くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

ノンステップバスを

2005-10-31 | 地元地域の活動

昨日は、さいたま市の交通バリアフリーフェスタ2005へ。
バリアフリーフェスタは、今年が1回目。さいたま市交通バリアフリーイベント等実行委員会の主催。事務局というか発案者は、さいたま市の都市施設課。
参画団体に、行政や交通事業者、メーカー、障害者団体など様々な方々が。
実行委員会にも出席したので、その様子は8月27日の記事を参考に。
上の写真は、メーンステージとイベント看板。
メインステージで、市の基本構想の報告や、講座やアトラクションなど。
ブースでは、バリアフリーの相談やPR、模擬店や授産品の販売など。
第2会場では、福祉車両などの展示で、バスやタクシーなどから信号機まで。
参画団体側も様々な方々なのだが、ステラタウンというイトーヨーカ堂などでにぎわうところで行われたので、さらに様々な方々が加わって。


その中で、バスを。じっくり見て乗れる機会なんてなかなか無いので。
国際興業、東武バスウエスト、西武バスが1台づつ。その中の1台を。
このバスは、ハイブリッドで、屋根の上にバッテリーを積んでいる。
前面に、国土交通省の標準仕様ノンステップバスの認定ステッカーなるものが。


ノンステップバスの車内。中ドアあたりからしゃがんで前を。
椅子の下の固まりは前輪部分。この上の座席が山の上のように見える。
昔の標準床高さは、前輪の黒っぽい部分とグレーの部分の境目あたりだったのでは。
そうすると、低床の無い時代に比べて、50cmくらい床が低くなったのかと。
一方で、運転席は視界確保?で少し高くなっており、料金箱もかさ上げされている。
車両設計者と製作者の色々な苦労が見えるような気がする。
車内のつかまり棒はオレンジ色。降車ブザーは、黄色でふちどり。
車内のつり革は、2本ベルトタイプで、ぐらぐらしないもの。


乗降はスロープタイプ。床下に収納されていて、せり出して使う。
バスの乗降は、道路との関係が非常に重要。様々な道路状況にどう対応するか、バス会社では色々考えているらしい。
道路は行政が、車両はメーカーが考えているけど、実際使うのはバス会社なので。
このスロープは長さ1.5mくらいあるので、乗降に使う幅(歩道など)が2.5mくらいないと使えないらしい。
最近、セミフラット型の歩道がバリアフリーで広まっているが、バスなどの車両の乗降には、従来の高いタイプの歩道の方がノンステップを活かせるらしい。
セミフラット型は歩道が低いので、車高調整でニーリングといって乗車側の車高を落とすのだけど、縁石は高さ15cmあるので、縁石の切り欠きが狭いと、このタイプのバスは、床下のスロープが縁石に当たって出せないらしい。その結果、ニーリングしないで対応することもあるそうで。

バスベイも単純に平面的に凹ましただけでは、うまく歩道に寄り付けないらしい。
結果、歩道から1回車道へ降りて、それからバスに乗るという無駄な労力が。
で、切込みテラス型バスベイという、平面的な凹みが2段になって、進入部分は奥行きが深く、乗降部分は奥行きを浅くしたタイプなどを考えているそうである。

セミフラット型とは、道路の歩道のつくり方の形のことで、歩道が車道より5cm高いタイプ。縁石は15cm。今年から新規や改築の道路は、このタイプが基本に。
従来(マウンドアップ型)は、歩道は車道より15cm程度〜高いタイプ。
くわしくは、国土交通省のHPなどを参照ください。
http://www.mlit.go.jp/road/press/press05/20050203/20050203.html
バスベイとは、広い道路などに見られる、歩道側に平面的に凹ましてつくった、バスの停車スペースのこと。

大宮北養護の北養祭

2005-10-30 | 地元地域の活動

昨日は、はあとねっと輪っふるで、デイケアノイエのメンバーの方々と、埼玉県立大宮北養護学校の文化祭、第19回の北養祭へ。左の写真は、パンフの表紙。
大宮北養護学校は、http://www.kitayou-sh.spec.ed.jp/です。
はあとねっと輪っふるは、http://saitama-toyopet.net/です。
大宮北養護学校の先生が、輪っふるの世話人にもなっていたり、高等部の生徒さんが、輪っふるのアルバイトに来ていたりするので。
最近では、10月8,9日のモーターフェスタに、生徒さんがアルバイトに来ていた。
10月9日の記事に少し載せてます。
普段の学校の雰囲気などを感じに。あまり行く機会がないので。

大宮北養護学校は、さいたま市の北端の奥地。車が無ければたどりつけない。
周りに何もなく、畑や野原や雑木林が広がる。
普通に高校の文化祭をイメージしてたら、やってるのか分からないくらいひっそり。
関係者だけっていう感じなのかな。街中なら、他にも立ち寄る人がいそうなのに。
右の写真は、入口。「ぼくの手、わたしの手からみんなへ」と、横幕が。
昼過ぎに着いたので、最後のステージ発表にギリギリ。なんとなく学芸会風。
廊下や教室に展示もされているが、図工とか美術の作品展示が中心。
普段の生活の感じは、残念ながらあまり分からず。
それでも校舎の雰囲気は少し。廊下が少し広く、教室の入口が引き戸で、廊下と教室との間に窓が少ないので、やや病院風な印象。
後付け空調の太い丸いダクトが、外壁と廊下を通っていて、物々しい感じ。

