようです。そのドアクローザーのアーム側の木枠への固定ビスが、開閉の繰り返しで緩み、気付かなかったため抜けてしまったようです。

ビス穴が広がってしまっているので、アームと固定金具を一旦外し、金具の取り付け位置をずらして、ビス固定をし直します。ずらしたことで本体とアームの位置関係が変わっているので、アーム長を調整して固定金具とつなぎます。ドアクローザーは、ドアを閉めた時に、写真左側のアームが、水平かつドアと並行になっていることが、正しく機能しているか判断の目安になります。

最後に、各部の緩んでいるビス類を締め込み、ドアの開閉速度を調整して完了です。玄関ドア全体の交換はそれなりの費用もかかるので、もうしばらくこの玄関ドアでも大丈夫そうです。

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リフォーム用フロア

2021-03-20 | デザイン建築の活動

厚さ1.5mmと薄い、リフォーム用フロアだそうです。写真はもらってきた端材です。薄いけれどしなやかにとても丈夫で、下地の凹凸の影響も小さく、でもカッターで切れる…と、なるほど、よく考えるものです。従来の一般的な住宅では、洋室のドア敷居段差が3mm程度なので、十分そこに納まる厚さです。

表面は、一般的なフローリングと同じ感じですかね。薄さとリフォーム施工手間からか幅が広めなので、板目の表情の強めなプリント柄で、差別化を図ってる感じですかね。CF(クッションフロア)のように凹んだり破れたりが無いので、賃貸住宅の床張り替えに使うこともあると、工事屋さんは話してました。材料コストはかかりますが、手間はCFとさほど変わらないようです。

「1.5mmリフォームフローリング USUI-TA[ウスイータ]」_Panasonic
https://sumai.panasonic.jp/interior/floor/lineup/flooring.php?name=usui-ta
※写真は、前モデルの「1.5mmWPBリフォームフロアー」です。

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リーフレット棚取付

2021-02-13 | デザイン建築の活動

少し前、北浦和の "マーブルテラス" さんで、リーフレット棚の取付作業をしてました。店内の壁に、リーフレットを面出ししてたくさん並べられるようにしたい、とのことで、色々検討した結果、クリアの壁掛けケースをズラっと並べることになりました。写真では4段ですが、現場で5段に追加になり、最大35枠が並ぶリーフレットケースはなかなか壮観です。


採用したケースはポリスチレン製で、無理な負荷が加わると割れてしまうため、ガッチリとは固定しないようにします。なので、このケースの形状(付加機能のために背面に凹凸がある)と引っ掛け穴があるのを利用して、ダルマ鋲×2にケースを引っ掛けるだけにしました。ダルマ鋲とすることで少し壁から浮き、背面の凹凸が壁に当たらなくなります。ケースの最下部だけが壁に接触するので、そこにクッションテープを貼り、壁の塗装を傷めないようにします。


ダルマ鋲は、石膏ボード下地の合板まで刺さるよう、針長20mmのものを使っています。ケースは引っ掛けてあるだけなので、場所の入れ替えや、外して別な物を壁に掲示することも簡単です。取付作業としては、70本のダルマ鋲を刺すので、作業効率と精度を高めるため、写真のような板と画鋲による治具を作って、水平器と組み合わせて作業しました。下地合板に鋲を刺し込むのも手だけでは大変なので、1mmドリルで下穴を開けてからグリグリ差し込んでいきましたが、それでも指は痛くなりましたね…。

"マーブルテラス"_クッキープロジェクト
https://www.cookiesproject.com/

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換気の基準と判断と

2021-01-19 | デザイン建築の活動

先月、何ヶ所かの換気量の計算をする機会がありました。いずれもテナントスペースで機械換気設備があるので、給気状況のチェックと合わせて、その換気量をP-Q線図などから推計し、厚労省の通達に基づき、人数制限や自然換気(窓開け等)の要不要を判断します。夏前にも話題になりましたが、暑さよりも寒さの方が、居室環境としては厳しいですよね…。


概ね、機械換気で、ビル管法の基準、必要換気量一人あたり毎時30m3(元は、室内CO2許容濃度0.1%の基準)を満たすようにして、不足する場合は、自然換気(窓開け等)の併用や、在室人数の制限を行うようにする…のだと思います。要は、ビル管法の適用を受ける特定建築物(必要な設備があり、かつ、適正に維持管理されている)では窓開け等は不要で、それ以外の建築物でも同じ水準を満たすように、利用者数に合わせた換気を確保するように、ということかと思います。

この基準は、"SARS-CoV-2" 対策と思うと、当該室内へのウィルスの入り込み方など、引っかかる点もありますが、そもそもの "室内CO2許容濃度" と思うと、人が集まったり活動する室内空間では、実はほとんど満たされてる(ハズの?)レベルの必要換気量なのですよね。

「換気の悪い密閉空間」を改善するための換気の方法_厚生労働省
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/000618969.pdf

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透明PET板の衝立

2020-12-20 | デザイン建築の活動

先月ですが、COVID-19対策の一つとして、透明PET板によるパーティション(衝立)を製作してました。およそのサイズは、W950mm×D500mm(脚部分)×H990mmです。透明PET板(写真は、一部ピンク色の保護フィルム付のまま)900mm×900mm 厚3mmを、多少ベコベコしますが分割枠を入れず、1スクリーンとした衝立としています。

使われる場所の特性から、ハイハイの赤ちゃんでも向こうが見えるよう、枠の下端は低くし、でも手などを入れないよう枠下の隙間は無くしています。EVAマットなど柔らかい床の上に置かれる想定で、接地面積を大きくしたべた足の設計です。塗装も、100%荏胡麻油から作られたオイル塗装で仕上げています。


脚は2×4材をH型に組んでいます。その上に、ヒノキ(節有の汎用材)の枠材を組みます。加工性と強度を高めるため、縦枠を脚の外側で挟むような納めにしています。


技量上から難しい嵌合は避け、ビス・ダボ・接着併用でビス頭は見える納まりとして、枠の四隅には歪み止めを入れてます。押縁は反りをなるべく避けたいので、ヒノキの無節材です。PET板のため、破損して交換することはほぼ無いと思いますが、木材もPET板もそれぞれ伸縮があるので、ガッチリは固定せず、クッション材を奥に敷いて押縁で挟むだけにしています。

納品で、ウチのフリードスパイクに積み込もうとしたら、リアゲートの開口高さ(1,000mm?)に超ギリギリでセーフ…でした。

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