養護学校は初めて。養護学校は本当に未知の世界である。
存在を知らない方も多いのではないだろうか。
こういうことは社会科で教えておいてほしいものである。最近はどうなんだろう。
私も良く分からない。分からないことをあげると、
養護学校は全て県立。養護学校は、障害の種類?によって学校が別れている。
ちなみに、大宮北養護学校は、知的障害養護学校なのだそうで。
小中高一貫システム?。小学部、中学部、高学部という名称で呼ばれる。
大宮北養護学校の中学部の日課表をみると、保健体育、生活単元学習、作業学習で週の80%以上を占めている。
生活単元学習、作業学習って...何しているのだろう。
○○班というクラス分け?がある。大宮北養護学校では、窯業班、木工班、紙工班、縫製班、農業班、園芸班、コンクリート班、生活コース...?。
この班分けというかコース制は「社会(職業)生活力の獲得をめざし」ってHPにはあるけど...こう職業って世の中にあるかなあ。授産とか作業所にはありそうだけど...。
今度、養護学校出身の方々に教えてもらわねば...。

モーターフェスタへ

2005-10-09 | 地元地域の活動

昨日は、2005モーターフェスタの様子を見に、埼玉スタジアムへ。
正式名称は「2005埼玉県新車ディーラー交通安全チャリティーモーターフェスタ」と長い...。
交通安全チャリティーの意味は、すいません、よく分かってません...。
左の写真は、その会場の様子。
埼玉スタジアムの北駐車場を利用して行われた。
埼玉県内の自動車ディーラーが集まる、新車と中古車の販売イベント。
JAFなどの参加や、車の整備アドバイスなども行われている。
各社の福祉車両が約20台くらい、これだけ一度に見れるのはなかなか無い。

そこに、はあとねっと輪っふるのある埼玉トヨペットも参加しているので。
入口で会場案内のチラシを配るアルバイトがあり、そこで養護学校の生徒の方や障害者のメンバーが働く。
右の写真は、そのスタッフジャンパー。蛍光の黄色、まぶしいくらい。
養護学校の生徒の方は、今年は高校1年生で、このようなアルバイト自体、全く初めてなのかなと。
自分の役割を与えられて、事務局の方との仕事のやりとりや、来場のお客さんへの挨拶やチラシの受け渡しなど。
全く初めて合う人たちと、いっしょに何かをするという、貴重な経験なのかと。
裏を返せば、こういう機会でないと、なかなか経験できない生活なのかなと。

埼スタは、公共交通が不便なのは承知の上で、公共交通で行った。
サッカーの無い普段は、定期バスが浦和駅へ1時間に1本のみ。
道路が混むエリアなので、かなり時間がかかりそうなルート。
埼玉高速鉄道の浦和美園駅から歩くことにする。
最寄り駅の東大宮から乗って、乗り換えをして南浦和、武蔵野線で東川口へ、そこから埼玉高速鉄道で浦和美園へ。
浦和美園駅から埼スタ入口まで1.2km、15分くらい。歩いてる人は2、3人。
入口から、北駐車場までスタジアムを約半周で、都合約2km、20分ちょっと。
結局、ウチから会場まで、約1時間40分くらい...。
車で行けば、約20分くらい。どうしたって車依存になるわなあ...。

輪っふるの稲刈りへ

2005-10-03 | 地元地域の活動

昨日は、はあとねっと輪っふるの稲刈りで、鴻巣の田んぼへ。
総勢約70名くらい。様々な方々が。
OMIYAばりあフリー研究会の障害者やスタッフ、NPO法人彩の子ネットワークのお母さんお父さん子どもたち、シニアライフ研究会のシニアの方々、養護学校の生徒さんや先生、埼玉トヨペットの方々、その他個人の方々...などなど。

左の写真は、6月に投げ植えした稲の穂。
田植えは、左下のカレンダーから、6月18日の記事を参照してください。
素人には十分実っているように見えるが、まだらしく、残念ながらあと10日ぐらいしないと刈れないそうである。
稲と関係なく、社会的なスケジュールの都合で、別な田んぼの稲刈りとなる。
右の写真は、稲刈りの風景。
良い天気だったが、10月なのに暑い。
周りも見渡す限り田んぼなので、気持ちがよい。
あちこちで、刈った後の田んぼを焼く煙が上がっていたりする。
田んぼの外周部を、まずコンバインで刈って、人の降りるスペースを作ったら、そこから人手で刈る。


左の写真は、電動車イスから稲を刈る様子。
今回はよい天気が続き、田んぼが結構乾いているので、電動でも手動でも田んぼに降りても、そこそこ移動もできる。
鎌は、のこぎり鎌という、ギザギザの刃のついたモノを使う。
コツや力がいらず、素人でも刈りやすい鎌。
ただし、怪我しやすいので、扱いはより注意。
右の写真は、稲の刈った跡。
背の低い刈り跡は普通の刈り位置。背の高い刈り跡は電動車イスからの刈り跡。
手の届く範囲で、できるだけ低い位置が、このくらい。


写真は、田んぼに多量にいるカエル。体長は4cmくらいで小さい。
刈ったトコからどんどん出てくる。踏みそうなる。
今年は、小さい虫も相当たくさんいた。
稲を動かすたびに、ほこりのように舞い上がる。
半袖で稲を扱っていると、腕がかゆくなってしまう。

お昼は、鴻巣の農家の方のお米で、みなでおにぎりを食べる。これがおいしい。
これを楽しみに来ている人も多いのだと思う。
今年は日曜日だったので、埼玉トヨペットの社長さんも、終日参加。
コンバインを運転したり、おにぎりを作って配ったり。
普通の車より、コンバインの運転の方が楽しいとのことであった...。